投稿日:2023.1.10
矯正装置を装着した当初は喋りにくい?滑舌を克服するトレーニング方法を紹介
皆様、こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です。
矯正装置のつけはじめは、違和感を覚えたり発音や話しづらさを感じたりする方が多いです。
特に歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」は、舌に装置が当たって滑舌が悪くなることもあります。
人によってはこれが、かなりのストレスになる方もいます。
そこで今回は矯正装置の違和感はどのくらいでなれるのか、滑舌を早く克服する方法をいくつかご紹介させていただきます。
目次
矯正装置の種類によって喋りにくさが異なる
矯正装置の種類には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。
さらにワイヤー矯正は表側矯正と裏側矯正にわけられ、装置ごとに喋りにくさが異なります。
- 表側矯正:歯の表面にワイヤーとブラケットをつけて行う一般的な矯正方法です。舌が装置に触れることがほとんどないため、比較的喋りやすいです。
- 裏側矯正:歯の裏側にワイヤーとブラケットをつけて行う矯正方法です。歯の裏に装置があるため、装置が直接舌に触れて話しにくい傾向にあります。
- マウスピース矯正:マウスピースを使用する矯正治療の方法です。歯全体をマウスピースで覆うため、喋るときに舌があたると話しにくく感じることがあります。
矯正装置による喋りにくさは、歯並びの状態によって個人差があります。
矯正装置の違和感は1週間~1ヶ月程度で慣れる
矯正装置をつけた直後は、違和感を覚えたり発音しにくくなったりします。
特に舌を使って発音する「サ・タ・ナ・ラ」行は発音しにくくなります。
しかし、その感覚は一時的なものです。舌の使い方に慣れることで矯正前のように自然な発音ができるようになります。
ただし、自然に発音できるまでの期間は個人差があります。一般
的には1週間~1ヶ月でスムーズに発音することができるようになるでしょう。
滑舌を早くを克服する3つの方法
矯正装置をつけてからスムーズに話せるようになるまでには、時間がかかることがあります。
しかし、話しにくいからといって消極的になってしまうと、慣れることができずにうまく発音できないままになってしまいます。
滑舌を早く元に戻すためにも積極的に人と話すよう心掛ける
ことに加えて、以下の方法を試してみましょう。
思いっきり舌を出してトレーニング
舌の柔軟性と筋力を向上させることで滑舌の改善が期待できます。
1.頭を少し上に向けて、舌をできるだけ天井に向かって突き出します。
2.数秒間その状態を保ち、次に舌を引き戻して正面を向きます。
3.この動作を繰り返す。
毎日数分間行うことで発音のしづらさを克服しやすくなります。
母音だけで発音するトレーニング
母音の「あいうえお」の発音がうまくできないと、言葉の伝わり方が不明瞭になります。
これを改善するために「母音法」と呼ばれるトレーニングが効果的です。
この方法は、全ての言葉を母音に置き換えて、口の形を意識してゆっくりと発音します。
たとえば、「おはようございます」の場合、ローマ字に変換すると「ohayougozaimasu」となりますが、母音だけ取り出すと「おあおうおあいあう」になります。
これをを繰り返し発音することで、母音の発音が聞き取りやすくなるのです。
実際に「おはようございます」と言うときにも、この感覚を保つことではっきりとした母
音で話すことができます。
このトレーニングは効果的な方法として、劇団四季の劇団の方たちもお稽古に取り入れているようです。
早口言葉
早口言葉は滑舌の向上に非常に効果的です。特に発音が難しい早口言葉を選び、繰り返し練習しましょう。
スピードにこだわらず、口の動きを意識的にコントロールすることが重要です。日常会話での明瞭な発音が自然と身につくようになります。
喋りにくいと感じたときにやってはいけないこと
矯正治療中に「話しにくさ」を感じることは一般的ですが、その際に避けるべき行動がいくつ
かあります。ここで特に注意すべき2つの点を紹介します。
過度な発音練習は避ける
話しにくさを感じたからといって、発音練習をし過ぎないようにしましょう。特に矯正装置をつけたばかりは、舌や粘膜が慣れていないため、傷つきやすく炎症を引き起こすことがあります。発音の練習は適度に行い、無理をしないよう心掛けましょう。
マウスピースを長時間外さない
マウスピース矯正の場合は、自分で着脱ができるため喋りにくいと感じたら外すことができます。しかし、マウスピース矯正は1日20時間以上装着する必要があります。マウスピースを外して一時的に話しにくさが解消されたとしても、装着時間を守らないと歯が動きません。最終的な仕上がりに影響を及ぼしてしまう可能性があるため、喋りにくいと感じても慣れるまでは外さないようにしましょう。
そのほかに知っておきたい矯正のトラブル
矯正装置をつけることによって生じるトラブルは、話しにくさや滑舌の問題だけではありません。
以下のようなトラブルが起こり得ます。
これらを事前に理解しておくことで矯正中の問題が起きても対処しやすくなり、「こんなはずではなかった」という後悔を防ぐことができます。
お口の粘膜の擦れや痛み
矯正装置を装着した際、最初のうちは頬や舌が装置に擦れて痛みや口内炎ができることがあります。しかし、慣れると傷や口内炎ができにくくなることがほとんどです。特に擦れる部分は、矯正用ワックスを適用して痛みをやわらげましょう。
食べ物が詰まりやすい
ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーがあることで食べ物が挟まりやすくなり、清掃が困難になる場合があります。慣れるまでは繊維質のものや麺類などは避けて、挟まりにくいやわらかいものを選びましょう。
歯の移動に伴う痛み
矯正治療は歯が動く過程で痛みを伴うことがあります。2~3日をピークに1週間程度でおさまるのが一般的です。
矯正治療直後は柔らかい食べ物を選び、噛む力を減らして歯への負担を減らすことをおすすめします。
矯正装置の変形や破損
硬い食べ物はブラケットが取れたり、ワイヤーが曲がるなど、
装置の破損リスクがあります。
そのため、ワイヤー矯正の場合、食事制限が設けられることがあります。
また、マウスピースは食事制限がありませんが、装置をつけたまま水以外の飲食はできないため注意しましょう。
ここまで矯正治療で起こり得るトラブルについて紹介しましたが、遭遇した場合や痛みなどがおさまらない場合はすぐに歯科医師に相談しましょう。
また、矯正治療を始める前にこれらのリスクについて十分に説明を受け、準備をしておくことが大切です。
まとめ
舌側矯正やマウスピース矯正だと目立ちにくいというメリットはありますが、舌の動きが阻害されやすく、喋りにくさを感じることがあります。
しかし、慣れれば必ず滑舌もよくなり歯並びもキレイになります。
トレーニングをすれば短期間で話しやすくなりますので、良かったら試してみてくださいね(^_-)-☆
また、矯正治療をはじめた際は、装置がお口の粘膜に当たって擦れたり、歯が動くことで痛みを伴うことがあります。
こういったことを事前に知っておくと安心して矯正治療を進められるでしょう。
矯正を少しでもお考えの方は、お気軽に当院の無料カウンセリングにお越しください。
「滑舌に影響の少ない矯正方法が知りたい」といったご相談にも丁寧にお答えします。
新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ?
★新宿駅から徒歩3分★
・裏側矯正歴16年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医
裏側矯正の経験の豊富さは都内1です!
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています。
SNSもぜひチェックしてみてください☆彡
→★Instagramはこちら★