投稿日：2025.1.17

裏側矯正は治療が早い?

矯正には、いくつか種類がありますが、矯正装置がほとんど目立たない「裏側矯正」があります。
矯正中の装置の見た目が気になる方から人気の裏側矯正ですが、
治療期間がほかの矯正と比較すると早くなるのか気になることもあると思います。
そこで今回は、裏側矯正の治療期間について詳しくご紹介します。

裏側矯正はどんな矯正方法？

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを用いて、矯正力をかける方法です。
歯の裏側に矯正装置がつくため、矯正装置がほとんど見えない特徴があります。
「矯正装置が目立つことが気になる……。」と考えている方におすすめの方法です。

歯の表面に装置をつける表側矯正と比較すると、
同じ歯並びの場合ほとんど期間に変化が無いことが多いですが、
内側から力をかけて歯を動かすため、「出っ歯」や「受け口」などの
内側に歯を動かす症例の場合、効率的に歯を動かせます。

裏側矯正の治療期間の目安とは？

矯正治療は、治療開始前の歯並びの症状によって期間が異なりますが、
平均で1年半～3年程度の方が多いでしょう。
ただし、歯並びの症状が軽度の場合で動かす範囲が少ない場合には、1年程度で歯並びが整うことがありますし、
骨格性の歯並びの不正の場合、治療期間が長くなることもあります。

治療開始前の精密検査を元に治療計画を立案した段階で、治療の目安の期間をお伝えすることができます。

お子様と大人の方の治療期間の違い

永久歯が生え揃うまでは、顎の成長が続いています。
また、顎の骨も柔軟なため、歯が動きやすい傾向があります。
お子様の矯正の場合は、顎の成長バランスを正しい位置に促しながら、
永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導します。

永久歯がすべて生え揃っていない段階で矯正治療を開始すると、
永久歯が生えてから矯正が必要になった場合も治療期間を短縮できる可能性が高くなります。

大人の方は、顎の成長が止まっているため、
顎の骨のバランスを整える方法では矯正治療を行うことができません。
そのため、顎の骨が柔軟なお子様の時期から矯正治療を開始すると、負担を軽減しやすくなります。

部分矯正と全体矯正の期間の違い

部分矯正

前歯などの一部分を整える矯正方法です。
奥歯の噛み合わせは改善することができないため、軽度の歯並びの不正に対応しています。
部分矯正は、半年～1年半程度の治療期間の方が多いですが、
歯並びの症状によっては適用にならず、全体矯正が必要なケースもあります。

全体矯正

噛み合わせも含めてすべての歯並びのバランスを整える方法です。
全ての歯並びを改善することができるため、1年半～3年程度の期間がかかる方が多いですが、
歯並びの不正が強い場合にも対応しています。

裏側矯正の治療期間を短縮する方法

セルフライゲーションブラケットを使用する

歯の表面に付ける「ブラケット」にも種類があり、シャッターのように開閉するセルフライゲーションブラケットは、
ワイヤーを中に入れるだけで、細いワイヤーで固定する必要がありません。

従来のブラケット装置の場合ワイヤーを固定するため、摩擦力が生じてその力以上の矯正力が必要です。
セルフライゲーションブラケットは、ワイヤーを固定しないことで、この摩擦力を軽減することができます。
そうすると、歯の動きがスムーズになり、治療期間を短縮できる可能性があります。

当院の裏側矯正は、基本的にこのセルフライゲーションブラケットを使用していますので、
通院した時の治療時間も短縮することができます。

定期的な通院

裏側矯正は、基本的には1ヶ月程度で調整が必要なため、通院をお願いしています。
しかし、忙しい時期などで長期的に通院が難しい状態だと、正しい矯正力がかかりません。
さらに、歯並びが後戻りしてしまう可能性もあるため、歯並びが悪くなる可能性もあります。
そのため、定期的に通院して歯並びの状態を確認し、調整することが大切です。

自己管理の必要性

セルフケア

裏側矯正の治療中は装置があるため、装置に汚れが着きやすくなります。
その部分の汚れをきちんと除去してむし歯や歯周病にならないようにする必要があります。
むし歯や歯周病の治療が必要になってしまうと、矯正装置を取り外して治療が必要になる場合もあります。
そうすると、治療期間が延びてしまうため、きちんとセルフケアを行うことが大切です。

ゴムかけ

治療の中でゴムかけをする場合がありますが、矯正装置だけでなくこの矯正用ゴムも細かい矯正力をかけています。
ゴムかけは、患者様に行っていただきますが、ゴムかけをさぼってしまうと正しい矯正力がかかりません。
決められた場所にきちんとゴムかけをしないと、
治療計画通りにはが動かないことがありますので、ゴムかけをきちんと行いましょう。

裏側矯正以外の矯正方法とは？

表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。
歴史のある方法で、多くの矯正歯科で対応している治療です。
大幅に歯を動かす症例にも対応しているため、歯並びの不正の方の多くが適用になります。

従来は金属のブラケットやワイヤーが主流だったため、矯正装置の見た目が気になってしまうことがありましたが、
白や透明のブラケットも選択できるようになり、矯正治療中の装置の見た目の負担を軽減することもできます。
矯正治療の中で表側矯正は、比較的費用を抑えて治療ができます。

歯並びの状態にもよりますが、裏側矯正と表側矯正の治療期間が同程度のことが多いでしょう。

マウスピース型矯正

お口の中をスキャンして、マウスピースを作製し、
段階的に形の違うマウスピースに交換することで、歯を動かす矯正方法です。
透明の薄いマウスピースを使用するため、矯正中の装置の見た目が分かりにくい方法です。
また、食事や歯磨きの時に取り外すことができるため、食事や歯磨きを矯正前と同様にできます。

ただし、取り外しができる分、自己管理が必要な方法で、1日20～22時間の装着時間が必要です。
食事の後に外している時間が長くなってしまうと、治療計画通りに歯が動かなかったり、
マウスピースが合わなくなったりすることもあります。

マウスピース型矯正は、スキャンをした情報を元に一度に多くのマウスピースを作製するため、
マウスピースが合わなくなってしまうと、その分治療期間が長くなってしまいます。
治療計画通り歯が動くように、毎日決められた時間装着する必要があります。

マウスピース型矯正の治療期間を短縮する光加速装置

光加速装置は、近赤外線の光を利用した装置です。
1日8分程度、装置をつけて近赤外線の光を照射することで、歯周組織の組織を活性化して、歯を支える顎の骨の代謝を促します。
そうすることで、歯の動きをスムーズにすることができ、マウスピースの交換期間を短くできます。
また、代謝を促進するため、痛みを軽減します。

まとめ

これから矯正治療をスタートする方は、矯正期間がどの程度かかるか気になる方も多いと思います。
裏側矯正は、セルフライゲーションブラケットを使用することで、一般的なブラケットより治療期間が短縮できます。
また、定期的な通院や自己管理を徹底することで、スムーズに治療を行うことができます。

治療期間は、患者様の症状によって異なることが多いですが、
精密検査をして治療計画を立案すると目安の治療期間を知ることができます。
当院は裏側矯正の症例も数多くありますし、治療期間の疑問や矯正に関する質問はお気軽にご相談ください。

新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ？

★新宿駅から徒歩３分★
・裏側矯正歴１６年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医

裏側矯正の経験の豊富さは都内１です！
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています(*^^*)

SNSも毎週更新中です！ぜひチェックしてみてください☆彡
インスタグラムでは、症例写真のまとめや、矯正についてのお役立ち情報、院内の雰囲気がわかる動画など
様々な情報を発信しています(^^♪
→★Instagramはこちら★

毎日カウンセリングのご予約も承っております！
当日精密検査を受けることも可能ですので、当院の治療方針が気になる…
という方は是非一度ご来院ください♪
→★カウンセリングのご予約はこちら★