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ブログ

投稿日:2023.6.3

マウスピース矯正中にタバコ吸ってもいいの?

皆様、こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です!
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

時々、カウンセリングの際にこんな質問を頂くことがあります。
「喫煙習慣があるけど、マウスピース矯正を始めるのに禁煙しなくてはならないのでしょうか?禁煙出来るか心配で…」
矯正=禁煙というイメージを少なからず持っている方も多いのかと思い今回の議題にさせて頂きました。
喫煙している方は禁煙することがネックになって、矯正を始めるか悩まれる方もいます。

結論から申しますと、マウスピース矯正中に喫煙しても大丈夫です。
ですが、喫煙する時にはマウスピースを必ず外すことや、様々なリスクや注意事項があります。
この記事を最後までお読みいただくことで、マウスピース矯正中の喫煙での注意事項についてご理解いただければと思います。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正 喫煙と矯正治療

マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットを使わずに、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす矯正方法となります。
目立たず、周囲の人に気づかれにくい特徴があります。
人と会ったり喋る機会が多い仕事の方でも、他人に気づかれずに歯列矯正を行えるマウスピース矯正は、
社会人の方や年配の方でも負担の少ない矯正方法と言えます。

メリット

透明で目立ちにくいため、外見的な影響が少ない。
食事や歯磨き、大事なご用事の際にご自身で取り外せるため、日常生活が便利です。

デメリット

マウスピースを交換しながら歯を動かしていく為、マウスピース交換時期の把握が必要です。
また、着用時間が22時間以上を推奨してるので時間管理も重要となります。
歯の動きや矯正期間にも大きく関わってきます。
基本的にマウスピースを装着したまま、お水以外の飲み物は飲めません。
さらに食事の際は必ず外す必要が出てくるため、間食や食べ歩きなどの際も注意が必要となります。
着用しているマウスピースも、ずっと口腔内にあるものなのでお手入れをしないと細菌が増え臭いや汚れの原因になります。

マウスピース矯正中にタバコを吸うとどうなる?

上記、内容を踏まえまして本題に移ります。

タバコ

マウスピースの着色

マウスピース矯正中にマウスピースを装着したままタバコを吸うと、
タバコに入っている成分のタールが、マウスピースを着色します。
マウスピースは透明ですので、歯が汚れているように見えてしまうデメリットがあります。

変形の可能性

紙タバコの場合には、マウスピースに熱が伝わり変形する可能性があります。
変形してしまうと、マウスピースが本来の位置に元に戻せないことや、変形した状態で歯が移動されてしまうので、
本来動いてほしい方向に動かず、矯正期間が長くなってしまう可能性があります。

マウスピース装着時間が短くなる

マウスピース矯正では、マウスピースを装着する時間は長いほど良いと言われています。
1日に22時間以上装着することを推奨しているので、逆算すると2時間しか外せないことになります。
お食事中や歯磨き、マウスピースの洗浄中などは外していますが、
喫煙している間も外すとなると、喫煙頻度が高い人ほど22時間以上装着するのは難しい場合がほとんどです。

口臭が発生する

タバコを吸う際にはマウスピースを外しますが、その後に歯磨きをして戻すことをしないとタバコの成分がお口の中に残ります。
タールは歯の表面に沈着して着色汚れになりますし、その上にもプラークや歯石が付着しやすくなります。

歯周病になる可能性も

矯正をしているしていないに関わらず、喫煙は歯周病のリスクを高めることがみとめられています。
歯周病が進行すると、歯の寿命や安定性に大きな影響を与える可能性があります。
矯正終了後のリテーナー(保定装置)を使用していても歯がなかなか安定しにくい等起こる場合もあります。

タバコを吸うことで起きる弊害

矯正中の喫煙 デメリット 歯が動かない

歯が動きにくい

矯正治療では歯を動かす時に、歯の周囲の顎の骨を溶かしながら、再生させながら少しずつ動かしていきます。
成長期で顎の骨がまだ柔らかい期間や、新陳代謝が良いと矯正治療に効果が出やすいというデータも出ています。
実はタバコを吸うとその煙や成分がお口の中全体に行き渡り、タバコの有害物質(ニコチン)が歯肉の血流を悪くします。
そうする事で、血流が悪くなった顎の骨の中では新陳代謝が遅くなり、
歯を移動させたときに動かした顎の骨が再生するまでに、通常より時間がかかります。

タバコの種類でも注意が必要

タバコの種類でも、大きく変わります。

紙タバコ

ニコチンが含まれており、加えた部分に熱が加わるのでマウスピースが変形する恐れがあります。

電子タバコ

ニコチンが含まれないものであれば、ニコチンが含まれているものもあります。
直接ではなくリキッドから蒸気を吸っているから大丈夫だと思われる方もいるかもしれませんが、
ニコチンが含まれていれば歯を動かしにくくする要因になりますのでご注意ください。

喫煙することによる歯以外への影響

喫煙の影響 タバコ吸うことのデメリット 矯正中の喫煙

喫煙は健康に深刻な影響を及ぼします。
肺がんや口腔がん、咽頭がん、膀胱がんなど多くのがんのリスクを高めます。
さらに、心臓病や脳卒中の原因ともなり、これらの病気のリスクを大幅に増加させます。
また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支炎といった呼吸器系の病気を引き起こし、息切れや咳、呼吸困難を引き起こします。
喫煙は見た目にも影響し、歯や肌にダメージを与え、老化を早めることがあります。
周囲の人々にも受動喫煙として有害な影響を及ぼし、特に子供や妊婦に対してはとても深刻です。
喫煙は健康を害し、生活の質を低下させる大きな要因となります。

禁煙をすると自身の健康だけでなく、周囲や環境にも良い影響を与えます。
禁煙はこれらのリスクを大幅に減少させることができます。

まとめ

矯正中タバコ 矯正中は喫煙 矯正する禁煙

いかがでしたでしょうか?
タバコ自体が、皆様ご存知の通り健康にはよくないので喫煙しないに越したことはないですが、
どうしても吸いたいという場合は、矯正治療中の喫煙は口内環境を悪化させ、歯周組織に悪影響を及ぼすこと。
これにより、歯の移動や矯正治療の進行が妨げられる可能性が高いこと。
タバコに含まれる有害物質が歯茎の血行を悪化させ、炎症を引き起こしやすくなること。
歯の周囲の骨や歯茎が弱くなり、矯正治療中の歯の安定性に影響を与える可能性があること。

これらはマウスピース矯正に関わらず、ワイヤー矯正にも同じことが言えます。
矯正治療を始めたことで、次第に禁煙する事ができたという方も居ますので、
矯正治療をスタートしたいけどタバコを吸っていて悩んでいる、という方はぜひ新宿歯科・矯正歯科までご相談ください。
ご一読して頂きありがとうございます。

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