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ブログ

投稿日:2022.7.9

見えない裏側矯正ってどんなもの?

みなさま、こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です。

お口元にコンプレックスをお持ちの方は多くいらっしゃいます。
日本人は特に顎が小さく歯並びが悪くなりやすい骨格に加えて、食生活や悪習癖も理由の1つです。
ですが日本人は海外と比較すると歯に対する美意識が低く、矯正治療をされている方は2割程度と言われています。
歯並びが気になっていても矯正治療への第一歩が踏み出せない理由は、
金銭面と審美性に対してネガティブなイメージが払拭しきれず、矯正治療を諦める方が多いからでしょう。
もともとお口元にコンプレックスをお持ちの方にとって、
歯の表側に矯正装置を装着するということは治療期間がとても長いように感じ、精神的に耐え難いことだと思います。
しかしそんな矯正治療の壁を取り除いてくれるのが、裏側からの矯正装置です。

目立たない裏側矯正

裏側矯正 歯の模型

矯正治療の方法で一般的なのが、ワイヤー矯正です。
ワイヤー矯正には歯の表側に装置を着ける表側矯正と、歯の裏側に装置を着ける裏側矯正の2種類あります。

表側矯正は最も一般的でイメージしやすいと思いますが、裏側矯正は審美性に優れているので目立ちにくく、
ここ十数年で急速に広まり人気が高まっている方法です。

以前、表側矯正をされた方が仕上がりに納得がいかず、当クリニックにて裏側矯正でやり直しを行ったところ、
仕上がりだけでなく治療期間中の過ごしやすさにも満足いただけました。
最近ではマウスピース矯正が”目立たない矯正”として人気がありますが、
1日20時間以上の装着が必要とされるので、自己管理が治療期間に関わってきます。
装着を忘れてしまったり、着けている時間が短いと計画通りに進まず治療が長期化する場合があります。
そのため固定式の裏側矯正の方が着脱の必要もなく、気楽に日常生活を過ごせるでしょう。

今まで歯列矯正を審美的な問題で躊躇されていた方でも、裏側矯正だと治療期間中も苦にならず、
周りの人に気付かれず歯並びを整えれるので、矯正治療に踏み出せなかった方にお勧めします。

裏側矯正について

矯正 模型

裏側矯正と表側矯正の違いは

  • ・矯正装置の位置
  • ・力のかかり方

の大きく分けて2つあります。

矯正装置の位置

まず第一に矯正装置が上・下顎とも裏側に着いています。
そのため、目立ちにくいですが裏側を目視することは困難なので作業するのが難しいです。
前歯の裏側はくぼんでいて、装置の位置決めが難しく難易度が高いため技術が必要になります。
装置を正確な位置に着けないと仕上がりに影響するので、矯正歯科医選びは重要です。

力のかかり方

裏側矯正は表側矯正と比較すると、矯正装置の小さい金属(ブラケット)同士の距離が短くなるで、
ワイヤーにかかる力が表側矯正より大きくなります。
しかし矯正力が大きければ良いというわけではなく、必要以上に強い力がかかると、
歯と骨の間にあるクッションの役目の歯根膜が損傷し細胞が破壊され、
歯の根っこが吸収されて短くなる歯根吸収のリスクや痛みを伴います。
そのため、ワイヤーで力のかけ具合をコントロールしないといけないので、
技術や経験の豊富な歯科医院で治療を行うほうが安心です。

裏側矯正のメリット

審美性に優れている

裏側矯正の最大のメリットは矯正装置を裏側に装着するので、表側からはほとんど見えないです。
大きいお口を開けたり、お口を覗き込むと装置は見えてしまいますが、
治療期間も見た目を気にせず日常生活を送ることができるでしょう。

後方への移動が得意

裏側に装置があると後方への力が加わりやすいので、前から後ろへの移動が得意とします。
矯正治療は歯の並びを隙間を作るために抜歯をするケースが多いですが、
表側矯正の場合固定源の奥歯が前方へ引っ張られやすいのに対して、裏側矯正は前歯を後方へ引っ張るので、
比較的スムーズに並びやすいです。

虫歯になりにくい

ワイヤー矯正は取り外しができないので食べ物が詰まりやすく、
歯磨きもしにくいので虫歯になりやすい環境です。
表側矯正の場合は、矯正装置が着いてるのでお口が閉じにくく乾燥気味になるのに対して、
裏側矯正は唾液が常に循環するので、汚れや細菌を洗い流してくれる自浄作用が働き
虫歯のリスクが軽減されます。

食後も気にならない

お食事をすると矯正装置に食べ物が詰まりやすく、常に気にしたり鏡で確認したりしますよね。
しかし裏側に詰まっていても見えにくく、唾液の自浄作用で自然に取れることもあるので、
お食事や会話を楽しむことができす。

裏側矯正のデメリット

滑舌に問題がでる

歯の裏側に矯正装置が着いているので、
舌を使って発音する「さ行・た行・ら行」が言いづらくなります。
慣れるとスムーズに会話ができるようになりますが、慣れるまでは喋りにくさを感じるので、
人と話すことが多いお仕事の方は支障が出る可能性があります。

費用が高い

歯の裏側は表面みたいに平坦ではなく複雑な形をしているので、
1人ひとりに合ったオーダーメイドの装置を作る必要があります。
装置を作製する費用や、技術や経験が必要な専門性の高い治療なので、
表側矯正に比べて1.5倍の費用がかかると言われています。

歯磨きが難しい

矯正装置の周りは磨きにくい環境に加えて、
裏側は目視することができないので磨き残しが多くなりやすいです。
唾液の自浄作用で多少はカバーできますが、
磨き残しが多いと虫歯だけでなく歯周病や口臭にも繋がるので、
補助清掃道具を併用し丁寧に磨きましょう。
定期的に歯科医院でクリーニングしてもらうことが大切です。
ご自身で磨けていないところを指導してもらい、
磨き方を教えてもらうと毎日の歯磨きのレベルが上がるので
お口のトラブルのリスクが減ります。

まとめ

新宿院 クリニックの写真

裏側矯正は目立ちにくく日常生活を快適に過ごせる矯正方法です。
しかし専門性の高い治療なので、歯科医院選びが重要になります。
お悩みの方は1度お気軽にご相談してくださいね。
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