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投稿日:2024.8.12

受け口は矯正しても戻るって本当なの?

矯正治療をすると、歯並びや噛み合わせが改善します。
ただし、歯を動かす矯正期間が終わった後に保定期間がありますが、
その期間を怠ってしまうと、せっかくきれいになった歯並びが後戻りをしてしまう可能性があります。
また、歯並びが悪くなる悪習癖が改善していないと後戻りの原因になってしまうことも。
そこで今回は、受け口を矯正して後戻りがあるかについて詳しくご紹介します。

受け口はどのような状態?

受け口 下顎前突 しゃくれ

通常は、上の歯が下の歯を覆っていますが、受け口の場合は噛み合わせが反対になっているため、
下の歯が前に出ており上の歯を覆っています。
そのため、反対咬合と呼ばれることもあります。
前歯の噛み合わせのバランスが悪くなっているため、前歯で食べ物を噛み切りにくい特徴があります。
また、下顎に負担がかかりやすく、顎関節症にリスクも高くなってしまいます。
さらに、見た目のコンプレックスを抱いてしまうことも多く、口元を隠して話すことに抵抗が出てしまうこともあります。

受け口の原因とは?

受け口の原因 歯並び 遺伝 噛み合わせ 矯正

受け口の原因も大きく分けて2つあるので、ご紹介します。

歯並びが原因

顎のバランスは問題がなく、歯並びだけ受け口になっている状態です。
部だけ噛み合わせが反対になっていることもあり、比較的軽度な状態の受け口が多いでしょう。

歯の大きさや顎の大きさは遺伝的な要因もありますが、
日常的な歯並びを悪くする「くせ」が原因で受け口になる場合もあります。
舌を前に出すくせや顎を前に出すくせ、歯と歯の間から舌を出すくせなど
日常的に行っていると下の歯が前に押されて受け口になることがあります。

骨格が原因

下顎の成長が過成長だったり、上顎の成長が十分でなかったりする場合には、
上下の顎のバランスが悪く、受け口になってしまうことがあります。
骨格のずれなどで噛み合わせが悪くなってしまい、受け口になる場合もあります。

骨格性の受け口の場合、歯並びの改善だけでは治療が難しいことがあり、
その時には「外科矯正」が検討されることもあります。
ただし、外科矯正は顎の骨のバランスも整えるため、
対応しているクリニックも少なく、入院が必要な場合も多いでしょう。

受け口の矯正治療の種類

受け口 矯正治療 ワイヤー矯正 外科矯正

歯並びを整える矯正にもいくつか種類がありますので、ご紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歴史のある方法で幅広い歯並びに対応しています。
大幅に歯を動かす必要がある症例にも対応しているため、歯並びの不正が強い場合でも適用できるケースが多くなります。
固定式の装置のため、約1ヶ月に1回程度調整で通院が必要です。

表側矯正

歯の表側にブラケットという装置をつけて、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。
金属の装置のイメージが強い表側矯正ですが、
矯正中の見た目が気になる方には白や透明の審美ワイヤーが選択できるようになりました。
ただし、歯と装置の間に食べ物が挟まりやすいことがあり、外出の時に気になってしまう場合があります。

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側に矯正装置をつける矯正方法のため、矯正中の装置の見た目がほとんど分かりません。
表側矯正と比較すると、歯と歯の間の距離が近いため、内側に歯を動かしやすいと考えられています。
そのため、出っ歯や受け口などの口元を引っ込める治療が向いているといわれています。

コンビネーション矯正

装置が見えやすい上の歯は裏側に装置をつけて、下の歯は表側に装置をつける方法です。
見た目が分かりにくく、下の歯は舌が動かしやすいため、
滑舌に影響が出にくいなどそれぞれのメリットを活かした矯正方法です。

マウスピース矯正

患者さまのお口の中をスキャンして、お口にぴったり合ったマウスピースを作製します。
段階的に形の違うマウスピースに交換することで、歯を動かしていく方法です。
透明で薄いマウスピースを使用するため、装置が目立ちにくい特徴があります。

また、スキャンをして型取りをするため、従来の粘土のような型取りをする必要がありません。
その情報を元に治療計画を立てて、どのように歯並びが動いていくのかのシュミュレーションを見ることができます。
整っていく歯並びの予想が見ることができるため、治療のモチベーションにつながります。

外科矯正

骨格性の歯並びの不正の場合には、顎の骨のバランスを整えてから矯正治療が検討されることもあります。
その場合、顎の骨を切除する治療をしてから矯正治療をするため、大がかりな治療になります。

後戻りの可能性になる原因とは

後戻り可能性 頬杖 横向き寝 リテーナー使用不足

受け口の治療をしても戻ってしまった場合には、後戻りをした可能性がありますので、その原因をご紹介します。

保定期間が不十分

矯正治療には、歯を動かす期間の「動的矯正期間」と歯を維持・安定させるための期間の「保定期間」があります。
歯を動かす期間は見た目にも変化があり、積極的に治療を行う方が多いのですが、
すでに歯並びがきれいになっているため、保定期間の装置の装着を怠ってしまう場合があります。

保定期間も歯を動かす期間と同じくらい大切な時期で、歯並びは少しずつ変化しています。
特に、並んだばかりの歯はしっかり定着しておらず、元に戻ろうとする力がかかってしまいます。
その歯を正しい歯列に安定させるのが、「保定装置(リテーナー)」ですが、この装置が不十分だと後戻りをする可能性があります。
保定期間は一般的に歯を動かした期間と同じ程度の期間必要です。

悪習癖が改善していない

頬杖・唇の巻き込み・横向き寝・舌のくせなどは、めずらしいくせではありませんが、
歯並びが悪くなる悪習癖で、後戻りする原因にもなります。
これらのくせが習慣化すると、少しずつ歯が動いてしまいます。
矯正は、強い力ではありませんが、継続的に力をかけることで歯を動かします。
それと同じように、習慣化した悪習癖は歯並びの後戻りにつながってしまいます。
矯正治療をしている時に悪習癖が改善するように、積極的に改善提案させていただきます。

成長段階の影響

顎の骨は永久歯が生え揃うころには、ほとんど成長していると考えられていますが、
下顎が過成長してしまうケースが考えられます。

後戻りのリスクを軽減する方法

矯正後の後戻り 保定装置

後戻りの可能性を軽減する方法をご紹介します。

リテーナーの適切な使用

リテーナーは取り外し式の装置を使用することが多く、最初は食事や歯磨きの時間以外装着するケースが多くなります。
歯の状態を確認して、安定してきたら寝る時だけなど装着の時間が変わります。
リテーナーの装着時間は、歯科医師から指示があるため、決められた時間をきちんと守りましょう。

定期的な矯正歯科への検診

動的矯正期間が終了した後も保定装置をつける期間がありますが、その期間も定期的に検診をします。
3~6ヶ月に1度程度と、調整に通っている期間より頻度は長くなりますが、
整った歯並びが維持できて、後戻りがないか確認させていただくために必要な検診です。

すき間が気になった時に相談する

食べ物が挟まりやすくなったなど、後戻りの可能性がある場合には、すぐに矯正歯科に相談することをおすすめします。
「まだ大丈夫」と思っていても、少しずつ後戻りをしている可能性があります。
できるだけ早い段階で対処した方が、負担を軽減できます。

まとめ

受け口の矯正治療をした後に保定装置をつける時間が不十分な場合や歯並びを悪くする悪習癖などが
改善していないと後戻りが起きてしまう可能性があります。
ただし、定期的に通院していると、不具合が起きる前に対処することができます。
また、指示通りに装置をつけていると、歯が安定してきますので、後戻りの可能性は低くなるでしょう。
矯正治療で気になることや不安なことがある場合には、お気軽にご相談ください。

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