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投稿日:2024.3.6

歯並びが受け口だと疲れやすいの?

みなさんこんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です(#^.^#)

みなさん噛み合わせのバランスは整っていますか?

噛み合わせのバランスはお口だけでなく、全身のバランスにも影響を及ぼします。
口周りが緊張していると、首こりや肩こりなどにつながって、腰痛を引き起こすことも。

歯並びが悪い方は噛み合わせのバランスが崩れており、食事をする時だけでなく、さまざまな部分で悪影響を及ぼすことがあります。
そこで今回は、歯並びが受け口だと疲れやすいかについて詳しくご紹介します。

受け口はどんな状態?

受け口 矯正 原因

本来、上の歯が下の歯をより前で噛むべきですが、下の歯が前に出ている状態を「受け口」といいます

特徴的な見た目なので、幼い頃に見た目をからかわれてコンプレックスになることも少なくありません。
また、噛み合わせのバランスが悪く、空気が抜けやすいので、「サ行」や「タ行」の発音がしにくくなり、滑舌が悪くなる場合もあります。
受け口は顎の成長が終わっていない早い段階で治療をした方がよい歯並びです。

受け口のタイプとは?

受け口のタイプは、歯並びが原因になっている「歯の由来する受け口」と顎の成長のアンバランスによって起きる「骨格性の受け口」があります。
特に骨格性の受け口の場合には、顎の成長を利用して矯正ができる時期にスタートすることをおすすめします

永久歯が生え揃う6~12歳程度の間は、顎の成長も続いています。
そのため、顎の成長を促しながら、歯並びを整えていく治療が可能です。
後半の段階では、歯が多く生え揃っているため、大人と同じように矯正治療が必要な場合もありますが、小学校の低学年の間は、歯がそれほど生えていないため、顎の成長を促して、歯も正しい位置に導きながら矯正治療ができます。

 

噛み合わせの状態が身体の状態にも影響を及ぼすことも

噛み合わせ 影響 身体

「疲れやすい」
「肩こりや頭痛がする」

このような不定愁訴ははっきりした原因が分からずに、根本的な解決が難しいことが少なくありません。
歯並びは、見た目が気になる方が多いのですが、毎日の生活の中で「噛み合わせ」が悪いとさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。

 

顎関節症を引き起こしやすい

顎関節症は、口を開ける時に使う顎関節に負担がかかって引き起こされる疾患です。
初期の症状は、口を開けると音が鳴る、口が開きにくいなどですが、悪化すると口を開けると痛みが出る場合もあります。
そうすると、食事をする度にストレスがかかってしまいますし、無理な噛み合わせで噛み続けていると、顎関節が変形してしまうこともあります。

顎関節が変形すると、外科手術が必要です。
気になる症状が出たら、早めにクリニックに相談しましょう。

肩こりや首こりにつながる

お口は食事をするたびに使います。
その度にバランスの悪い噛み合わせで噛み続けていると、口周りが緊張してしまいます。
その状態を放置していると、口の周りの首や肩もバランスが悪くなり、首こりや肩こりにつながってしまうのです。
この場合、肩や首のマッサージをしてほぐしても、噛み合わせの根本的な原因が改善されないと繰り返してしまいます。

噛み合わせのバランスが悪い場合には、その原因を解決することが大切です。

胃腸に負担がかかりやすい

噛み合わせが悪いと、しっかり噛むことができないので、あまり噛まずに食べる習慣がつきやすいです。
その状態が長く続くと、胃腸が消化するためにたくさん働く必要があり、負担がかかりやすくなります。
また、噛み合わせが悪いと、どちらか噛みやすい方で偏って食べることが多くなり、そのこともさらに噛み合わせを悪化させる原因になります。

 

噛み合わせが悪いと姿勢も悪くなりやすい

無呼吸症候群 噛み合わせ

噛み合わせが悪く、偏って噛んでいると、身体のバランスが悪くなってしまうことがあります。
そうすると、姿勢が悪くなりやすく、さまざまなところに負担がかかりやすいです。
また、パソコンやスマホを長時間見る生活をしていると、姿勢が悪くなり、そのことが原因で受け口につながってしまうこともあります。
姿勢が悪い生活を続けていると、噛み合わせのバランスがさらに崩れやすいため、お互い悪循環になります。

 

睡眠時無呼吸症候群の可能性が高くなる

受け口の方は、下の歯が前に出ているので、正しい位置に舌がつきにくくなります。
舌の正しい位置は、上顎のポコッと出ている部分ですが、この位置につかずに下がっているケースが多いです。
そうすると、舌の筋力が低下して、就寝中に舌が空気の通り道を塞いで呼吸がしにくくなります。
そうすると、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなります。
特に寝た姿勢は、舌がのどの奥に落ち込みやすいので、空気の通り道が狭くなりやすいです。
いびきをかいている方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群は、酸素が十分に行き渡らないため、心拍数が上がります

寝ている間に負荷がかかっていて、脳が覚醒状態になってしまい、十分な休息が取れません

そうすると、日中の眠気や身体の疲労感などにつながります。
また、酸素が少ない状態が継続的に続くと、血管にも負担がかかり、高血圧や心臓血管疾患などの可能性が高くなります。

むし歯や歯周病のリスクが高くなる

受け口の方は、歯並びが悪いので、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
歯が重なっている部分に汚れがつきやすく、その部分は歯ブラシがしにくいので、むし歯や歯周病のリスクが上がります。

 

受け口を改善するには?

ワイヤー 矯正 受け口の改善

受け口は自然に治すことはほとんどありません。
そのため、矯正治療が必要になります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正には、2つの種類がありますので、ご紹介します。

表側矯正

歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
歴史のある方法で、多くの矯正歯科で治療が可能です。
また、幅広い歯並びに対応しており、重度の歯並びの不正も治療できるケースが多くなります。
ブラケットにも種類があり、弱い力で歯を動かすことができる「セルフライゲーションブラケット」があります。
このブラケットは、シャッターのような窓がついており、ワイヤーを入れてシャッターを閉じるだけで調整ができます。

従来の方法は、ワイヤーを固定していたため、摩擦が大きかったのですが、この方法は摩擦が少なくなります。
そのため、従来の方法より弱い力で歯を動かすことが可能になりました。
調整の時間も短縮できるようになり、通院時のチェアタイムを少なくすることもできます。

歯並びによっては対応していない場合もありますので、ご希望の方はまずはご相談ください。
また、矯正中の見た目の改善を目的にした、白や透明のブラケットや審美ワイヤーもあります。

従来の金属のブラケットやワイヤーが目立ってしまうことが矯正治療を躊躇する原因になっている方におすすめの方法です。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけるため、装置がほとんど分からない方法です。
舌側に装置がつくので、慣れるまでに少し時間がかかる場合があります。

外科矯正

骨格性の受け口の場合には、顎の骨のバランスを改善する必要があります。
その場合には、外科矯正をして下顎のバランスを整えてその上で矯正治療をすることがあります。

 

まとめ

受け口だと、噛み合わせのバランスが崩れているので、さまざまな部分に不調が出てくることがあります。
肩こりや首こり、頭痛などの咬合関連痛の場合もありますし、睡眠時無呼吸症候群を引き起こして良質な睡眠が取れていないことから疲れやすくなっている場合もあります。
当院では、数多くの受け口の治療を行っていますので、患者さまのご希望や歯並びに合った矯正方法をご提案いたします。

歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。

 

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