投稿日:2024.9.11
保定装置はいつまで付ければ良いの
こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正装置が外れると嬉しさのあまり、鏡を見るたびに思わず笑顔になってしまうのではないでしょうか。
しかし、装置が外れたからといって完了ではありません。これから始まるのが「保定期間」です。
矯正治療では、歯や顎の骨を少しずつ動かして理想的な位置に整えます。
しかし、歯は元の位置に戻ろうとする性質を持っています。
そこで、保定期間で矯正治療によって動かした歯を、新しい位置で安定させる必要があるのです。
本記事では、保定装置の重要性や、いつまで装着するのかについて解説します。
目次
保定期間・保定装置(リテーナー)とは?
保定期間とは、矯正治療によって動かした歯を安定させる期間のことです。
歯は、元の位置に戻ろうとする性質を持っています。
せっかく矯正でキレイに並べた歯も放っておくと、元の位置に戻ってしまう可能性があるのです。
この現象を「後戻り」と言い、それを防ぐために必要なのが「保定装置(保定装置)」です。
保定装置は、歯を新しい位置に固定し、後戻りを防ぐ役割を果たします。
保定期間をしっかり過ごすことで整えた歯並びを長期間キープできます。
矯正後の保定期間はいつまで?装着時間や期間の目安
「保定装置って、いつまでつければいいの?」このような疑問を持つ方は多いです。
保定期間や保定装置の装着時間は人によって異なりますが、一般的には以下のようになります。
装着時間
矯正治療直後は、歯はまだ新しい位置に慣れていない状態です。
そのため、最初は食事と歯磨きの時以外は、ほぼ一日中保定装置を装着することが大切です。
半年ほど経つと歯も少しずつ安定してきますので、夜寝ている間と日中数時間、合計12時間以上の装着を目標にします。
最終的には、夜寝ている間だけの装着になります。
ただし、人によって装着時間は異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。
期間
保定装置の装着期間は、矯正治療と同じくらい、あるいはそれ以上の期間かかることも珍しくありません。
当院では少なくとも矯正装置をつけてきた期間+半年をおすすめしています。
たとえば、矯正装置を1年半つけていた場合は、保定装置の装着期間は2年になります。
ただし、歯の動きやすさや年齢、矯正治療の内容によっても変わってきますので、歯科医師と相談しながら進めていきましょう。
保定装置の種類
保定装置には、いくつかの種類があります。
マウスピース型保定装置
透明なプラスチックでできたマウスピース型の保定装置です。歯全体を覆います。
メリット
・透明で目立ちにくい
・取り外しが簡単
・歯全体を覆うため保定効果が高い
・清潔に保ちやすい
デメリット
・破損や紛失のリスクがある
・装着時間を守る必要がある
ワイヤー固定式保定装置
歯の裏側に細いワイヤーを装着して固定する保定装置です。前歯のみに装着します。
メリット
・歯の裏側に固定される
・装着時間が短縮できる場合がある
・食事や歯磨きの際に邪魔にならない
デメリット
・フロスが通らない
・装置が外れる可能性がある
プレート型保定装置
プラスチックとワイヤーで作られた保定装置です。歯の一部を覆います。
メリット
・取り外しが簡単
・歯並び全体を安定させる効果が高い
デメリット
・発音に影響する場合がある
・装着時間を守る必要がある
・破損や紛失のリスクがある
どのタイプの保定装置が適しているかは、歯並びの状態やライフスタイルによって異なります。
また、歯科医院によって取り扱っている種類も異なるため、
歯科医師と相談しながらライフスタイルに合った保定装置を選び、無理なく保定期間を過ごせるようにしましょう。
保定装置をサボるとどうなる?
「保定装置、たまにサボってしまう」
矯正装置が外れた開放感から、保定装置の装着をサボってしまうという方は珍しくありません。
しかし、保定装置を歯科医師の指示通りに装着できないと、後戻りのリスクが高まります。
上記でも解説したとおり、後戻りは矯正治療によって動かした歯が、元の位置に戻ってしまう現象のことです。
せっかく手に入れた歯並びが台無しになってしまうのは悲しいですよね。
もし、後戻りしてしまった場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
ごく軽度であれば、再度保定装置を装着することで改善できる場合もあります。
保定装置の正しい使い方と毎日のお手入れ方法
保定装置を長く使い、清潔に保つためには、正しい使い方と毎日のお手入れが欠かせません。
ここでは、正しい使い方と毎日のお手入れ方法のポイントを紹介します。
正しい使い方
食事と歯磨きの時は、必ず保定装置を外してください。
食事中に装置をつけていると、食べ物が挟まったり、装置が変形したりする原因になります。
また、装置を外す時は無理に引っ張らず、優しく丁寧に扱ってください。
装置を装着する時は、カチッという音がするまでしっかりと装着してください。
正しい位置に装着されていないと、歯並びに悪影響を与えてしまう可能性があります。
うっかり踏んでしまったり、紛失したりするのを防ぐために、保管する時は専用のケースに入れて保管しましょう。
毎日のお手入れ方法
使った後は,、まずは流水で汚れを洗い流しましょう。
汚れが気になる時は、やわらかい歯ブラシで優しくブラッシングしてください。
歯ブラシの毛先で、細かい部分の汚れも丁寧に落としていきましょう。
また、頑固な汚れには、専用の洗浄剤を使うのもおすすめです。除菌作用でニオイもスッキリします。
保定装置が変形したり、劣化したりする原因になるため、熱湯や漂白剤は使わないでください。
保定装置は毎日お口の中に入れるものです。お手入れをしっかり行って清潔な状態を保ちましょう。
保定期間中に気をつけたいポイント
保定期間中は、後戻りを防ぐために以下のポイントに気をつけましょう。
保定装置の装着時間を守る
保定装置は、歯科医師から指示された装着時間をきちんと守ることが重要です。
最初のうちは、ほぼ一日中保定装置を装着するようにしましょう。
慣れてきたら徐々に装着時間を減らしていくことができますが、
自己判断で減らさず必ず歯科医師の指示に従ってください。
定期的な検診を受ける
保定装置を毎日きちんと装着していても、歯並びや噛み合わせは少しずつ変化していくことがあります。
また、保定装置自体も使っているうちに劣化したり、微妙に形が変わってしまうことも。
そのため、定期的な歯科検診を受けて、歯並びの状態をチェックしてもらいましょう。
必要に応じて保定装置の調整や修理をしてもらうことで、後戻りを未然に防ぐことができます。
歯ぎしりや食いしばりに注意する
ストレスや疲れが溜まっている時、集中している時などに、つい奥歯をギュッと噛みしめてしまうこと、ありませんか?
「私、歯ぎしりなんてしないし」そう思っている方も、実は無意識のうちに歯を食いしばっているかもしれません。
寝ている間の歯ぎしりや日中の無意識な食いしばりは、歯並びが少しずつ崩れてしまう原因となります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯並びだけでなく、顎関節症や頭痛を引き起こす原因にもなります。
もし心当たりがあるなら、早めに歯科医師に相談してみましょう。
まとめ
保定期間は、矯正治療と同じくらい大切です。
保定期間や装着時間は個人差がありますが、一般的には矯正治療と同じくらいの期間+半年が理想的です。
保定装置をしっかりと装着し、定期的な検診を受けて、整えた歯並びをキープしていきましょう。
「保定期間についてもっと詳しく知りたい」「保定装置をサボってしまって後戻りしているかも?」など、
矯正治療に関する疑問や不安があれば、お気軽に当院の矯正相談をご利用ください。
新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ?
★新宿駅から徒歩3分★
・裏側矯正歴16年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医
裏側矯正の経験の豊富さは都内1です!
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています(*^^*)
SNSも毎週更新中です!ぜひチェックしてみてください☆彡
インスタグラムでは、症例写真のまとめや、矯正についてのお役立ち情報、院内の雰囲気がわかる動画など
様々な情報を発信しています(^^♪
→★Instagramはこちら★
毎日カウンセリングのご予約も承っております!
当日精密検査を受けることも可能ですので、当院の治療方針が気になる…
という方は是非一度ご来院ください♪
→★カウンセリングのご予約はこちら★