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ブログ

投稿日:2022.4.26

上顎前突(出っ歯)を治す3つの方法

みなさんこんにちは。新宿歯科矯正歯科の歯科医師の髙田です。
ブログをご覧になって頂きありがとうございます。
今回は上顎前突(出っ歯)を治し方についてお話しさせて頂きます。
改善の仕方は大きく分けて3つあります。
※上顎前突(出っ歯)の症状についてのブログ記事はこちら>>

1.セラミッククラウン法

歯 セラミックのイメージ画像

簡単に言うと差し歯を入れることで歯の神経を便宜的に取り、セラミックを被せていくことを言います。
前歯が健康な状態で虫歯でなくても歯を大きく削り、歯の神経もなくなるので歯の寿命がかなり短くなります。
数回の通院で終了するのでそこはかなりの利点となりますが、前歯に虫歯がない方にはオススメできない方法です。
また、上の前歯だけ下げても下の歯が前に出ていると下げることが出来ないので上下での治療が必要になります。
定期的な通院が難しい場合はこの方法になりますが、意外に費用もかかりますのでよく考えてから処置をうけてください。

2.外科手術

骨格

顎の発達が既に終了している成人の方は上の顎の骨を切り(場合により下の顎の骨も切る)直接上の顎を後ろに下げることで上顎前突を改善していきます。
自分自身では上の顎が出ているように感じていても実際は下の顎が下がっていて、相対的に上の顎が出ていることがあります。
その場合は下の顎を前に出すような手術を行います。
まだ顎の成長が認められる小中高生ぐらいまでの方はこれの適応ではありません。
小中高生は上の顎の成長を抑制するような装置をつけていき、手術なしでこれ以上上の顎が前に出ないようにできます。
このことから小児矯正は重要であり、小中学生のときから矯正を始めていると将来、外科手術を受けずに上下の骨格のバランスを保つことができ、成人になってからの矯正も比較的早急に終わらせることが可能です。
当院の外科メニューはこちら>>

3.歯列矯正

矯正 TAD

TAD

最後は歯列矯正です。
歯にブラケットと呼ばれる装置をつけるか、マウスピースで歯を動かして前歯を下げる方法です。
前歯を下げるためにスペースが必要なので歯を抜いていくか歯を1本1本後ろに動かしていきスペースを作ります。
その後、TADと呼ばれるネジみたいなものを骨に打ち込んでいき、そのネジから前歯をくくりつけて選択的に下げていきます。
歯を抜くかどうかはレントゲンで骨の状態や歯の状態を見ていき決定するので必ずしも抜く必要があるかは分かりません。
歯を抜くと人によってはほうれい線が目立ってしまったり、鼻の下が伸びてしまう恐れがあるので、
その点も慎重に判断していきます。
当院の歯列矯正のメニュー一覧はこちら>>

最後に

以上3つの方法を簡単に説明させて頂きました。
上顎前突が顕著に認められる場合は2つ目でご紹介した外科手術を行った後に3つ目に挙げた歯列矯正も組み合わせて治療していくことがあります。
また、E-ライン(エステティックライン)と言って鼻の先と下あごの先を結んだ線に口元が収まっているか確認することによって、実際上の顎が出ているかわかります。
E-ライン上に上の口唇が収まっているにもかかわらず、出っ歯だと感じる場合は下の顎が下がっている可能性が高いです。
いずれにしてもレントゲンをとり、上下の顎の成長のバランスをしっかり分析してから何が原因で出っ歯だと感じているかどの治療が適切かを考えた上で治療することが一番大切になります。
当院では歯列矯正もしくは外科手術後の歯列矯正で出っ歯を改善していきますので、出っ歯を気にされていましたら是非御気軽にご相談ください。
随時、無料カウンセリングを行なっており、ネットから簡単に予約が取れます。心より予約お待ちしております。
ご予約はこちら>>
ここまでご覧頂きありがとうございました。