投稿日:2024.11.8
矯正中は普通の歯ブラシと電動歯ブラシどっちがいいの?
矯正期間中は、歯に装置がついているため、
装置の周りに汚れが残らないようにセルフケアをする必要があります。
特に固定式のワイヤー矯正は、装置がついたまま食事をするため、その部分に汚れが残りやすくなります。
その汚れを落とすために、正しい歯磨きが必要です。
そこで今回は、矯正中は普通の歯ブラシと電動歯ブラシどちらが良いかについてお話させていただきます。
目次
電動歯ブラシの種類
超音波式の電動歯ブラシは、振動が細かいため、
手で磨く歯ブラシと同様に電動歯ブラシを細かく動かして磨く必要があります。
また、商品の種類が少ないデメリットがあるでしょう。
超音波式の電動歯ブラシは細かい動きで歯垢を浮かせて落とすため、
汚れが残りやすい歯と歯の間の汚れも効果的に除去できます。
振動も少ないため、外出先でも音を気にせず使うことが可能です。
回転式は、丸い歯ブラシが回転して汚れを落とすタイプの電動歯ブラシです。
汚れを落としやすい反面、振動の強さが気になることもあります。
刺激や振動が苦手な方は、過圧防止機能がついた電動歯ブラシもあります
電動歯ブラシのメリット
歯のかける圧力を一定にできる
手用歯ブラシは、汚れを落とそうとゴシゴシ磨いてしまうと歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
また、磨きにくく力が弱くなりがちな部分もあります。
電動歯ブラシであれば、均一な力で磨くことができるため、歯ぐきの負担をかけにくいでしょう。
効率的に磨くことができる
高速振動や音波の振動で効率良く汚れを落とすことができます。
電動歯ブラシの種類にもよりますが、手用歯ブラシでは落としにくい歯周ポケットの中も
細かく振動して汚れを落としやすいです。
幅広い年齢の方が使用できる
正しく毛先を当てることができると、お子さまからシニアの方まで幅広く電動歯ブラシを使用することができます。
そのため、力の入りにくい方でも汚れを効率的に落とすことが可能です。
電動歯ブラシのデメリット
当て方によっては、歯や歯ぐきの負担になることがある
電動歯ブラシは、歯や歯ぐきの境目に軽く当てる商品が多く、
手用歯ブラシのようにゴシゴシ磨くと歯や歯ぐきの負担になることがあるため、
選択した電動歯ブラシの使用方法を確認して当てましょう。
手用歯ブラシと比較するとコストが高い
電動歯ブラシの本体は、選ぶ種類にもよりますが、数千円~数万円程度の費用がかかります。
また、衛生面も考慮して歯ブラシのヘッドも交換する必要があるため、
通常の歯ブラシよりもコストがかかります。
手用歯ブラシが向いている方
正しい歯磨きができている方
一般的な歯ブラシでも正しい歯磨きができていて、磨き残しがない方は一般的な歯ブラシでも良いでしょう。
電動歯ブラシも正しい当て方で当てないと、磨き残しになってしまう可能性があります。
歯ブラシでキレイに磨けている方はそのまま歯ブラシを使って汚れを落としましょう。
歯周病やむし歯になったことが少ない方
歯周病やむし歯になったことが少ない方は、口内環境を清潔に維持できている方が多く、
そのままの方法で継続して良いでしょう。
手用歯ブラシと電動歯ブラシでは使い方も違うため、慣れるまで磨きにくい場合もあります。
そのため、歯周病やむし歯になったことが少ない方は、そのまま継続して手用歯ブラシでも良いでしょう。
矯正中電動歯ブラシがおすすめの方
着色がつきやすい方
電動歯ブラシは、細かい動きで歯の汚れや着色を落とします。
歯の面に正しく電動歯ブラシを当てると、効果的に着色を除去できるといわれています。
歯垢が残りやすい方
手用歯ブラシで毎日歯磨きをしていても、汚れが残っている方は正しい歯磨きができていない可能性があります。
その場合には、電動歯ブラシで当てるだけで効果的に汚れが除去できた方が良い場合も。
特に矯正中は、ブラケットの周りやアタッチメントも周りに汚れが着きやすくなります。
そのまま放置してしまうと、その部分がむし歯になってしまい、
せっかく矯正治療した歯を削らなければいけなくなってしまいます。
そのような状態にならないように、丁寧に歯磨きをすることが大切です。
歯垢が残りやすい方は、電動歯ブラシを当てることで改善することがあります。
ただし、電動歯ブラシも歯の面にきちんと当てないと汚れが落ちない可能性がありますので、
その電動歯ブラシに合った当て方をしましょう。
取り外しができるマウスピース型矯正
矯正にもいくつか種類があり、ブラケットとワイヤーを使うワイヤー矯正以外にマウスピース型矯正もあります。
口の中をスキャンして、口にぴったり合ったマウスピースを作製し、
少しずつ形の違うマウスピースに交換することで歯並びを整えます。
取り外しができるため、歯磨きや食事を今まで通り行うことができます。
ただし、自己管理が必要な方法で、1日20~22時間のマウスピースの装着が必要です。
その装着時間より短くなってしまうと、歯が動かなかったり、マウスピースが合わなくなってしまったりするため、
決められた装着時間マウスピースをつける必要があります。
そのほかのデンタルグッズ
歯ブラシだけでは落とし切れない汚れは、デンタルグッズを併用して細かい汚れを落としましょう。
タフトブラシ
タフトブラシは、毛束が1つだけついているブラシで、磨きにくい場所をピンポイントで落とす効果が見込めます。
矯正では、ブラケット周りやアタッチメントの部分に残った細かい汚れを落としやすいので、おすすめです。
デンタルフロス
デンタルフロスは矯正用の物がありますので、ワイヤー矯正している方でも矯正中に汚れを落とすことができます。
柄がついているタイプは、柄が細くなっている方をワイヤーの方に向けて
のこぎりを動かすようにして歯と歯の間の汚れを除去します。
スーパーフロスは、先が固くなっているタイプで歯と歯の間に通して汚れを落とすことができます。
ワイヤーより下の部分の汚れも落としやすい特徴があります。
歯間ブラシ
歯と歯の間に歯間ブラシを通して汚れを除去します。
様々なメーカーから、サイズも豊富に出ていますが、
歯ぐきのサイズに合った物を使わないと歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
歯間ブラシのサイズ選びに迷った場合には、歯医者の定期検診の時にご相談ください。
歯と歯の間によっては、デンタルフロスの方が良い可能性もあります。
マウスウォッシュ
殺菌効果のあるマウスウォッシュは、口内環境を整える目的があります。
むし歯や歯周病は細菌感染症のため、口の中の細菌を減らす必要があります。
特に、寝ている時は唾液が少なくなってしまい、細菌が増えやすい環境になるため、
寝る前にマウスウォッシュをすると効果的でしょう。
まとめ
矯正中は、装置の周りを丁寧に落とす必要があります。
また、細かい部分はタフトブラシや矯正用のデンタルフロスを併用するなど、汚れの残りやすい部分は対策が必要です。
また、電動歯ブラシは、細かい動きで汚れを除去します。
正しい当て方をすることで、効率的に汚れを除去できるでしょう。
磨き残しが多い方や着色汚れがつきやすい方は、電動歯ブラシを試してみるのもいいかもしれません。
ただし、電動歯ブラシの種類によって当て方や振動が違うため、ご自分に合った物を選択してくださいね。
矯正中の歯磨きやデンタルグッズ選びに迷ったら、お気軽にご相談ください。
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