menu
close

ブログ

投稿日:2023.4.26

エナメル質が欠けた歯の気をつけるべきポイントは?

皆様、こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

「歯のエナメル質」、皆様一度は耳にしたことがあるワードだと思います。
さてここで、体の中で1番硬いのはどこかご存じですか?
実は「歯」が人体で1番硬いと言われていますが、その硬さは鉄やガラス以上なのです。驚きですね。
歯の中でも「エナメル質」が最も硬いとされていて、健康な歯であれば欠けたり折れたりすることは少ないです。

エナメル質とは

歯の構造

 

エナメル質とは歯の1番外側を覆っている、目に見える部分です。
96%の無機質と残りの 4%が水と有機質でできていて、無機質の大部分がリン酸カルシウムでできています。
人体で1番硬いと言われているエナメル質ですが、大人も子供も些細なことでエナメル質が欠けてしまうことがあります。
無意識のうちにしている行動が前歯が欠けることに繋がるので、そうなる前に予防が大切です。

主な特徴

硬さ

エナメル質は非常に硬く、摩耗や化学的な攻撃に対して高い耐久性を持っています。

透明感

多少の透明感があり、その下にある象牙質の色がエナメル質を通して見えるため、歯の色合いに影響します。

無血管性

エナメル質には血管がなく、神経も通っていないため、痛みを感じることはありません。

主な役割

保護

噛む、咀嚼する、噛み合わせるといった日常の動作による摩耗から歯を保護します。

防御

酸やバクテリアから歯の内部を守り、虫歯の進行を防ぐ役割を果たします。

美観

健康なエナメル質は歯の見た目に影響を与え、美しい笑顔を保つのに重要です。

エナメル質のケア

適切なブラッシング

柔らかいブラシで丁寧に磨くことで、エナメル質を保護します。

フッ素

フッ素入りの歯磨き粉や洗口液は、エナメル質を強化し、虫歯のリスクを減らします。

食生活

酸性飲料や甘い食べ物を控え、エナメル質の酸蝕を防ぐことが大切です。

定期的な歯科検診

定期的な歯科検診により、エナメル質の状態をチェックし、早期に問題を発見することができます。
エナメル質は一度損傷すると自然には再生しないため、日常的なケアと予防が重要です。

エナメル質が欠ける原因

エナメル質 歯が欠ける 酸により 虫歯により

何気ない日常生活の行動によって歯が欠けることがあるので、注意が必要です。
エナメル質が欠けてしまう原因はいくつかあります。以下に主な原因を挙げます。

外部からの力による損傷

外傷

転倒や事故、スポーツ中の衝撃などにより歯に強い衝撃を受けると、エナメル質が欠けることがあります。
年齢問わず外傷により前歯が欠けて来院される方は多く、
場合によっては歯が折れたり歯が抜ける脱臼も起こる可能性もあります。

硬い食べ物

氷や硬いキャンディ、ナッツなどを噛むことで、エナメル質に亀裂が入りやすくなります。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)は、睡眠中や日中のストレスが原因で無意識に行われることが多く、
無意識なので自覚症状がない方が多いですが、日常的に歯ぎしりを行っていると歯がすり減ってきたり
前歯が欠けてしまいます。
長期間続くとエナメル質が摩耗し、欠ける原因となります。

幼児の歯ぎしりもよく見られますが大人とは違い、成長過程で起きる生理現象です。
乳歯が生え揃ってからが回数が多くなってきますが、噛み合わせを整えようとして歯ぎしりを行います。
歯に負担がかかるので欠けたり、稀に前歯が揺れてきたり、すり減りがひどくて神経が見えてくる場合は治療が必要です。
しかし、基本的には中学生頃まで長い目で見守ってると大丈夫です。

酸による侵食

飲食物

酸性の強い飲食物(ソーダ、柑橘類、酢など)を頻繁に摂取すると、エナメル質が酸によって溶け、
脆くなります。酸の強い飲食物を頻繁に摂取していると、エナメル質は酸に弱いので表面が溶けていきます。
虫歯と少し似ていますが、酸蝕歯(さんしょくし)といい、歯に悪い影響を与えます。

逆流性食道炎

胃酸が口に逆流する逆流性食道炎の患者は、歯のエナメル質が酸にさらされやすく、欠けやすくなります。

不適切な歯磨き

硬い歯ブラシや過剰な力で歯を磨くことは、エナメル質を削り、欠ける原因になります。
研磨剤の多い歯磨き粉を頻繁に使用することも、エナメル質を傷つける可能性があります。

虫歯

虫歯は歯の表面に付着した菌が酸を出しエナメル質を溶かして歯を弱くしていきます。
虫歯を放置すればするほど歯が溶けていき、歯の内部が腐食されて脆くなり、
結果として少しの衝撃でもエナメル質が欠ける可能性があります。

歯の先天的な弱さ

一部の人は生まれつきエナメル質が薄かったり、脆かったりする場合があります。これは遺伝や栄養不良が原因です。

予防と対策

定期的な歯科検診

定期的に歯科医を訪れることで、エナメル質の状態をチェックし、早期の対応が可能です。

正しい口腔ケア

やさしく歯を磨くこと、フッ素入りの歯磨き粉を使用すること、酸性の飲食物を控えることが大切です。

マウスガードの使用

歯ぎしりやスポーツ中の外傷を防ぐために、マウスガードを使用することが推奨されます。
エナメル質が欠けるのを防ぐためには、日常生活での注意と定期的な歯科ケアが重要です。

歯が欠けた場合の対処法

欠けた歯

必要以上に触らない

欠けたり所が気になり舌や手で触りたくなりますが、菌が入り炎症する可能性があります。
また、欠けた部分が尖っているので怪我の原因にもなります。
できるだけ清潔に保ち、なるべく早く歯科医院に受診しましょう。

抜けてしまった歯は保存

外傷で歯が抜けてしまってもその歯をもう一度生かす事ができる場合もあるので、
触ったり水道水で洗ったりせず、生理食塩水や牛乳に浸けて速やかに歯科医院で治療を受けましょう。

まとめ

歯が欠ける エナメル質 歯に良くないこと

歯のエナメル質が、いかに大切かお分かりいただけたでしょうか。
口腔内の健康面ではもちろんですが、歯が欠けてしまうと見た目の審美的な面においてもあまりいいことはありません。

欠けてしまった歯を放置をしておくと、

・菌が入り炎症してしまう
・舌や粘膜が傷つく
・欠けたところから少しづつ欠け続けて大きくなる
・虫歯がひどくなる
・知覚過敏になる

ということが考えられるので、欠けた歯の大きさや痛みの有無に関わらず早めに治療してもらう事が大切です。
欠けてしまった原因を理解し、残っている歯を健全に保つために予防しご自身のお口の健康を維持しましょう。
健康的な歯、綺麗な歯を目指し、このブログを通して皆様と一緒に理解を深めていければ思っております。
歯について何か気になる事がありましたら、お気軽にご相談してください。御一読して頂きありがとうございます。

新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ?

新宿歯科・矯正歯科 矯正 裏側 駅チカ

★新宿駅から徒歩3分★
・裏側矯正歴16年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医

裏側矯正の経験の豊富さは都内1です!
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています(*^^*)

SNSも毎週更新中です!ぜひチェックしてみてください☆彡
インスタグラムでは、症例写真のまとめや、矯正についてのお役立ち情報、院内の雰囲気がわかる動画など
様々な情報を発信しています(^^♪
★Instagramはこちら★

毎日カウンセリングのご予約も承っております!
当日精密検査を受けることも可能ですので、当院の治療方針が気になる…
という方は是非一度ご来院ください♪
→★カウンセリングのご予約はこちら★

関連ページ

患者様の満足度調査を実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。患者様の率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。

NPO法人 日本⻭科医療評価機構の調査結果は以下バナーよりご確認ください。


日本⻭科医療評価機構がおすすめする東京都新宿区・新宿駅の⻭医者・新宿歯科・矯正歯科の口コミ・評判

※日本⻭科医療評価機構とは日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。