投稿日:2025.4.15
歯並びと老化にはどんな関係があるの?
年齢を重ねるごとに体には様々な変化があります。
その中で、歯並びにも影響がある場合があります。
そこで今回は、加齢と歯並びに関しての関係と歯並びを改善する方法について詳しくご紹介しますので、
参考にしてみてくださいね。
目次
加齢と歯並びの関係
年齢を重ねていくと、お口の中も変化して歯並びにも影響が出る場合があります。
加齢と歯並びの関係についてご紹介します。
歯周病の悪化と歯並び
歯周病は40代以上の方の半数以上が患っていると言われている身近な疾患ですが、悪化すると歯を失うこともあります。
しかし、初期の段階では、歯ぐきの腫れや歯磨きの時の出血などで痛みが少なく、放置してしまうことも少なくありません。
そうすると、歯ぐきの炎症だけでなく、歯周組織や骨に炎症が及んで、歯を支えている骨が減少して歯がグラグラします。
最悪の場合、抜け落ちてしまうこともありますが、歯周病でグラグラしている歯があると、
少しずつ歯並びが動いてしまい、歯並びが悪くなります。
口周りの筋力が低下する
年齢を重ねると口周りの筋力が少しずつ低下していきます。
「よく噛む」「話す機会が多い」「口角を上げて笑う」習慣がある方は、筋力の低下が緩やかですが、
「しっかり噛めない」「口角を上げる機会が少ない」などの生活習慣がある方は口周りの筋力が低下しやすくなります。
頬や唇からの正しい圧で歯並びは保たれていますが、筋力が低下すると歯並びが前に出やすくなります。
また、舌を動かす力や食べ物を噛む力も低下してしまうため、高齢になると誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。
日本の高齢の方の死因の3位は「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎は、飲み込む力が低下して誤嚥した際に口腔内の細菌や食べカスが気管支で炎症を引き起こす疾患です。
そのため、口腔内を清潔に保ち、しっかり噛む力を維持することが大切になります。
噛み合わせの変化
歯周病や加齢で顎の骨が減少すると、少しずつ噛み合わせが変化します。
また、虫歯や歯周病の悪化で歯を失って放置していると、左右の歯が少しずつ動いて噛み合わせが悪くなる場合もあります。
虫歯や歯周病が悪化していると、その部分で噛むことも難しくなるため、早めに改善した方が良い状態です。
失っている部分はブリッジ・インプラント・入れ歯などで治療して、被せ物で対応できる部分も治療しましょう。
親知らずの生え方
親知らずは、18~20歳程度に生えてくることが多く、生えてこない方もいます。
生えていない方でも、歯ぐきの中に埋まっており、手前の歯を押している場合があります。
そうすると、歯並びが少しずつ変化して、痛みが出たりすることがあります。
また、永久歯の中で最後に生えてくる歯のため、歯が生えるスペースが足りないことも少なくありません。
生える場所がなく、斜めに生える場合もあり、歯並びに影響を及ぼすことがあります。
それだけでなく、斜めに生えている場合には、その部分に汚れが残りやすくなり、
腫れなどを引き起こす智歯周囲炎の原因になる場合もあります。
親知らずは必ずしも抜歯をする必要はありませんが、腫れや痛み、
歯並びに影響を及ぼすなどの不具合が起きている場合は抜歯が検討されます。
症状や親知らずの生え方などを考慮して相談しますので、一度歯科医院に相談してみましょう。
歯並びが悪くなる悪習癖
普段何気なく行っている生活習慣が歯並びの悪くなる原因になっていることもあります。
頬杖
頬杖は仕事中などに意識せずに行っている場合もあるかもしれませんが、
同じ方向から力がかかり続けるため、歯並びや噛み合わせが悪くなる原因になります。
習慣化すると、顔のゆがみにつながる場合もありますので、すぐに改善しましょう。
口呼吸
鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、口周りに筋力が低下すると口呼吸になりやすくなります。
また、出っ歯や受け口などの歯並びも口が閉じにくいため、口呼吸になりやすいと言われています。
口呼吸が習慣化すると、ウイルスや細菌をそのまま吸い込みやすいため、感染症になりやすいです。
そのほかには、唇や頬の圧が正しく伝わらないため、歯並びが悪くなる場合があります。
口呼吸は意識して改善できる場合だけでなく、歯並びによるケースや慢性の鼻炎が関係していることもあります。
その場合は、歯科医院や耳鼻科を受診する必要があります。
横向き・うつぶせに寝るくせ
横向き・うつぶせに寝る習慣がついていると、顔が押し付けられて歯並びに影響を及ぼす場合があります。
正しい寝る姿勢は仰向けのため、寝る時は仰向けを意識しましょう。
片方ばかりで噛むくせ
左右バランスよく噛むことが理想的ですが、噛み合わせのバランスが悪い、
虫歯や歯周病などで不具合があると片方ばかりで噛む習慣がついていることがあります。
口腔内の不具合がなく、片側だけで噛むくせがついている場合には、意識して改善するようにしましょう。
片方ばかりで噛むくせがついていると、筋肉バランスも変わってしまい、歯並びや噛み合わせに影響が出る場合があります。
歯ぎしり・食いしばり
寝ている時や緊張をしている時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをしていることがあります。
長期間歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯がすり減ったり、
噛み合わせのバランスが悪くなったりすることがあります。
→★歯並びが悪くなる原因を探って、自分に合う治療法を見つけよう★
歯並びの悪さを改善する方法
年齢を重ねて歯並びが悪くなったとしても、それ以上悪くならないように予防をしたり、
歯並びを改善したりする方法がありますので、ご紹介します。
悪習癖を改善する
それ以上歯並びが悪くならないように、悪習癖を改善することが大切です。
頬杖や横向きに寝るくせなどは、比較的すぐに改善しやすい悪習癖ですが、
歯ぎしりや食いしばりは寝ている時に行っていることが多いため、意識するのは難しいでしょう。
そのため、歯ぎしり防止用のマウスピースを作製して寝る時にはめる方法をおすすめします。
お口にぴったり合った物を使用すると、顎や歯の負担も軽減します。
虫歯や歯周病の治療をする
虫歯や歯周病を放置していると、その部分で噛むことが難しくなります。
また、進行すると治療期間が長くなったり、治療の難易度が上がったりします。
早期に治療をすることで、歯を削る量を減らすことができ、
歯の寿命を延ばすことにつながるため、早めに治療をしましょう。
矯正治療をする
悪くなった歯並びは自然に戻ることはほとんどありません。
そのため、矯正治療をして、歯並びや噛み合わせを改善する必要があります。
審美的にキレイになるため、口元に自信が持てるだけでなく、機能面でも多くのメリットがあります。
しっかり噛むことは、脳への刺激を活性化するため、認知症のリスクを軽減すると言われています。
また、食事をしっかり噛むことができるため、消化機能への負担も軽減します。
噛み合わせのバランスが整うと、肩こりや首こりなどの咬合関連痛も改善が見込めます。
歯並びが悪いまま噛んでいると、口周りの筋肉が緊張するため、ほかの部分にも悪影響が出ます。
首や肩、頭痛などにも影響が出ることがあるため、
噛み合わせのバランスが整うとこれらの症状が改善することがあります。
まとめ
年を重ねると、歯周病や骨が痩せるなどの影響で歯並びが変化する場合があります。
また、口周りの筋力やくせなどでも歯並びが悪くなることが考えられます。
そのまま放置すると、見た目だけでなく機能面でもデメリットがあるため、矯正治療で歯並びを改善しましょう。
当院では、患者様のお口に合わせて矯正治療をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
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