投稿日：2024.9.20

ハイブリット矯正って何

皆様、こんにちは。新宿駅大安ビル8階にある「新宿歯科・矯正歯科」です。

矯正治療を開始したけれど、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正のどちらにするべきかわからない……
とお悩みではありませんか？
それぞれ特徴があるため、一概にどちらがよいとは言い切れず
患者様の歯並びやライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

最近では、見た目が目立ちにくいマウスピース型矯正が人気を集めてきましたが、
症例によっては不得意なケースもあるためワイヤー矯正が向いていることも。
このような人のためにも当院では2つの矯正装置を組み合わせた「ハイブリット矯正」をご用意しております。
今回は、ハイブリット矯正の特長、メリットやデメリット、
矯正装置の特長、当院のハイブリッド矯正の流れや費用などを解説します。

ハイブリッド矯正とは？

ハイブリット矯正とは、複数の治療を組み合わせて歯並びを整える方法です。
1つの治療方法で歯並びを整えるもの以外は、ハイブリッド矯正と呼ばれます。

歯の表面にブラケットを貼り付ける「表側矯正」と取り外しができる
「マウスピース型矯正」の2つを組み合わせたハイブリッド矯正を選択することができます。

他にも、歯の裏側にブラケットを貼り付ける「裏側矯正（舌側矯正）」と
「マウスピース型矯正」を組み合わせる方法もあります。
当院では、裏側矯正（舌側矯正）とマウスピース型矯正を組み合わせた
ハイブリッド矯正をご用意させていただいております。

このように2種類以上の矯正装置を用いて歯並びを整える方法をハイブリッド矯正（コンビネーション矯正）と呼びます。
当院では、このように2つの矯正装置を組み合わせた方法をハイブリッド矯正と呼ぶのですが、
他の矯正歯科によってはこれだけではないこともあります。

その他のハイブリット矯正

たとえば、以下のような矯正治療の方法をハイブリッド矯正と分類します。

・表側矯正とセラミック治療
・裏側矯正とセラミック治療
・部分矯正とセラミック治療

矯正装置だけではなく、歯並びをある程度整えてから前歯の見える部分だけを
セラミックの被せ物を装着して整える方法もあります。
歯を1本1本並べる歯列矯正と比べると、セラミックの被せ物は歯を動かす必要がありませんので、
治療期間が短くすることができます。
歯の大きさが先天的に大きすぎる方や小さすぎる方、歯の色が黄ばんでいる方などは、
歯列矯正だけでなくセラミック治療も組み合わせるケースがあります。

また、上の歯は裏側矯正（舌側矯正）、下の歯は表側矯正を装着する矯正方法を
ハイブリッド矯正やコンビネーション矯正と呼ぶ歯科医院もあります。
矯正歯科によっては、矯正装置だけではなくセラミックの被せ物と組み合わせた治療を行う場合もありますので、
事前に確認してみましょう。

ハイブリッド矯正のメリットとデメリット

ここからは、ハイブリッド矯正のメリットとデメリットを解説します。

メリット

【ワイヤー矯正からマウスピース型矯正に移行する場合】

・治療期間を短縮できる
・歯のねじれや角度を改善しやすい
・幅広い症例に対応ができる
・ワイヤーを歯に付ける時期が短い
・周囲に矯正治療をしていると気付かれにくい

表側矯正や裏側矯正（舌側矯正）を行ったあとに、マウスピース型矯正に移行する治療であれば、
ワイヤー矯正をしている期間が短いのに、歯並びを短期間に整えることができる傾向があります。
ワイヤー矯正では傾斜した歯を整えたり、抜歯した歯の隙間を埋めたりすることを得意としており、
マウスピース型矯正だけの治療よりも短期間で歯並びを整えることができるのです。

ある程度ワイヤー矯正で歯並びを整えてからマウスピース型矯正に移り、
マウスピース型矯正中は食事や歯磨きがしやすく2種類の矯正装置のメリットを組み合わせて治療が進められます。

【セラミックの被せ物を組み合わせている場合】

・治療期間の短縮
・治療後の歯の色を思い通りに白くできる
・治療していることに気付かれにくい
・歯の形や色をきれいにできる

歯の角度や傾斜、噛み合わせなどをある程度ワイヤー矯正やマウスピース型矯正で整えた後に、
セラミックの被せ物を装着する場合は歯列矯正だけの治療よりも治療期間を短縮できる傾向があります。
また、歯の色や形を整えることができるのもセラミック治療を組み合わせたハイブリッド矯正のメリットです。

デメリット

次にハイブリッド矯正のデメリットを見てみましょう。

【ワイヤー矯正からマウスピース型矯正に移行する場合】

・ワイヤー矯正中は装置が目立つことがある
・費用が余分にかかることがある

はじめから目立ちにくいマウスピース型矯正を行えないため、ワイヤー矯正中は目立つことが気になることも。
また、ワイヤー矯正治療をする予定だったのにも関わらず、
途中で気が変わってマウスピース型矯正に変更する場合は費用が余分にかかることがあります。
できるだけはじめから矯正治療の計画を立てておきましょう。

【セラミックの被せ物を組み合わせる場合】

・矯正する歯としていない歯に差が出る
・歯を削る量が増える

セラミックの被せ物で矯正治療を行う場合は、歯を削る量が多くなる傾向があります。
歯が捻じれたり傾斜していたりと悪い歯並びである程、天然歯を削る量が多くなります。
そのため、すべての歯を矯正装置で整えた方がよいのか、セラミックの被せ物を併用した方がよいのかよく考えましょう。

ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の違い

ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の違いを解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを貼り付けてワイヤーを通す「表側矯正」と
歯の裏側にブラケットを貼り付ける「裏側矯正（舌側矯正）」の2種類があります。

表側矯正は、金属のブラケットだけではなく白や透明のブラケットを採用している矯正歯科もあります。
基本的には3週間に1回くらいのペースでワイヤーを交換して歯並びを整えます。

裏側矯正（舌側矯正）は、歯の裏側にブラケットやワイヤーがあるため
パッと見ても矯正治療をしていることに気付かれにくいのが特徴です。
当院のハイブリッド矯正では裏側矯正（舌側矯正）とマウスピース型矯正を組み合わせます。
裏側矯正は、歯を後方に引っ張る力に長けいるため出っ歯で早く治療を進めたい方におすすめです。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明のトレーを歯に装着することで歯並びを整える方法です。
装置を装着していても目立ちにくく、食事や歯磨きの際は装置を外せるのが特徴です。

ただし、マウスピース型矯正は以下のような力をかけるのが苦手です。

・歯を回転させる
・歯を水平に動かす
・歯を引っ張り出す

そのため、上顎前突（出っ歯）や歯が大きくガタガタしている叢生の場合は、
マウスピース型矯正だけでは治療期間が長くなることがあります。
また、歯が顎の骨の中に埋まっており歯を引っ張りだして並べたい場合にはワイヤー矯正の方が向いています。

ハイブリッド矯正の流れや費用

当院でハイブリッド矯正を行う場合は、裏側矯正（舌側矯正）を全体の矯正期間の3分の2程度行ってから、
マウスピース型矯正に移行していただきます。
ほとんどの場合、ハイブリッド矯正が適用できますが、
治療前にカウンセリングを行い患者様の歯並びやお悩みを詳しくお伺いいたします。
治療計画にご同意していただけましたら、精密検査を行い実際にどのような歯並びの動きをするのか、
整った後の歯並びの状態などのシミュレーション画像で確認していただくことが可能です。

裏側矯正（舌側矯正）とマウスピース型矯正のそれぞれの料金がかかるのではなく、
当院では1,520,000円 (税込1,672,000円)の中にどちらの費用も含まれております。
途中で装置を変更することもできますが、はじめからハイブリッド矯正を行いたい方は
カウンセリング時にお気軽にお伝えくださいね。

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