投稿日:2024.8.9
歯並びと口の形には関係があるのですか?
歯並びの傾斜などで口元の形が変わってしまうことがあります。
特に正面から見た状態より、横顔の印象は影響が出やすいと考えられています。
口元にコンプレックスがあると、口を覆ってしまったり、話すことに消極的になってしまったりすることも。
そこで今回は歯並びと口の方形に関係があるかについてご紹介します。
目次
歯並びが口元に与える影響
整った歯並び
清潔な印象
第一印象が良くなりやすい
歯磨きがしやすい
しっかり噛むことができる
歯並びが整っていると口元の印象が良くなるだけでなく、清潔感にもつながります。
また、機能的な面でもしっかり噛むことができることや歯磨きがしやすいため、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
乱れた歯並び
コンプレックスになりやすい
自己管理ができていないイメージ
口元を隠してしまうことがある
口が閉じにくい
口元が出てしまう
口元に影響がある歯並び
口の形は、歯並びの傾斜や噛み合わせのバランスなどで影響がある場合があります。
先ほどお話したように、口元が与える印象をお顔全体の印象に大きく影響しますので、口元に影響がある歯並びをご紹介します。
出っ歯
出っ歯は、上の歯が前に出ている状態です。
重度の出っ歯の方は、前に大きく傾斜しており、口元の突出感が気になることがあります。
出っ歯の方は唇が閉じにくく口の中が乾燥しやすいため、むし歯や歯周病、口臭のリスクがあります。
受け口
前歯を噛み合わせた時に上の前歯より下の前歯が出ている状態です。
噛み合わせが反対になるため、「反対咬合」といわれることもあります。
噛み合わせが合っていないことから、空気が漏れやすく「サ行」や「タ行」の発音がしにくい特徴があります。
下唇が前に出やすく、口の形に影響が出ることがあります。
受け口の原因は、歯性の場合と骨格性の場合があります。
歯性の場合には、矯正治療で改善が見込めますが、
骨格性の場合には顎の骨のバランスを整えてから矯正治療をする外科矯正が必要なケースもあります。
噛み合わせが深すぎる過蓋咬合
奥歯を噛み合わせた時、前歯が深く噛み合っていて、下の歯がほとんど見えない状態です。
原因は、奥歯に大きなむし歯があってほとんど歯がない状態だったり、乳歯を早い段階で失ったりした場合などが考えられます。
上の歯の歯ぐきが見えやすくなったり、下の歯が上の内側の歯茎を傷つけてしまったりすることもあります。
噛み合わせのバランスが悪いため、口元にしわが寄ったりする場合があります。
開咬
奥歯で噛み合わせているのに、前歯が噛み合っていない状態を開咬といいます。
前歯で噛みきることができないだけでなく前歯が噛んでいないため、奥歯に負担がかかりやすい歯並びです。
小さいころの指しゃぶりや舌を前に出すくせが影響して開咬になることがあります。
特に舌が正しい位置につかない場合には、口がぽかんと開きやすい特徴もあります。
叢生
叢生は歯並びが凸凹している状態です。
顎が小さかったり、歯が大きかったりして歯列に並ぶことができなかったため起きると考えられています。
叢生の状態によって口元に影響が出る程度は異なりますが、叢生は出っ歯や受け口などの症状がある場合もあります。
そうすると、口元の突出感などが気になる場合があります。
歯並びが与える機能的なデメリットとは?
歯並びは見た目だけでなく、機能的なデメリットもありますので、ご紹介します。
顎関節症のリスクが高くなる
歯並びが悪いと噛み合わせのバランスが悪くなります。
歯には1本1本役割があるため、噛み合わせのバランスが悪いと一部の歯や顎に負担がかかります。
そうすると、顎の関節に負担がかかってしまい顎関節症のリスクが高くなります。
むし歯や歯周病のリスクが高くなる
歯並び凸凹していると、歯が重なっている部分などに汚れが残りやすくなってしまいます。
また、歯ブラシの毛先も当たりにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
治療をしても、清掃のしにくさは改善しにくいため、また再発しやすくなります。
滑舌に影響がある場合がある
前歯の噛み合わせのバランスが悪くなると、空気が抜けやすくなります。
出っ歯や受け口の場合、「サ行」や「タ行」が話にくくなることがあります。
しっかり噛めない
歯並びの不正でしっかり噛めないと、食べ物を細かく砕けないことがあります。
また、前歯で食べ物を噛みきれないと奥歯に負担がかかります。
その状態が長期間続くと、消化器官の負担になることもあります。
横顔の美しさの指標とは?
鼻先から顎の先まで一直線に結んだラインをEラインといいます。
口元はこのラインの少し内側か日本人の場合は少しラインの上に付いている程度でもよいとされています。
(上唇が4ミリ以内、下唇が2ミリ以内であれEラインの範囲内)
このEラインからはみ出ていると、口元が出ているため、歯並びの不正の可能性が高くなります。
歯並びを矯正する時は、正面から見た歯並びも整えますが、横顔のEラインも検討しながら治療を行います。
口元に影響がある歯並びを改善するための矯正とは?
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットをつけてワイヤーを通して、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
多くの歯並びの不正に対応しています。
表側矯正
歯の表側にブラケット装置をつけて歯並びを整える方法で、多くの矯正歯科で行われています。
適用症例も多く、大幅に歯を動かかす必要がある場合にも使用できることが多くなります。
以前は金属のブラケット装置が主流だったため、見た目が目立ってしまうということがありましたが、
白や透明の審美ブラケット、審美ワイヤーを選択できるようになって矯正中の装置の見た目も改善されています。
固定式の装置のため、食事の時に少し挟まりやすい点はありますが自分でつけたり外したりする自己管理の必要はありません。
裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側に装置をつける方法で、矯正装置は見えにくい矯正方法です。
矯正中の装置の見た目が気になってしまう方におすすめの方法です。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため、表側矯正より難易度が高く、治療をしている歯医者が限られてきます。
マウスピース型矯正
患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを作製して、
段階的に形の違うマウスピースに交換することで歯並びを整える方法です。
透明のマウスピースを使用するため、装置をつけている時も目立ちにくい方法です。
また、スキャンした情報を元に歯並びの治療計画を立案するのですが、歯並びが動く予想を動画で見ることができます。
ただし、取り外しができる分自己管理が必要で、1日20~22時間の装着が必要です。
そのため、食事の後時間が経過してしまうと、マウスピースがきつくなったり合わなくなってしまったりすることもあります。
マウスピース矯正を成功させるためには、きちんと決められて時間装着することが重要です。
まとめ
歯並びの不正が原因で口元が出てしまったり、口が閉じにくくぽかんと開きやすかったりすることもあります。
歯並びを改善すると、口元の突出感なども解消されることが多く、口の形も変わることがあります。
口元のコンプレックスを改善するだけでなく、機能的にも多くのメリットがあるため、矯正治療をおすすめします。
当院では、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース矯正にも対応していますので、矯正治療をご希望の際にはお気軽にご相談ください。
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