投稿日:2023.4.4
マウスピースが臭う原因は?マウスピースのお手入れと臭いの対処法
皆様こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「マウスピースの臭いの原因」や「マウスピースの正しいお手入れ方法」、「臭いの対処法」についてご説明します。
矯正装置のインビザラインや、寝ている時の歯ぎしりや食いしばりを予防するナイトガードなど、
様々な場面で取り外しができるマウスピースを使用する方が増えています。
マウスピースを使用していて、毎日お手入れしているにもかかわらず、
「マウスピースが臭い気がする」と感じたことはないでしょうか?
マウスピースは毎日取り外しをして使用するものなので、衛生的に気持ちよく使えるようにお手入れをする必要があります。
マウスピースを使用する際に、臭いの対処法として参考にしていただければ幸いです。
目次
マウスピースの臭いの原因は?
マウスピースは、用途に応じてプラスチック製やゴム製の素材でできています。
歯型に合わせて着脱ができるものなので、最初は透明ですが、使っていくうちに劣化したり色移りや臭い移りがしやすくなります。
マウスピースの臭いの原因になるのが、細菌の増殖です。
マウスピースに細菌が繁殖してしまう要因を4つご説明します。
①マウスピースの劣化や傷に細菌が繁殖する
毎日使用していると、歯で噛む摩擦や、着脱する際に摩擦が進み、細かい傷ができます。
歯ブラシで強くこするなども、マウスピースの傷に繋がります。
この傷の中に、細菌が進入して増殖することが臭いの元になってしまうのです。
また、傷には色素も入りやすくなるため、変色の原因にもなります。
②食べかすやプラーク(歯垢)が付着する
マウスピースを装着したまま飲食をしたり、お食事の後に歯磨きしないままマウスピースを装着すると、
お口の中に残っている食べかすやプラーク(歯垢)が付着して、マウスピースの臭いの元になります。
③唾液の自浄作用が働きにくくなる
本来はお口の中に唾液が循環する事で、自浄作用が働き歯の表面に着いた汚れが自然に洗い流されますが、
マウスピースを長時間装着していると、マウスピースと歯が密着することで口の中が乾燥して
自浄作用の働きが悪くなってしまいます。
④着色やステインが沈着する
マウスピースの素材は、主にポリウレタンなどのプラスチックなので着色しやすく、その着色部から菌が繁殖するため、
コーヒーや紅茶、カレーなど、着色しやすい食べ物や飲み物には注意が必要です。喫煙もなるべく控えた方が良いでしょう。
またマウスピースを綺麗にしないとマウスピースにも歯石がたまるって知ってましたか…?!
マウスピースを使っている方はこちらも確認してみてくださいね!↓↓
マウスピースにも歯石がつく?!
マウスピースのお手入れの仕方
日頃から気をつけていても、臭いの元になる菌が付着してしまうと、
不衛生なマウスピースをお口の中に装着することになってしまいます。
清潔に気持ちよく使い続けるためには、毎日のマウスピースのお手入れや、お口の中のセルフケアが大切です。
マウスピースは取り外して使用することができるため、固定式の装置と違って、
お口の中から外して、直接お手入れをする事ができます。
マウスピースを使用した後は歯ブラシで汚れや唾液を取り除き、流水で洗い流します。
週に1〜2回はマウスピース専用の洗浄剤を使うと、タンパク質汚れを分解して、効果的に消臭や細菌の除菌をする事ができます。
洗浄後は、すっきりとして気持ちが良いですが、使いすぎるとマウスピースの耐久性が落ちる事があるため、
使用頻度は使用方法を守って使うようにしましょう。
市販で超音波洗浄機を購入することもおすすめです。
超音波洗浄機は振動による小さな気泡で落としにくい微細な汚れを落とすことができます。
価格は3000円〜10000円で家電量販店やインターネットでも購入することができます。
歯ブラシやリテーナーにも使うことができるので、一つ持っておくと便利です。
洗い終わった後はカビが生えないように通気性の良い場所で乾燥させるようにしましょう。
また、保管する時は、ティッシュにくるんで置いたままにしておいたり、そのままバッグに入れたりしてしまうと、
間違って捨ててしまったり、変形したりしてしまうことがあります。
マウスピースを使用しない時は、紛失したり傷が付いたりしないように、専用のケースに保管するようにしましょう。
マウスピースのお手入れチェックリスト
☑流水下で洗う(水かぬるま湯)
☑柔らかめの歯ブラシを使用する
☑食べかすや歯垢が残っていないかチェックする
☑通気性の良い場所で乾燥させる
☑使用しない時は専用ケースに入れて保管する
☑週に1〜2回はマウスピース洗浄材を使って除菌する
☑超音波洗浄機で洗浄する
マウスピースのお手入れの注意点
マウスピースを洗浄する際に歯磨き粉は使用しないようにしましょう。
市販の歯磨き粉はほとんどが研磨剤が入っているため、マウスピースに傷がついてしまう原因になります。
硬めの歯ブラシもマウスピースの清掃には向きません。
やわらかめの歯ブラシを使って優しい力加減で磨き、丁寧に汚れを落とすようにしましょう。
汚れが落ちにくい時には、食器用の中性洗剤を少し薄めて使っても構いません。研磨剤が入っていない物を使うようにしましょう。
また、臭いが気になるからといって、熱湯をかけたり、消毒用アルコールに浸けたりすると、変形や破損の原因になります。
自己判断で間違ったお手入れをしないようにしましょう。
お手入れの注意点
1.歯磨き粉を使用しない
2.熱湯をかけない
3.煮沸しない
4.アルコールをかけない
5.強い力で磨かない
マウスピースの耐久性
マウスピースは、きちんとお手入れをしている場合でも徐々に劣化してきます。
毎日習慣的に使用していくと摩擦が進むため、永久的に使い続けられる物ではありません。
マウスピースに変形や破損がないかどうかを定期的なメンテナンスでチェックする必要があります。
マウスピースの耐久年数は、1〜3年程度です。
噛み合わせの状態によって、すり減り方には個人差があるため、人によっては半年で破損する方もいらっしゃいます。
マウスピースの破損は、臭いの原因になるだけでなく、マウスピースの効果が十分に得られません。
3年経っても破損がない場合でも毎日習慣的に使うことで摩擦しているため、再作製が必要になります。
定期的なメンテナンスでマウスピースの状態を確認し、歯科医師の指示に従って使用するようにしましょう。
お口の中のお掃除も入念に
正しいお入れをしていても、マウスピースの臭いが気になる場合は、お口のケアが十分にできていないかもしれません。
歯垢を効果的に取り除くためには、人によっては歯間ブラシや糸ようじなどの道具を使う必要があります。
患者様によって、汚れが残りやすい部分が違うため、歯科医院での歯磨き指導を受けたり、
取りきれていない歯垢や歯石を除去して、定期的に口腔内の環境を整えるようにしましょう。
歯石や歯垢が残っていると口臭の原因になることもあるため、ご自身のお口のケアはとても大切です。
まとめ
マウスピースの臭いが気になる時は、今回お伝えしたお手入れ方法や、注意点をぜひ参考にしてみてください。
マウスピースはプラスチックの素材なので、摩擦などの物理的な力に弱い面があります。
取り扱いや使用方法は、歯科医師の指示に従って行うようにすることがとても大切です。
患者様によっては、噛み合わせの摩擦が強くかかってしまう場合がありますので、
耐久性を確認するためにも定期的なメンテナンスに通うようにしましょう。
また、マウスピースはお口の中の歯垢をできるだけ除去して、清潔な状態で装着するようにしましょう。
歯石が付いている場合は歯科医院で取り除くことがおすすめです。
当院では、マウスピース専用の洗浄剤を2種類ご購入いただけます。
マウスピースの臭いが気になる場合や、取り扱いについてわからないことなどあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
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