投稿日:2024.11.20
出っ歯と叢生の矯正治療はどうやって選べばいい?
出っ歯や叢生など不揃いな歯並びが気になり、矯正治療を検討している方は多いのではないでしょうか?
歯並びが不揃いな状態は、見た目の問題だけではなく噛み合わせの異常や発音などにも悪い影響を与えていることがあります。
今回は出っ歯と叢生を放置するデメリットや矯正治療方法の選び方についてご説明していきます。
ぜひ最後までお読みいただき矯正治療を始める際の参考にして下さい。
目次
出っ歯とは、主に上の前歯が前方に飛び出している状態のことを言います。
他の歯よりも歯の傾きが強いため、突出した前歯ばかりが強調されてしまい目立つ状態です。
出っ歯になるのは上の歯だけではなく、下の前歯でもおこります。
上の前歯が出っ歯な状態を上顎前突(じょうがくぜんとつ)、
下の前歯では下顎前突(かがくぜんとつ)、上下の前歯が出ている場合を上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)と呼びます。
どの状態の歯並びにしても、口元の前突した容姿は目立つことになります。
叢生(そうせい)とはどんな状態?
叢生とは、歯並びが全体的にデコボコした不揃いな状態を言います。
歯の生える位置が唇や舌側にズレていたり、歯が斜めに傾いていたり、捻転していたり、正常な歯並びではありません。
矯正治療は基本的に自費治療になるので、料金も高額になりがちです。
そのため矯正治療はしないと決めることもいいでしょう。
しかし、判断する前には不揃いな歯並びを放置しておくことのデメリットも知ってからの方がいいかと思います。
出っ歯や叢生を放置しておくとどうなるの?
コンプレックスを感じる
出っ歯やガタガタした歯並びの叢生は、相手からの目線が口元にいきがちです。
それがイヤで矯正治療に踏み切る方も多く、見た目のコンプレックスを解消するために始めることもよくあります。
歯並びは自然に治ることはないので、矯正治療で正しい位置に整えない限り一生不揃いな状態で過ごすことになります。
むし歯や歯周病になりやすい
キレイな歯並びに整っているとむし歯にならない、ということはありません。
きちんと歯磨きで汚れを落としきれなければ、どのような歯並びでもむし歯や歯周病になります。
しかし、不揃いな歯並びは正常な歯並びに比べると磨き方の難易度が上がるので、
磨き残しができやすい分むし歯や歯周病になるリスクが高くなると言えます。
発音がしにくい
不揃いな歯並びの場合、空気がもれたり舌が正しい位置にできず発音に影響が出ることもあります。
授業や友達とのコミュニケーションで実感することがあるようです。
社会人になってからは、職業によって発音が大切になることもあります。
そのような時には、発音の練習よりも根本的な原因が歯並びにあるのであれば矯正治療を検討する方が良い改善策になるでしょう。
あごが痛くなる
歯並びがデコボコした状態では、上下の歯同士の噛み合わせも正しい位置で噛んでいないことがほとんどです。
そのような場合では、あごに負担がかかり痛みが出たり口が開かなくなるなどの症状につながることもあります。
こめかみ辺りが頻繁に痛くなる方は、異常な負担があごにかかり過ぎているせいかもしれません。
顔が歪む
上下の歯で噛み合わせのバランスが左右均等に取れていないと顔が歪むことがあります。
左右どちらか噛みやすい方ばかりで噛んでいたり、あごに負担がかかり過ぎて骨が削れたり変形してしまっていたりすると、
一方の口角が下がっていたり顔の左右のバランスが崩れてきます。
食べ物が噛みにくい
出っ歯や叢生どちらの歯並びの状態も、食べ物を噛み切れなかったりすり潰すことができにくくなります。
食事時間が長くなったり、食材も食べやすい物に偏ってしまったりと栄養のバランスにも影響が出てしまいます。
出っ歯や叢生を治すための矯正治療方法は?
出っ歯や叢生などの不揃いな歯並びは矯正治療をしなければ治りません。
では、どのような矯正治療の方法があるのでしょう?
ここでは矯正治療の種類についてご説明していきます。
どのような方法が希望に合うか考えながら読んでみましょう。
表側矯正治療
表側矯正とは、歯の表面に矯正装置を付けて歯の移動を行う矯正方法です。
歯の表面にブラケット装置と呼ばれる透明な器具を接着剤で付けて、ワイヤーを通して固定します。
ワイヤーが元の位置に戻る形状記憶の力を使って歯の移動を進めていきます。
どのような歯並びにも対応が可能な矯正治療方法になるので選択しやすいです。
しかし、ブラケットやワイヤーは目立つ位置に付けられるので人目につきやすく、
唇や粘膜にも擦れるので口内炎ができやすいことがデメリットです。
裏側矯正治療
裏側矯正治療では、矯正装置を歯の裏側に器具を付けて歯の移動を進めます。
装置が相手からは見えることはないので審美的にも優れているメリットがありますが、
舌触りが良くなく滑舌にも影響を与えてしまうことがあります。
慣れてくれば舌触りや話しにくさなどは感じにくくなってくるでしょう。
マウスピース型矯正治療
歯に透明なポッチを付けてマウスピースをはめることで歯の移動を進めて行く方法です。
人目にもつかないので審美的にも優れていて、装着した時の違和感も少ないのが特徴です。
マウスピースの厚みは1ミリもありませんので、滑舌に影響を与えることも少なく数日でなれるでしょう。
人目につかず矯正治療を進めたい人におすすめです。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正のメリットは、矯正装置が目立つ上の歯には裏側に器具を付け
装置が目立ちにくい下の歯には表側に付けます。
裏側矯正よりも費用を抑えられるので検討してみるのもいいでしょう。
ハイブリット矯正治療
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正のメリットを合わせた治療方法になります。
歯並びのガタつきが大きい最初の頃はワイヤー矯正で整え、
ある程度歯が並んできた頃にマウスピース型矯正治療に切り替えることで矯正治療の期間を短くするメリットがあります。
矯正治療の期間を早めたい方におすすめですが、複数の矯正器具を使用することになるため費用が高くなることもあります。
矯正治療方法の選び方
出っ歯や叢生の矯正をする時にはどのように矯正方法を選んだらいいのでしょう?
矯正治療は数ヶ月で終わることもありますが、歯並びの状態によっては2〜3年と長期間かかることがほとんどです。
将来的なイベントや生活のことも考えて検討する方がスムーズに矯正治療が進むことになります。
希望や理想、悩みを伝える
カウンセリングでは自分の歯並びに対する悩みやどのような歯並びに整えたいのかなど矯正医にしっかりと伝えましょう。
矯正治療を進める中でも、滑舌や見た目に影響がない方がいいのか
自分の希望を伝えることでどのような矯正治療方法がいいのか選択できるようになります。
矯正治療方法のメリットとデメリットを理解する
矯正治療の方法ごとにメリットとデメリットがあります。
自分がメリットと感じることは、他の方にとってはデメリットになることもあるので、
カウンセリングでは自分の希望に合う治療方法かよく話しを聞いておきましょう。
治療期間や費用
矯正治療期間が長期になることを確認するとがほとんどです。
その間に引っ越しや結婚や転勤など大きなイベントが重なると
矯正治療の中断や転院など手間がかかってしまうことになりかねません。
経済的な問題もかかってくるかもしれませんので、それぞれの矯正方法にかかる費用もしっかりと確認しておきましょう。
ライフスタイルにあっているか確認する
仕事の内容や学校、部活やスポーツなど習い事、
どのようなライフスタイルを過ごしているかによっても選ぶ矯正方法が変わってきます。
自分の環境に合わせた方法を選ぶためにも矯正医と相談して決めるのもいいでしょう。
自分に合った矯正クリニックを選ぶ
矯正を始める前には、しっかりとカウンセリングを受けて矯正医との相性を確かめることも大切です。
自分の希望や悩みに寄り添ってくれそうか判断をしましょう。
まとめ
今回は出っ歯と叢生の矯正治療方法の選び方についてお話しました。
どのような方法が自分に合っているかカウンセリングを通して納得してから始めましょう。
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