投稿日:2024.8.27
歯並びが悪いと滑舌にも影響する?
こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
歯並びと滑舌は、一見すると無関係に思えるかもしれません。
しかし、実は歯並びが悪いと滑舌が悪くなる可能性があります。
出っ歯や受け口、開咬、叢生といった歯並びは、
舌の動きや息のコントロールを妨げてしまうため滑舌が悪くなりやすいです。
本記事では、歯並びが滑舌に与える影響と、歯列矯正で滑舌は改善できるのかについて解説します。
目次
歯並びが悪いと滑舌が悪くなる?
「歯並びが悪いと滑舌が悪くなる」このような話しを聞いたことがある方もいるかもしれません。
結論から言うと、歯並びが悪いと滑舌が悪くなる可能性があります。
たとえば、「サ行」「タ行」「ナ行」の発音。これらは舌を歯の裏側につける必要がありますが、
歯並びが悪いと舌の動きが妨げられて、クリアに発音できなくなってしまうことがあります。
また、すきっ歯のように前歯に隙間があると、そこから息が漏れてしまい、声がぼやけて聞こえる原因にもなります。
つまり、歯並びが悪いと舌が本来の動きを妨げられ、息のコントロールも難しくなるため、
結果として滑舌が悪くなってしまう可能性があるのです。
滑舌が悪くなりやすい歯並び
以下のような歯並びは、滑舌に影響を与える可能性があります。
出っ歯
前歯が前方に突出した出っ歯は、小動物のような可愛らしい印象を与えることもありますが、
「サ行」や「タ行」の発音に影響を与えてしまうことが多いです。
受け口
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態を「受け口」と言います。
見た目に注目されがちですが、滑舌への影響も大きい歯並びです。
受け口によって舌が窮屈な位置にあると、発音する際に上の歯の裏側へスムーズに動かすことができません。
さらに、受け口によっては、下の歯が上の唇に当たってしまい、唇の動きも制限されることもあります。
そのため、モゴモゴとこもった発音になったり、「サ行」といった発音が不明瞭になることがあります。
開咬
奥歯はちゃんと噛み合っているのに、前歯だけが噛み合わない状態を開咬(かいこう)と言います。
開咬も滑舌に影響しやすい歯並びです。
前歯は、発音するときに空気をしっかり止める役割がありますが、開咬だとそれがうまくできません。
特に「パ行」や「バ行」の発音は、前歯で空気を破裂させる必要があるため、開咬だと発音が困難になることがあります。
叢生
叢生(そうせい)とは、歯がぎゅうぎゅうに生えて重なり合っている状態のことです。
あごが小さく、叢生が引き起こされている場合、舌が自由に動くスペースがなくなると、
発音に必要な細かい動きができず、結果として滑舌が悪くなってしまうことがあります。
さらに、叢生だと歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクも高まる傾向にある歯並びです。
お口の中の健康状態が悪化すると、痛みによってお口の動きに影響が出て、滑舌が悪化することもあります。
歯並び以外の滑舌悪化の原因
歯並び以外にも、滑舌が悪くなる原因はあります。
舌の筋力低下
舌は筋肉でできていることをご存じですか?
普段意識することは少ないかもしれませんか、舌の筋肉が衰えると、滑舌にも影響が出てくる可能性があります。
舌の筋肉が弱いと舌を素早く正確に動かすことが難しくなり、言葉が不明瞭になってしまうこともあります。
低位舌
舌がいつも下あごのほうにある状態のことを指します。
舌は本来、上あごにくっついているのが正しいポジションです。
しかし、低位舌になると「ラ行」や「ダ行」の発音する際に舌がうまく上がらず、
発音が不明瞭になりやすい傾向にあります。
さらに、低位舌だと口呼吸になりやすく、口の中が乾燥しやすくなることも。
口の中が乾燥すると、舌が動きにくくなって、さらに滑舌が悪化することも考えられます。
舌小帯短縮症
舌の裏側にある舌小帯(ぜつしょうたい)が短いことを「舌小帯短縮症」といいます。
舌小帯とは、舌を下の歯茎についている細いヒモのような組織です。
これが短いと舌の動きが制限されてしまいます。
特に「ラ行」の発音は、舌先を上の歯茎に付ける必要があるため、
舌小帯が短いと舌が届かなくて、巻き舌のようになることも。
他にも、舌を大きく動かす必要がある言葉や、早口言葉も難しくなります。
歯列矯正をすると滑舌は改善される?
出っ歯や受け口、開咬といった歯並びの人は、矯正によって滑舌が良くなる可能性が高いです。
ただし、滑舌は舌の筋力や発声のクセも関係してくるため、歯列矯正だけで劇的に改善するとは限りません。
それでも、歯並びが原因で滑舌に悩んでいるなら、矯正治療を試してみる価値はあるでしょう。
コンプレックスだった滑舌が改善されると、自分に自信が持てるようになるかもしれません。
歯列矯正は、主に以下の方法があります。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを装着して歯並びを改善していく矯正方法です。
他の矯正方法と比べて、滑舌への影響が比較的少ないのが特徴。
食事や歯磨きの際はマウスピースを外せるため、発音の妨げになりにくいです。
また、マウスピースは薄くて違和感が少ないため、慣れるまでの期間が短い傾向にあります。
接客業や営業職など、人前で話す機会が多い職業の方に人気がある矯正方法です。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置をつけ、ワイヤーを通して歯並びを矯正する方法です。
装置が唇に触れるため、慣れるまでは滑舌が悪くなることがあります。
ただし、滑舌への影響の程度は個人差があり、すぐに慣れる人もいれば、数週間かかる人もいます。
表側矯正は、古くから行われており、豊富な実績があります。幅広い症例に対応できる矯正方法です。
裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側に装置をつける矯正方法です。正面から見ると、矯正していることがほとんどわかりません。
装置が舌に触れるため、滑舌に影響があります。ただし、ほとんどの人は数週間から数ヶ月で慣れて、滑舌も元に戻ることが多いです。
見た目に影響がないため、接客業の方や人前で話す機会が多い方にとっては、魅力的な矯正方法と言えるでしょう。
歯並びと滑舌に関するよくある質問
歯並びと滑舌の関係について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1. 歯列矯正をしたら、逆に滑舌が悪くなった。
- それは、矯正装置にまだ慣れていないことが原因かもしれません。
装置が舌に触れることで最初は違和感を覚えます。
しかし、ほとんどの場合、時間が経てば自然と慣れて滑舌も改善していきます。
もし心配なら、歯科医師に相談してみましょう。
Q2. 子供の歯並びが悪いと滑舌にも影響する?
- 歯並びが悪いと滑舌が悪くなる可能性があります。
特に、受け口の場合は、成長とともに症状が顕著になる可能性が高いです。
早いうちに矯正治療を始めることをおすすめします。
また、MFT(口腔筋機能療法)も一緒に行うことで、
正しい舌の位置や動きを覚えやすくなり、将来への滑舌への悪影響を抑えられます。
Q3. 滑舌を良くするために、他に何かできることはある?
- 歯並び以外にも、舌の筋力トレーニングや発声練習、早口言葉なども有効です。
毎日コツコツ続けることが大切ですよ。
もし自分一人では難しいと感じたら、専門家の指導を受けると良いでしょう。
まとめ
出っ歯や受け口、開咬、叢生といった歯並びは、舌の動きや息のコントロールを妨げ、滑舌が悪くなりやすい傾向にあります。
舌の筋力低下や舌小帯短縮症など、歯並び以外の原因で滑舌が悪くなっている場合もあります。
気になる方は、まずは矯正歯科を受診し、自分の歯並びや滑舌の状態をチェックしてもらいましょう。
当院では、矯正治療に関するカウンセリングを実施していますので、「まずは話を聞いてみたい」という方も大歓迎です。
無理な勧誘は一切ありませんので、お気軽にご来院ください。
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