投稿日:2025.4.8
「なぜ歯が二列に?」二重歯列の原因や4つの悪影響・治療法
「歯が二列になって生えてきた……。」
乳歯の生え代わりの時期に一時的に歯列が二列になることがありますが、大人でも二重歯列になることがあります。
歯が重なっているため、様々なデメリットのある歯並びです。
そこで今回は、二重歯列の原因や4つの悪影響・治療法について詳しくご紹介します。
二重歯列とは
二重歯列は、歯並びが歯列には並ばず、前後に生えている歯並びです。
乳歯と永久歯の生え代わりに時期に起きることが多いですが、大人の方でも二重歯列になる場合があります。
歯が重なりあっていることが多く、歯ブラシが当たりにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高い歯並びです。
また、歯列からはみ出て歯が生えているため、噛み合わせのバランスが悪く、
機能的にも審美的にも改善した方が良い状態です。
二重歯列の原因とは
二重歯列にはいくつか原因がありますので、ご紹介します。
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顎の成長が不十分で歯が生えるスペースが足りない
日本人は顎が小さい傾向があり、歯並びの不正が多いことが分かっています。
また、お子様の成長時期に「しっかり噛む」習慣がないと、顎の正しい成長が促されません。
歯ごたえの少ない柔らかい食べ物ばかり食べる習慣は、
顎の発達が不十分で、歯が生えるスペースが足りない場合があります。
永久歯が生え変わる時期は、顎が成長している時期です。
しっかり噛む習慣を身につけて顎の発達を促しましょう。
乳歯が抜けずに永久歯が生えてくる
乳歯の生え代わりの時期より「早く抜けてしまった」場合には、
左右の歯が少しずつ動いてそのスペースを埋めようとします。
そうすると、歯列のスペースが足りずにほかの部分から歯が生えてくることがあります。
また、乳歯が抜けずに残っている場合にもほかの部分から生えてくることがあります。
この場合には、歯科医院に相談して乳歯を抜く必要があるか確認しましょう。
歯の本数が多い・歯のサイズが大きい
生まれつき歯の本数が多い方がいますが、その場合歯が生えるスペースが足りないため、二重歯列になることがあります。
また、歯のサイズが大きく場合にもスペースが足りずに二重歯列になる可能性が考えられます。
二重歯列の4つの悪影響とは
二重歯列は不正な歯並びのため、様々なデメリットがありますので、4つの悪影響をご紹介します。
虫歯や歯周病になりやすい
二重歯列は、歯が重なりあっているため唾液の働きも弱くなってしまいます。
唾液には、汚れを洗い流す自浄作用や歯の再石灰化を促す働きなどがありますが、
その多良木が弱くなることで虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
また、セルフケアもしにくくなるため、汚れが残りやすく、口臭、虫歯、歯周病の原因につながることもあります。
見た目がコンプレックスになりやすい
歯並びは、歯列に沿って左右対称に並んでいる状態が良いとされています。
歯並びが重なって凸凹していると汚れや着色も付きやすく、
審美的にも気になり、口元に自信が持てなくなってしまうことがあります。
特に、思春期などの時期は口元が気になり、
話す時や笑う時に口元を覆うなどコンプレックスになってしまうことがあります。
顎関節症のリスクが高くなる
歯並びは歯列に沿って上下できちんと噛み合っている状態が良いとされています。
二重歯列は、歯が噛み合っていない部分もあるため、ほかの歯に負担がかかります。
そうすると、しっかり噛むことが難しく咀嚼機能も低下してしまいます。
その状態が長期間続くと、食べ物をきちんとかみ砕くことができず、胃腸にも負担がかかります。
また、全ての歯には役割があり、一部の歯に負担がかかってしまうと、
噛み合わせのバランスが崩れて顎関節症のリスクが高くなります。
発音に影響が出る場合がある
歯列の不正は、舌の動きが制限されることがあるため、発音に影響が出る場合があります。
特に、下の前歯が二重歯列になっていると、舌がつく発音がしにくくなるため、
「サ行」や「タ行」の発音がしにくくなる場合があります。
発音が聞きにくくなると、仕事や学校でのコミュニュケーションに影響が出ることがあります。
二重歯列の治療法
二重歯列は状態によって治療法が異なりますので、ご紹介します。
乳歯の場合
乳歯が抜けずに、二重歯列になっている場合は状態によって抜歯が必要なことがあります。
歯科医院に相談して、どのように対応したら良いか確認しましょう。
矯正治療を行う
床矯正
お子様の時期は、永久歯の生え代わりや顎が成長しています。
この時期は、永久歯が正しい位置に生えてくるように促すことができたり、
顎の成長バランスを整えることができたりする貴重な時期です。
この時期に顎の成長を利用して、床矯正を行うことができます。
大人になると顎の成長が終わっているため、成長を味方につけることができる矯正方法です。
この時期に床矯正をすると、永久歯が正しい位置に生えてくる可能性が高く、二期矯正をする可能性が低くなります。
また、将来、抜歯が必要な矯正治療が必要なケースが少なくなります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正にもいくつか方法があり、表側矯正、裏側矯正(舌側矯正)、
ハーフリンガル矯正がありますので、詳しくご紹介します。
表側矯正
表側矯正はブラケットとワイヤーの矯正装置を歯の表面につける方法で、多くの矯正歯科で対応している方法です。
大幅に歯を動かす歯並びにも適用になることが多く、歴史のある治療法のため、症例も数多くあります。
以前は金属の矯正装置が主流だったため、矯正中の装置の見た目が気になる場合がありましたが、
白や透明のブラケットを選択できるようになり、矯正中の装置を見た目が分かりにくくすることも可能です。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを用いて矯正する方法です。
歯の裏側に矯正装置をつけるため、矯正中の装置の見た目がほとんど見えにくい矯正になります。
矯正中の装置の見た目が気になる方におすすめで、内側から矯正力をかけるため、
出っ歯や受け口などの内側に歯を動かす必要のある歯並びを効率的に動かすことができます。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、見えやすい上の歯は歯の裏側に矯正装置をつけて、
見えにくい下の歯は表側に装置をつける方法です。
表側矯正より矯正装置が目立ちにくく、下の歯が裏側に矯正装置をつけるため、
裏側矯正(舌側矯正)より費用を抑えて治療することができます。
また、下の歯は装置が表側につくため、舌の動きに制限がかかりにくく、発音に影響が出にくいといわれています。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、お口の中をスキャンした情報を元に透明の薄いマウスピースを製作します。
10日~2週間程度で少しずつ形の違うマウスピースに交換して、歯を動かす矯正方法です。
初めにスキャンした情報を元にシミュレーションを見ることができるため、矯正中の歯の動きの予想を見ることができます。
そのため、矯正中のイメージが付きやすく、モチベーションにもつながりやすい矯正方法です。
まとめ
歯が二重になる二重歯列は、乳歯の生え代わりや顎が小さくスペースが足りないなどの原因があります。
そのまま放置すると、審美的な面や噛み合わせのバランスの悪さ、
虫歯や歯周病のリスクが高くなるなど不具合が起きやすいため、改善した方が良い状態です。
当院は、豊富な矯正治療の実績があり、患者様の状況に合わせた矯正方法をご提案いたしますので、
二重歯列が気になる方はお気軽にご相談ください。
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