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投稿日:2024.10.14

金属アレルギーでもワイヤー矯正治療は受けられますか?

従来の矯正治療のイメージは金属の装置をイメージする方も多いのではないでしょうか。
以前は、金属の装置が主流でしたが、矯正治療の種類もいくつかあり、
透明なマウスピース型矯正や白や透明の装置もあります。

そのため、金属アレルギーの方でも矯正方法や装置の素材を選ぶことで矯正治療ができることが多くなります。
そこで今回は、金属アレルギーの方でもワイヤー矯正治療を受けられるかについてお話させていただきます。

金属アレルギーって何?

金属アレルギー 矯正治療 歯列矯正

金属アレルギーは、金属のアクセサリーなどをつけると皮膚に赤みやかゆみなどの症状が出る疾患です。
接触する部分が汗をかいて、金属イオンが反応してアレルギー症状を引き起こします。

金属アレルギーを引き起こしやすい金属はいくつか種類があり、
ニッケル、コバルトクロム、パラジウム、白金、銅などがあります。
小さい頃から金属アレルギーの方もいますが、金属アレルギーは今まで平気だったのに突然症状が出る場合があります。

アレルギーの許容量は個人差があり、その許容量を超えてしまうとアレルギー症状が出ると考えられています。
そのため、お口の中に銀歯や金属の矯正装置が入っていると、
金属イオンが少しずつ溶け出して金属アレルギーを発症する可能性があります。

現在は、矯正治療の種類や装置の素材も選択できるようになっていますので、
金属アレルギーの方でも治療が可能性なケースが多くなります。

マウスピース型矯正は金属アレルギーの方も対応

金属アレルギー対応 マウスピース矯正 歯列矯正

マウスピース型矯正は、患者様のお口の中をスキャンして、
お口にぴったり合ったマウスピースを作製しますがプラスチック製のため、金属アレルギーの心配がありません。

10日~2週間程度で形の違うマウスピースに交換して、歯並びを整える方法です。
透明のマウスピースをするため、矯正中の装置の見た目がほとんど分かりません。
また、取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。

ただし、歯並びを大きく動かす歯並びには不向きな場合があります。
そのため、歯並びの不正が強い場合には、マウスピース型矯正が適用にならないことがあります。
また、1日20~22時間の装着が必要です。
取り外しができるため、患者様に自己管理していただく必要がありますが、
食事の後などに外している時間が長くなってしまうと治療計画通りに進まない可能性があります。

インビザラインは、1度のスキャンで多くのマウスピースを作製しますが、
マウスピースが合わなくなると、作り直しが必要になることもあります。
マウスピースの作製は3~4週間程度かかるた、治療期間が延びてしまいます。

金属アレルギー対応ワイヤー矯正 白や透明のブラケット

 

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットというパーツをつけてワイヤーを使って歯を動かす方法です。
従来は金属の装置が主流でしたが、審美性の問題や金属アレルギーの可能性などから
白や透明のセラミックブラケットがあります。
セラミックブラケットは表側矯正の時に審美性が気になる方が選択することもありますが、
金属アレルギーの方も治療ができます。

また、金属の中でもアレルギーが出にくい素材のチタンのブラケットもあります。
チタンは、歯科ではインプラント、医科では人工関節や心臓ペースメーカーにも使われている素材です。
身体とのなじみも良く、生体親和性が高いため、金属アレルギーの可能性が低いと言われています。

しかし、歯の裏側につけることができて装置の見た目がほとんど分からない裏側矯正は、
金属の装置しかないため、金属アレルギーの方には対応していません。

金属アレルギーの方でも、すべての金属にアレルギー反応が出るわけではなく、
一度皮膚科でアレルギー検査を受けるとご自分のアレルギーについて知ることができます。

金属アレルギーの検査方法

金属アレルギーチェック方法 パッチテスト 血液検査

金属の中でアレルギーがあるのは、主に4種類ですが、その原因になっている金属を特定する必要があります。
そこで行われる金属アレルギーの方法は、パッチテストと血液検査です。

金属アレルギーのパッチテスト

金属の試薬が含まれているパッチを背中につけます。
2日後のアレルギー症状と3日後、7日後のアレルギー症状を確認します。

金属の種類ごとにパッチを貼ることができるため、
複数の金属を検査できるメリットがあります。

ただし、検査をしている間は、汗をかく運動は控えるなど日常生活に制限があります。
また、反応が広範囲になっている場合、金属の特定が難しくなってしまうため、
もう一度検査が必要なケース
もあります。

血液検査

血液検査でも金属アレルギーの検査をすることが可能です。
採取した血液を培養して金属の成分を加えてアレルギー反応が出るか調べます。
血液検査は、1回で検査ができるため患者様の負担が少ないメリットがありますが、
アレルギー反応が出ない場合もあります。

パッチテストは、金属に触れて症状が出た時に一時的に皮膚症状が出てしまうことがあります。
また、検査に1週間程度かかるため、生活に制限がかかってしまうデメリットも。
ただし、パッチテストの方が反応は出やすいため、パッチテストを行うことが多いでしょう。

金属アレルギーになりやすい方

アトピーなどのアレルギー体質の方

アレルギー体質の方は、免疫細胞が反応しやすい可能性があります。
そのため、金属アレルギーを発症する場合があります。

汗をかきやすい方

金属アレルギーは、汗などが原因で金属イオンが溶け出して、
タンパク質と結びついてアレルギー反応を引き起こします。
そのため、汗が引き金になってしまうため、汗をかきやすい方はアレルギーの可能性が高くなります。

金属製の物をつける機会が多い方

金属の時計やネックレスなど金属製の物を身につける機会が多い方は、
金属アレルギーのリスクが高くなります。
歯科では、むし歯治療をした後の銀歯が金属アレルギーを発症させてしまうことがあります。

金属アレルギーを予防するためには

金属アレルギーを予防するためには、日常生活の中で金属に触れる時間を減らすことが大切です。

アクセサリー類

メッキ製のアクセサリーは金属アレルギーの可能性があります。
純度の高い金やプラチナは比較的金属アレルギーのリスクが少ないといわれています。
ただし、症状が出るようでしたら、一度アレルギー検査を受けることをおすすめします。

ピアス

耳に穴をあけるため、かぶれやすい特徴があります。
ピアスの穴を開けた時は、チタン製のピアスや金属のピアスは控えるなど配慮が必要です。
また、皮膚科でピアスの穴を開けてくれる場所もあるため、かぶれやすい方は医師の指示のもと行うと安心でしょう。

時計や眼鏡

時計や眼鏡は日常的につける機会も多いため、ニッケルフリーやチタン製の物を選ぶと良いでしょう。

歯の被せ物や矯正器具

むし歯治療の時の被せ物は、保険適用では金属の被せ物が主流でした。
現在は条件によっては、白い被せ物も対応しているため、
金属アレルギーのリスクも考慮して合っていない被せ物を作り直しすることができます。

また、自由診療にはなりますが、セラミックの被せ物も選択できます。
矯正器具もセラミックブラケットやチタン製のワイヤーなど、金属アレルギーの方も使用できる材料が選択できます。

まとめ

金属アレルギー 歯列矯正 ワイヤー矯正 マウスピース矯正

矯正の種類や矯正装置の素材によっては、金属アレルギーの方も治療が可能です。
歯並びの不正の程度によって、どの矯正治療が適用になるか異なる場合もありますので、
まずは相談することをおすすめします。
患者様のお口の状態やご希望を考慮して、矯正治療の種類をご提案いたします。

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