投稿日：2024.9.23

ラビアル・ハーフリンガル・リンガル矯正の違いと特徴

「矯正治療を考えているけど、いろんな治療法があってどれが効果的な治療かわからない」
「治療の選択肢があるなら知りたい」

矯正治療には、いくつか治療法が存在します。
ですが、どんな治療法があって、その治療がどんな特徴をもっているか、詳しい内容まではわからないですよね。
今回は、矯正治療で扱われているワイヤー矯正に焦点を当てていき、治療の違いや特徴を詳しく紹介したいと思います。

矯正治療をお考えの方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

矯正治療で得られる3つの効果

歯並びにコンプレックスを抱く方は非常に多いです。
鏡で見るたびに歯並びに自信が持てなくなったり、
他人に歯並びを指摘されたりするたびに矯正治療を受けたい気持ちが高まると思います。

では、矯正治療を受けることでどんなメリットや効果を感じるのでしょうか。
矯正治療で得られる効果は以下の通りです。

・見た目の改善
・噛み合わせの改善
・心身の健康促進

このように、矯正治療で得られる効果は3つあります。
見た目の改善は、歯並びやあごのバランスが整うなど、目に見える改善です。
噛み合わせの改善は、歯並びが良くなることでしっかり噛めるようになり、
食事しやすくなったり発音しやすくなったりします。

最終的に見た目や噛み合わせなど機能面の改善を得ることで、
コンプレックスの解消や全身の健康維持にまで発展し、大きな効果を得ることが可能です。
そのため矯正治療を受けることで、悩みやコンプレックスの解消につながるでしょう。

矯正治療の種類とは

歯列矯正には大きく分けて2種類の治療法があり、それぞれ特徴が異なります。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正とは、個人の歯型に合わせて作成した透明のマウスピースを歯に装着して歯を並べていく治療方法です。
取り外しができるため食事や歯磨きがしやすく、周囲にバレにくいというメリットがあります。
しかし、1日20時間以上装着しなければならない点や適応症例が少ない点などデメリットがあるのも事実です。
限られた症例にのみ対応できることから、軽度の歯列不正が対象になります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、ブラケットを直接歯の表面に固定してワイヤーの力で歯を並べていく治療方法です。
一般的に「歯列矯正」と聞くと、このワイヤー矯正を思い出す方も多いでしょう。
それくらい認知度が高い、古くから存在する治療法です。
ワイヤー矯正は装置を固定するため食事や歯磨きがしにくい面があるものの、
症例に限りがないため、どんな症例にも対応しています。

「でも、周囲に矯正していることを知られたくない…」とワイヤー矯正を諦めてしまう方もいますが、
実はワイヤー矯正にも種類がいくつか存在するのです。
それがラビアル矯正、ハーフリンガル矯正、リンガル矯正であり、
これらの治療法は、すべてワイヤー矯正のなかに含まれます。

ラビアル・ハーフリンガル・リンガル矯正の違いと特徴

では、それぞれの治療法の違いや特徴をみていきましょう。

ラビアル矯正の特徴

ラビアル矯正とは、歯の表側に装置を固定する矯正方法です。
「ラビアル」と聞くと難しいイメージを持たれがちですが、実はラビアル矯正は一般的に知られる表側矯正を指しています。
歴史的にみても最も古くから活用されている矯正のため、安心と信頼においては抜群でしょう。
ほぼ、すべての症例に適応していることから、どんな歯並びにも対応しています。

【特徴】

・どんな症例でも対応できる
・歯の表側に装置を固定するので、発音や滑舌に困らない
・装置が表側にあるので清掃しやすい
・比較的安価な費用で進められる
・目立たない白い装置も対応可
・ハーフリンガル矯正やリンガル矯正に比べて治療期間が短め

ハーフリンガル矯正の特徴

ハーフリンガル矯正は、上下で装置を固定する面が異なります。
上の歯は裏側に、下の歯は表側に装置を固定するため、
裏側矯正と表側矯正が掛け合わさったハイブリッド型の矯正方法です。
ラビアル矯正のように上下表側に装置を固定すると目立ちやすいですが、ハーフリンガル矯正の場合だと目立ちにくく、
周囲の目を気にする方にとっては最適な方法かもしれません。

【特徴】

・装置が比較的目立ちにくい
・完全な裏側(舌側)矯正より比較的安価
・ラビアルよりは劣るが発音しやすい
・出っ歯の症例に効果的
・上の歯は歯磨きしにくい
・上の装置が外れるリスクがある

リンガル矯正の特徴

リンガル矯正は裏側(舌側)矯正と呼ばれ、上下の歯の裏側に装置を固定する矯正治療です。
表から見ても矯正していることがわからないため、矯正していることがバレたくない方には安心できる治療法でしょう。

【特徴】

・矯正治療していることがバレにくい
・比較的むし歯になりにくい
・ラビアル矯正やハーフリンガル矯正に比べて費用がかかる
・装置が外れるリスクがある
・装置が邪魔して発音しにくい、歯磨きしにくい
・ラビアル矯正に比べて治療期間が長め

ワイヤー矯正で歯を動かす仕組みとは

ここまでワイヤー矯正の種類について紹介しましたが、そもそもワイヤーを使うことで、
どうやって歯を並べていくのか仕組みがわからない方も多いと思います。
ワイヤー矯正がどんな構造になっているか、仕組みについて触れてみましょう。

ワイヤー矯正の仕組み

まず、ワイヤーによって歯を動かせられる理由は、歯周組織が関係しています。
なかでも歯の根っこを取り囲む歯根膜は、噛むときにクッション的役割を担っており、歯を動かす際にも活躍する組織です。
ワイヤーを使いながら歯に圧力を加えると、その力が歯根膜まで伝わります。
力が加えられた歯根膜は縮みながらも元の厚みに戻ろうとし、
この性質を利用しながらワイヤーの力をかけて歯を動かしていくのです。

「じゃあ、ワイヤーの力を強くかけたら早く歯が並ぶの？」
と思われるかもしれませんが、ひと月に動かせるのはせいぜい0.3～0.5㎜です。
強い力をかけて早く動かそうとすれば、骨にダメージを与えてしまったり
歯茎が下がったりしてしまう可能性が高いため危険だといわれています。

そのため、リスクを伴わないためにも適切な力をかけながら徐々に歯を動かしていくのです。
また、ワイヤー矯正では治療段階に応じながらワイヤーの種類を変更していきます。
太さや曲げ方を変えながら力をコントロールして歯をキレイに並べていくのです。

ワイヤー矯正のメリット

ここからは、ワイヤー矯正のメリットについて紹介していきます。
マウスピース型矯正に比べると、どのようなメリットが得られるのでしょうか？

「適応症例を選ばない」

これまで何度も出てきましたが、ワイヤー矯正ではどんなに難しいとされる症例でもほとんどが対象です。
たとえ重度であごの手術から必要な症例でも、その後はワイヤー矯正へ切り替えて治療を進めることで改善が期待できます。

「細かい調整が効く」

ワイヤー矯正の良いところは、なんといっても細かい調整ができる点です。
歯並びの状態や治療の進行具合をみながら微調整ができるため、適切な位置に歯を動かすことができます。

「理想的な歯並びが実現できる」

細かい調整が可能なので、自分が目標にしている歯並びに近づけることも可能です。
歯科医師と治療のゴールや目標を共有することで、理想的な歯並びに仕上げることができます。
ワイヤー矯正をすることで、納得できる歯並びが実現するでしょう。

ラビアル・ハーフリンガル・リンガルなどワイヤー矯正をお考えの方は当院までご相談ください

従来のワイヤー矯正は表側矯正が主流だったため、矯正治療自体にためらいをもたれていたかもしれません。
しかし現在では目立ちにくい色や位置に装着することで、以前よりも矯正がしやすい時代になりました。

今回はラビアル矯正、ハーフリンガル矯正、リンガル矯正に焦点を当てて紹介してきましたが、
もう少し詳しい内容を知りたいという方は、ぜひ当院までお問い合わせください。

まずはカウンセリングで患者さまの口の状態などを検査し、適切な治療方法をご提案いたします。
どんな些細な疑問や不明点にも詳しくお答えいたしますので、安心してご来院くださいね。

みなさまからのご予約をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ？

★新宿駅から徒歩３分★
・裏側矯正歴１６年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医

裏側矯正の経験の豊富さは都内１です！
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています(*^^*)

SNSも毎週更新中です！ぜひチェックしてみてください☆彡
インスタグラムでは、症例写真のまとめや、矯正についてのお役立ち情報、院内の雰囲気がわかる動画など
様々な情報を発信しています(^^♪
→★Instagramはこちら★

毎日カウンセリングのご予約も承っております！
当日精密検査を受けることも可能ですので、当院の治療方針が気になる…
という方は是非一度ご来院ください♪
→★カウンセリングのご予約はこちら★