投稿日:2022.10.9
矯正治療の流れをご紹介します!
みなさん、こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です(*’▽’)
矯正治療が始まると、月に1度は調整のために通院する必要があります。
現状がどの段階で何を調整しているのか専門的観点から把握している方は少ないでしょう。
しかし内容を理解した上で矯正治療を行っていると、調整をする度に痛みますが、
「今回は前歯を後ろに下げているから頑張ろう」「噛み合わせの調整をしているからあともう少し」
などポジティブになれるので、矯正期間中のモチベーションが違ってくると思います。
今回はちょっと専門的ですが、
矯正治療の流れについて説明していしますので、参考にしていただければ嬉しいです(*^^*)
目次
小児矯正の治療の流れ
6歳から12歳頃までの永久歯に生え変わる時期の歯列矯正を「小児矯正」といい、
顎の骨の成長を利用して矯正を進めていく方法です。
2段階あり、原則として永久歯の噛み合わせがきちんと確保できるまでですが、
矯正治療にかかる期間は個人差がかなりあります。
フェーズ1
歯並びが乱れるのは、顎骨の狭さや上下顎のバランスが悪いのが原因です。
根本的な原因を改善するために、顎の骨の成長を利用して顎骨を広げたり、
バランスを整える土台作りをします。
永久歯が正常に生えるスペースを確保し、歯並びや噛み合わせの乱れを予防します。
フェーズ2
永久歯が生え揃ってから改善点がある場合に、矯正装置を装着して歯並びを整え、
咬み合わせを完成させます。
フェーズ1で治療を行っていると、スペースは確保されているので
抜歯をせずに矯正治療をできる可能性が高いです。
しかし、必ずしもフェーズ1を行わないといけないわけではなく、
フェーズ2から矯正治療を始める方もいます。
フェーズ1からフェーズ2に移行した方がスムーズに治療を行えるので、
負担や費用を抑えることができます。
セットで治療していただく方が望ましいですが、
トータルの矯正期間が長くなったり、
矯正方法によっては矯正装置の装着時間を守らないと効果が出ないため、
本人の治療への理解や努力が必要になります。
ストレスに感じてしまう方もいるので、お子様の現状や保護者様の希望などを
しっかりとカウンセリング・診断してもらい、治療の必要性や開始時期を診てもらいましょう。
本格矯正治療の4段階(治療の流れ)
抜歯をした場合の一般的な流れを、重要性と併せて説明していきます。
Step1 アライメント
歯を並べる工程です。
矯正治療で最初に行うステップで、「レベリング」ともよばれています。
凹凸や傾いて乱れている歯並びを整えて、綺麗なアーチ状に排列します。
アライメントは歯の隙間や咬み合わせの改善はできないですが、
綺麗な仕上がりになるかどうか左右する重要な土台作りです。
矯正治療を始めたてなので、歯が動く痛みに耐性がなく強い痛みに感じてしまいますが、
歯並びが平滑化するだけで印象は変わるのでモチベーションが上がると思います。
ワイヤー矯正は前歯のがたつきから治していくのでもっとも変化がわかりやすい矯正装置とも言えます(^_-)-☆
Step2 トルクコントロール
歯の傾き(歯軸)を調整する工程です。
歯根の位置は変わらず捻れていたり、傾斜している歯体を修正していき、
正しい咬み合わせを作るために必要なステップです。
この段階では、目に見える大きな変化はありませんが、矯正治療には欠かせない作業になります。
この時期は、耐えの時期です・・・(笑)
目に見えた大きな変化を感じづらいので「本当に変化しているの?」と心配になるかもしれませんが
確実に進んでいるのでご安心を!!
Step3 スペースクローズ
歯を並べるスペースを確保するために抜歯した隙間を閉じる工程です。
抜歯後の隙間は1ヶ月で1mmずつ閉じてくると言われていて、
歯を抜いた隙間を全体的に少しずつ動かして埋めていきます。
患者様の歯並びによって様々ですが、ゴムやバネなどの補助装置を用いて
前歯を後ろに下げてお口元の突出感を改善したり、
臼歯を咬み合わせの良い位置に動かします。
口元を下げたい等の主訴は、この段階で改善されます。
やっとスペースを閉じる段階に入ると、また歯が動いてきて嬉しい期間です(*’▽’)
この時期はゴム掛けなど患者様のお手伝いも必要になるので
どれだけ患者様が治療に協力的なのかも、関わってきます。
早く治療を終わらせたい場合は、かならず医師の指示に従って、ゴム掛けなど欠かさず行ってくださいね!
Step4 ディテーリング
最終的な微調整の工程で「フィニッシング」ともよばれます。
すべての行程を経た後に、上下の咬み合わせをしっかり合わせるために細かく改善をし、綺麗に排列します。
歯並びが綺麗に並んだことがゴールではなく、1番重要なのは“咬み合わせ”です。
微調整に要する期間は半年から1年ほどかかりますので、目に見えにくい動きに長く感じると思います。
早く矯正治療を終えたい気持ちは分かりますが、ディテーリングの期間を飛ばして終了してしまうと、
咬む力が加わると安定しないので後戻りがしやすかったり、
左右非対称の咬み合わせの負担で顎関節症になりやすく、身体のバランスが悪くなります。
長い将来で考えると、このたった1年を頑張るだけでお口元の仕上がりはもちろん、
全身の健康にも繋がるので、重要性を十分理解していただき、早期に装置を外さないようにしましょう。
矯正をはやく終わらせるポイントは?
補助装置など指定された時間を守る
矯正器具はもちろんですが、ゴム掛けなど患者様がご自身で装着してもらうものは指定された時間きちんと装着することが重要です。
とくにゴム掛け(エラス)は長時間の使用が重要になってきます。
一日に3~6時間しかつけられていないと、あまり進みません。早く終わらせたい場合は一日20時間を目安に
ゴム掛けをがんばりましょう!
外れた装置をそのままにしない
ブラケットが外れたまま、放置をしておくとその歯だけ負荷がかからず歯が動きません。
放置したまま、次回調整のために来院すると
「本来であれば強いワイヤーに交換したいタイミングだったけど、一本だけ動きが追い付いてきてないから
また次回だねー」ということになりかねません。
こういった積み重ねが、意外と治療を遅らせたりしてしまいます。
装置が外れてしまったら、なるべく早く歯科医院に受診して、手直ししてもらうと安心です☆彡
まとめ
矯正治療の最終的な目的は歯並びの改善だけではなく、
咬み合わせを正しく整えることです。
抜歯の有無や歯並びの複雑さによって矯正期間や使用する装置も異なってきます。
患者様1人ひとりのお口の中に合わせた処置を丁寧に行うよう院内スタッフ一同心掛けております。
また、疑問点などありましたら、お気軽にお尋ねください。
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