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ブログ

投稿日:2022.11.30

矯正後の後戻りについて

皆様、こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

矯正後に最も注意するべき点はなんだか知っていますか?

ずばり、「後戻り」です!!!

後戻りとは、歯が矯正前の位置に戻ってしまう現象のこと。
当院の患者様でも、子供の頃に矯正したはずなのにまた歯が動いてきてしまった……と相談されに来られる方は
非常に多くいらっしゃいます。

せっかく高額な治療費を払って、時間もかけて歯並びを治しても、
後戻りしてしまうのは非常にもったいないことですよね。

本記事では、「矯正後の後戻りついて」解説していきます!

矯正後に後戻りする原因

矯正後 後戻り

ワイヤー矯正もマウスピース矯正も矯正後は後戻りする可能性があります。
主な原因は、リテーナーの未装着態癖(たいへき)によるものが挙げられます。

リテーナーの未装着

リテーナーとは、矯正後に使用する装置のことです。
「保定装置」とも呼ばれており、動かした歯を固定する役割があります。
矯正後は歯を支えている骨がまだ安定しておらず、何も対策をしないとすぐに後戻りを起こしてしまいます。
そのため、矯正後は必ずリテーナーを装着する必要があるのです。

リテーナーは矯正装置を装着していた期間と同じくらいの時間、装着する必要があります。
しかし、矯正装置が外れた開放感から装着を怠ると後戻りしてしまう可能性があります。
リテーナーは自己判断で辞めず、歯科医師の指示通りに装着することが重要です。

態癖

態癖とは、歯並びを悪化させる癖や習慣のことを指します。
態癖の力は矯正装置で加える力よりも大きいと言われており、後戻りが起こる原因になります。
特に以下のような態癖には注意が必要です。

  • 頬杖
  • 横向き寝
  • 舌癖(ぜつへき)
  • 唇の癖
  • 口呼吸
頬杖

頬杖

普段何気なく行っている頬杖は歯に圧力がかかるため、後戻りの原因となります。
特に手をかけている部分の歯が内側に動きやすく、歯列がV字型になる可能性があります。
その結果、前歯が前方に押し出され、出っ歯を引き起こしてしまうことも。
矯正中から頬杖をしないように意識することが大切です。

横向き寝

横向きで寝ている場合、枕が顎にあたると圧力により、歯が内側に押し込まれて後戻りが起こる可能性があります。
頬杖と同様に出っ歯を引き起こしやすいため、仰向けで寝るように心がけましょう。

舌癖(ぜつへき)

舌で前歯を押す癖があると、上の前歯が前方に押し出されて出っ歯になる可能性があります。
本来、舌の位置は、舌先が上の前歯の付け根あたりにある「スポット」と呼ばれる場所に収まります。
しかし、口呼吸をしている方やお口周りの筋力が弱い方は舌癖がつきやすいです。

唾液を飲み込んだときに舌の先が歯に触れてしまう方は、舌の癖を持っている可能性があります。
出っ歯や受け口、開咬など引き起こしやすいため注意が必要です。
改善するためにはトレーニングが必要になります。

唇の癖

下唇を噛む癖があると、下唇の圧力によって上の歯が前に押し出されてしまい、出っ歯になる可能性があります。
また、同時に下の歯は奥に押し込まれ、歯並びが乱れる可能性も。
唇の癖が出ないように意識することが大切です。

口呼吸

本来、呼吸は鼻で行われるべきですが、鼻炎を持っている方やお口周りの筋力が弱い方は口呼吸になりやすいです。
口が常に開いている状態は、舌の位置が下がり、上の歯列を支える力が弱まります。
その結果、出っ歯になる可能性が。
また、口呼吸は歯並びに影響を及ぼすだけでなく、虫歯のリスクが高まったり風邪を引きやすくなる恐れもあります。

矯正後の後戻りを予防するには?

矯正後 後戻り 予防

矯正後の後戻りを予防する方法は、以下の通りです。

リテーナーを装着する

矯正後は、歯科医師の指示通りにリテーナーを装着することが大切です。
指示された時間や方法に従ってリテーナーを装着することにより、後戻りのリスクを軽減できます。

態癖を改善する

頬杖や横向き寝、口呼吸などがあると、後戻りの原因になります。
そのため、態癖がある方は矯正中に改善するのが望ましいです。
正しい姿勢を保ち頬杖をしない、枕の高さに注意して仰向けで寝る、
鼻で呼吸をする習慣を身につけるといった対策を行うことで態癖の改善につながります。
また、お口周りの筋力が弱い方は「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれるトレーニングも有効です。
歯科医師や歯科衛生士からアドバイスを受けて、正しい方法でトレーニングを行いましょう。

定期的なメンテナンスを受ける

歯は歯周病の進行や加齢などによって常に動くものです。
中でも歯周病は進行すると、歯を支えている骨が溶けて歯並びに大きな影響を与えてしまうことがあります。
歯並びの異常や歯周病の早期発見・早期治療のためにも定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。

後戻りが起きてしまったときの対処法

後戻りが起きてしまった場合、自力で治すことはできません。
再び矯正治療が必要となります。
後戻りの矯正は、初回の治療よりも短期間で行われることが一般的ですが、進行度によっては初回と同様の期間がかかる場合もあります。
後戻りを起こさないためにも、リテーナーを歯科医師の指示通り装着し、態癖を改善することが重要です。

 

保定装置の種類

保定装置の種類は様々あります。
歯科医院によって異なりますので、どんな保定装置を使っているのかチェックしていきましょう!

ベッグタイプリテーナー

取り外しができるタイプで、歯全体をワイヤーで囲むタイプです。
ワイヤーが歯の中心あたりに来るので、口を開くとワイヤーが見えてしまうのが難点ですが、
ワイヤーで締め付けられるので全体の歯並びを固定できます。
抜歯を伴う歯列矯正の治療後によく使用されるタイプです。

マウスピースタイプリテーナー

マウスピース

透明のマウスピースをはめるタイプのリテーナーです。
透明な素材なので装着していることがほぼ分かりません!審美性に優れたリテーナーです。
マウスピースタイプは、自由に付け外しができる分、歯磨きなどのし易さや清潔を保ちやすい装置です。
ただし、装着時の飲食は厳禁です。お食事の際に外さなければいけないため慣れるまで時間が必要です。
歯列全体を覆ってくれるため、後戻りが起きずらい装置となっています。

リンガルリテーナー

犬歯の間の前歯を固定するために、歯の裏側に装着するタイプのリテーナーです。
裏側にワイヤーをつけるので見た目はほとんど目立ちません!
固定式で取り外しが基本的にはできないものになります。飲食などの制限はありません。
しかし、固定式なので歯磨きの時も外せないため、食べカスや歯石がつきやすく、歯周病や虫歯のリスクが高くなります。

まとめ

態癖が続いていたりリテーナーの装着をさぼったりすると、歯は簡単に動いてしまいます。
後戻りをなるべく起こさないためにも、リテーナーをしっかり装着し、日頃から頬杖や横向き寝をしないように生活していきましょう。

もし後戻りが気になる場合は、再度矯正を行うのも一つの手。
当院では後戻りの矯正治療も提供しています。
無料相談を行っているので、後戻りした歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。

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