投稿日:2024.3.15
ゴムかけをさぼるとどうなる?
こんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です★
みなさん矯正治療をしている方は、小さなゴムを使って「ゴムかけ」をしていた方もいるのではないでしょうか?
このゴムかけは、矯正の治療でもとっても大切です!!!
矯正では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの装置を使って歯をキレイに並べていきます。
ゴムかけは、装置以外に矯正の力をかける重要な役割があるんです!
そこで今回は、ゴムかけについて詳しくご紹介します。
目次
矯正のゴムかけって何?
装置にも得意、不得意な側面があり、ワイヤーやマウスピースの装置は、横1列に歯をキレイに並べるのは得意なのですが、
「噛み合わせのバランス」を調整するのは「ゴムかけ」の方が得意という一面があります。
小さなゴムを使用する「ゴムかけ」ですが、上下の噛み合わせを調整する時に使用されることが多いパーツです。
また、ワイヤー矯正やマウスピース矯正の力だけでなく、プラスして矯正力をかけたい場合に、ゴムかけをして、微調整を行ったりすることもあります。
ただし、すべての方にゴムかけが必要なわけではなく、歯並びや噛み合わせのバランスを見ながら使用します。
また、すべての矯正期間に使う方ばかりでなく、歯並びの状態をみながら治療途中で行う場合もあります。
ゴムかけの3つのメリット
効果的に矯正治療ができる
ワイヤー矯正やマウスピース矯正の装置の力だけでなく、ゴムかけで適切な力をプラスすることで、効果的に矯正治療を行うことができます。
歯に負担がかからないように、1ヶ月に動かせる歯の移動の距離は決まっていますが、歯の動かし方によっては、ゴムかけの力の方が効率的に動かせる場合があります。
同様に、「アンカースクリュー」という装置もあります。
これは歯ぐきの部分に小さなねじを埋め込むのですが、固定源を自由に選択できるので、効率的に矯正ができるパーツの1つです。
歯の移動がしやすくなる
歯を動かす際に、歯を一列に整える動きはワイヤー矯正やマウスピース矯正は得意な特徴があります。
一方、ゴムかけは、細かい微調整を行う際に効果を発揮しやすく、その場合に歯の移動をしやすいです。
歯を動かしたいポイントに合わせて、ゴムかけも併用していくため、効果的に歯の移動を行うことができます。
噛み合わせのバランスを整えやすい
噛み合わせは、繊細な部分で、一部が強く当たっていると食事の際に負担がかかります。
矯正治療は、見た目だけなく、噛み合わせのバランスも含めてトータルで歯並びを改善していきますが、噛み合わせのバランスが整えやすいのはゴムかけです。
上下の噛み合わせを整える際に、上下にゴムかけをすることで、噛み合わせを効果的に改善しやすくなります。
ゴムかけの留意点
ゴムかけの場所をきちんと把握する
ゴムかけをする突起の部分がありますが、患者さまによっては、いくつかそのパーツがついている場合があります。
どの場所にどのようにかけるのかクリニックにご来院いただいた時にお話しさせていただきますが、調整の時に確認しましょう。
ゴムの大きさを把握する
ゴムには、いくつか種類があります。
ゴムの大きさや種類によって、どの程度力をかけるのか変わります。
治療が進んでいくと、ゴムの種類が変わることがあるので、その場合には、間違えないように管理することが大切です。
ゴムかけしない方の4つのリスクとは
治療期間が長くなる可能性がある
矯正治療がスタートする前に、精密検査をして歯を並べるシュミュレーションを行います。
その上で治療計画を立てて、歯並びが整う予測をしますが、矯正装置を指示通りに使用しないと、治療計画通りに歯が動かない場合があります。
ゴムかけは、1日約20時間程度の装着をお願いしています。
そのため、食事をした後に「ちょっとだけ……。」とゴムを外している時間が長くなってしまうと適切な効果を得られません。
その結果治療期間が長くなる場合があります。
治療効果が低下する
ゴムは小さなパーツですが、矯正力を微調整して、噛み合わせのバランスを整える大切な役割をしています。
そのため、ゴムかけを怠っていると、理想的な歯並びまで整わないことがあります。
最初の段階は、歯が大きく動くので、見た目にも変化が大きい時期です。
ただし、噛み合わせのバランスを整えるゴムかけの時期は、見た目には変化が小さい時期のことが多いでしょう。
ただし、噛み合わせのバランスは重要で、噛み合わせが整っていないと、将来的に後戻りの可能性が考えられます。
また、強く当たっている部分に負担がかかってしまうことも。
噛み合わせのバランスが悪いと、顎関節症のリスク、口周りに筋力が緊張して、首こり、肩こり、頭痛などにつながることもあるため、噛み合わせのバランスは重要です。
全身のバランスを整えるためにも、きちんとゴムかけを行って、よりよい歯並びになるようにご協力ください。
矯正治療に対してストレスになることがある
治療計画の通りに歯が動かないことはストレスにつながります。
最初に時期は、歯並びが整っていく段階なので、モチベーションも上がりやすいですが、歯の動きが少ない時期はモチベーションが下がりやすい時期です。
ただし、矯正治療の過程で、噛み合わせのバランスを整える時期は重要な期間なので、この時期を頑張って乗り越えましょう。
ゴムかけを行う矯正方法とは?
ワイヤー矯正
歴史のある矯正方法で、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけて、ワイヤーを通して適切な力をかけて歯を動かす矯正方法です。
以前は、金属の装置のイメージがありましたが、矯正中の見た目の改善のために白や透明のブラケットや審美ワイヤーも選択できるようになりました。
多くの歯並びに対応している矯正方法で、患者さまの歯並びに合わせて、固定源を自由に設置できる「インプラント矯正」などもあります。
また、ブラケットの種類も、ワイヤーを固定しない「セルフライゲーションブラケット」があります。
このブラケットは、摩擦力が軽減できるので、弱い力で歯を動かすことが可能です。
これらのワイヤー矯正の装置も「ゴムかけ」が必要になる場合があります。
患者さまのご希望とお口の状態にあわせて、よりよい矯正方法がご提案できるようにいたします。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを作製して、段階的に形の違うマウスピースに交換することで、歯並びを動かす矯正方法です。
透明のマウスピースを使用するので、矯正中の見た目が目立ちにくい矯正方法です。
また、取り外しができるので、食事や歯磨きを今まで通り行うことも可能です。
マウスピース矯正の場合も、歯の突起をつけて「ゴムかけ」を行う場合があります。
まとめ
矯正の治療の中で、ワイヤーの装置やマウスピースの装置だけでなく、ゴムかけも大切な矯正力です。
正しい歯並びを整える上で、大切な役割をしますので、ゴムかけの指示があった場合には、毎日使用しましょう。
また、かけ方やかける位置が分からない場合には、クリニックに相談しましょう。
正しい位置に付けないと、適切な効果が得られない場合があります。
ゴムかけは細かな調整をする時に行う大切なステップです。
理想的な歯並び、噛み合わせになるために、ご一緒に頑張りましょう(^_-)-☆
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