投稿日:2022.11.12
矯正治療中の食事の注意点と食べ方のコツ
矯正治療を始める際に、気になることの1つが「治療中の食事」です。
歯に装置やワイヤーを装着するため、食事にもいくつか注意点があります。
また、矯正期間中は痛みがあることもあり、治療中の食事について不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、歯科矯正中の食事の注意点やアドバイスについて詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
矯正治療中に注意が必要な食べ物
矯正治療中には、特定の食べ物には注意が必要です。ここでは、矯正治療において気をつけるべき食べ物についてご紹介します。
硬い食べ物
矯正治療中に硬く噛み切るのに力が必要な食べ物は注意が必要です。装置に当たって変形させたり、
外れさせたりする可能性のある硬い食べ物は避けるようにしましょう。
また噛みしめる際に強い力が必要な食べ物も、装置を付けてすぐは痛みの原因にもなってしまいます。
硬い食べ物は装置や歯に圧力がかかり、損傷を引き起こす可能性があります。
これらの食品は、食べる際に細かく刻んだり、小さく切ってから食べるか、柔らかく調理して食べるようにしましょう。
〈例〉おせんべい・ナッツ・りんご・硬いお肉・硬いパン・クラッカー
粘着性のある食べ物
粘着性の高い食べ物は、矯正装置にくっつきやすく、取り除きにくいので注意が必要です。
装置が外れるリスクもあるため、このような食べ物は装置が外れた後に楽しむようにしましょう。
〈例〉チューインガム・キャラメル・グミ・キャンディー
繊維性の食べ物
繊維性の食べ物は、食べても良いのですが食後にワイヤーや装置に絡まりやすく、どうしても口内に残りやすい傾向があります。
繊維性の食べ物を摂取した後は、矯正装置や歯についた食べカスをしっかりと取り除くために、歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
必要に応じてフロスや歯間ブラシなどの補助用具を活用しましょう。
〈例〉えのき・ホウレンソウ・鶏肉・わかめ・とうもろこし
甘い食べ物や飲み物
糖分が多い食べ物や飲み物は、口の中を酸性に傾ける傾向があるため、装置周辺で虫歯や歯周病のリスクを高める可能性があります。
だらだらと長時間にわたって飲食を続けないよう心がけることが大切です。また、摂取後は十分な歯磨きを行いましょう。
〈例〉ジュース・清涼飲料・チョコレート・キャンディー
食事の準備と食べ方のポイント
矯正装置に慣れるまではブラケットやワイヤーに影響が出ないように食事に配慮する必要があります。
特に歯を動かす痛みがある時は刺激が少ない柔らかめの食べ物が良いでしょう。
また、装置には汚れが残りやすくなるため、できるだけ装置に挟まりにくいものがおすすめです。
食材の調理法や加工方法を工夫することで、食べられるものの選択肢も増え、矯正中の食事制限にストレスを感じにくくなります。
食事は毎日の体を健康に保つために欠かせない生活習慣の1つです。
栄養面でも偏りがないように、できるだけバランスの良い食事を心がけましょう。
以下におすすめの食材や、食べ方のポイントについてご紹介します。
矯正治療中に食べやすい食べ物
・柔らかいもの
柔らかく、繊維質が少ないひき肉や豆腐、卵料理も良いでしょう。
また、バナナなどの柔らかい果物や柔らかいパンなどを選ぶと良いでしょう。
〈例〉ひき肉・豆腐・卵料理・バナナ・キウイ・柔らかいパン
・手軽に食べられるもの
コンビニやスーパーで手に入りやすく、手軽に食べられるものもおすすめです。
矯正中に痛みがあって噛みにくい場合も、ヨーグルトやプリンなどのソフトな食べものが食べやすいでしょう。
〈例〉ヨーグルト・プリン・ゼリー・豆乳
・噛む回数が少ないもの
特に矯正治療中やワイヤーを調整、交換した直後に痛みを感じている場合は、
噛まずに飲み込めるようなスープやスムージーがおすすめです。
必要に応じてサプリメントや液体の栄養補助食品などを活用しても良いでしょう。
〈例〉スープ・スムージー・プロテインシェイク・サプリメント
食材の調理方法を工夫する
・柔らかく調理する
お米は水を多めにして炊き、おかゆやリゾットにすると矯正中でも食べやすいです。
煮込みうどんなどもおすすめです。また、根菜類などの硬い野菜も煮込むことや蒸すことで食べやすくなります。
数種類の野菜をお味噌汁やポタージュなどのスープにして食べることも、栄養バランスを考える上でおすすめです。
〈例〉お粥・味噌汁・煮込みうどん・スープ・リゾット・茶碗蒸し
・小さく刻む
食材を小さく刻むと、食べにくい食材も食べやすくなることがあります。
リンゴなどの硬い食材や繊維の多い食材も、小さくカットして食べやすくしましょう。
みじん切りにしたり、すりおろしたりする調理などもおすすめです。
お肉はひき肉が食べやすいため、ハンバーグやつくねなども食べやすいです。
〈例〉野菜や果物のみじん切りやすりおろし・そぼろ・ハンバーグ・ほぐした魚
口内炎の予防
歯列矯正をされている方は、口の中にワイヤーやブラケットが装着されるため、口内炎のリスクが高くなります。
口内炎ができるリスクを少しでも軽減するために、特にビタミンB群を積極的に摂取することがおすすめです。
また、睡眠不足や疲労、ストレス、栄養の偏りでも口内炎はできやすくなるため、
睡眠を取ることや、食事の栄養面でもビタミン不足に気をつけるようにしましょう。
ビタミンB群が豊富な食べ物を食べることで、口内炎ができてしまった場合でも、早い回復が期待できます。
以下にビタミンB群が豊富な食材についてご紹介します。
ビタミンB群が摂れる食品
ビタミンB2…皮膚や粘膜の細胞の再生
〈例〉牛乳・たまご・海苔・ワカメ
ビタミンB6…免疫機能を正常に維持、皮膚の抵抗力を増進
〈例〉鮭・バナナ・さつまいも・赤パプリカ
食後には必ず口腔ケアをしましょう
矯正治療中は、食後に行う口腔ケアが特に重要です。矯正治療中の口腔ケアについてのポイントをいくつかご紹介します。
歯磨きの頻度と方法
矯正装置をつけていると、食べかすやプラーク(歯垢)が付着しやすくなります。
そのため、毎食後やおやつの後に歯磨きを行うようにしましょう。
ブラケット装置やワイヤーの周りなど、特に歯垢が溜まりやすい部分を重点的に磨きましょう。
食べた後はこまめに歯磨きを行うか、水でうがいをしましょう。
補助用具を使う
矯正治療中は、通常の歯ブラシだけでなく、磨きにくい場所に応じて歯間ブラシやデンタルフロス、
タフトブラシなどの清掃用具を使用するようにしましょう。
矯正装置の隙間やワイヤーの周りに食べかすや歯垢が溜まりやすいため、補助道具を使うことで、
虫歯や歯周病のリスクを効果的に下げることができます。
定期的な歯科医院の受診
矯正治療中は、定期的な歯科医院の通院が必要です。
定期的に装置の調整や歯の状態をチェックし、その方に合った適切なお口のケアやアドバイスをお伝えします。
定期的な検診とクリーニングを受けることで、お口の中の健康を維持し、矯正治療をスムーズに進めることができます。
まとめ
矯正治療は治療期間が2〜3年と長期間であるため、日々の食生活は欠かせません。
矯正治療中には、できるだけ硬い食べ物や粘着性の食べ物を避け、食べる際に気を配る必要があります。
今回ご紹介した食べ物や食べ方を、ぜひ活用してみてください。
矯正治療を受けられる皆様の快適な食生活のお役に立ちましたら幸いです。
矯正を始めた直後やワイヤー調整後は、一時的に歯が痛むことがありますが、1週間程度で徐々に治ることがほとんどです。
食べ物や食べ方に気をつければ、美味しい食事を楽しむことができます。
食後のお手入れも忘れずに行い、美しい歯並びと健康な口内環境を保つようにしましょう。
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