投稿日：2024.4.1

出っ歯とガミースマイルの治療法とは？

みなさんこんにちは！
新宿歯科・矯正歯科です(^_-)-☆

「前歯が出ていて気になる……。」

新宿院でカウンセリングに来られる患者様のお悩みナンバーワンがこれです。

出っ歯もガミースマイルも、見た目が特徴的なので、コンプレックスになるケースもめずらしくありません。

口元が気になって、話す時に口を覆ってしまうことも。
また、見た目だけでなく、機能的にも問題があるため、改善した方がよい状態です。

そこで今回は、出っ歯とガミースマイルの治療法についてご紹介します(^_-)-☆

歯茎が目立つガミースマイルってなに？

 

ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐきが強調される状態です。
一般的には、3ミリ以上歯ぐきが見えている場合には、「ガミースマイル」と診断されます。
普段は歯ぐきが見えすぎているわけではないため、笑った時にコンプレックスを抱いてしまうケースもあります。

そのため、笑う時に手で覆って隠してしまうこともあります。

出っ歯やガミースマイルを放置するリスク

・外見にコンプレックスを抱きやすい

笑った時に、歯ぐきが見えやすくなってしまうガミースマイルのせいで、笑うことに抵抗感がある方も少なくありません。
口元にコンプレックスを持って、話すことに苦手意識を持ってしまうことも。
ガミースマイルを気にしている方は消極的になりやすい場合もあり、改善した方がよい状態です。

・むし歯や歯周病のリスクが高くなる

出っ歯やガミースマイルになっている方は、噛み合わせのバランスは崩れている場合も多く、歯並びに影響を及ぼしていることも少なくありません。
歯並びが悪いと、歯と歯の間に汚れが残りやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。

・口臭の原因になりやすい

出っ歯やガミースマイルは、お口の中が乾燥しやすく、細菌が繁殖しやすい状態です。
唾液には、細菌や汚れを洗い流す働きがありますが、お口が乾燥することで、その働きが弱くなり、口臭が発生しやすくなります。

ガミースマイルの4つの原因

ガミースマイルにもいくつか原因があり、その原因によって治療法も異なります。
ガミースマイルになった原因を知って、正しい治療法を選択しましょう。

歯の長さが短い・生えている位置が低い

歯の長さや大きさには個性があります。
そのため、歯の長さが短いと歯ぐきが見えやすくなります。
また、生えている位置も異なるため、歯の生えている位置が低いと歯ぐきが目立ってしまいます。

あごの骨に問題があるケース

ガミースマイルの原因の中で、比較的多いのが、上あごの骨が発達し過ぎている状態です。
上あごが長かったり、前に出ていたりしていると、歯ぐきが目立ちやすくなり、ガミースマイルの原因になります。

歯ぐきに原因があるケース

歯やあごの骨に問題がなくても、歯ぐきの発達がし過ぎている場合には、ガミースマイルの原因になることがあります。
歯ぐきが発達し過ぎていると、歯を歯ぐきが覆ってしまい、ガミースマイルにつながる場合も。

唇に問題があるケース

唇の薄さがガミースマイルの原因になることがあります。
通常は、口が開いている状態でも唇が覆っていますが、唇が薄い場合には歯ぐきが見えやすくなります。
さらに、笑うと歯ぐきが強調されやすくなり、ガミースマイルになりやすいのです。

また、唇を動かす筋肉が発達し過ぎている場合にも、ガミースマイルになります。
この筋力が強すぎると、唇がめくれやすくなり、歯ぐきが強調されてしまうためです。

 

出っ歯はどのような状態？

出っ歯とは、上の前歯が出ている状態です。
重度の出っ歯の場合には、口が閉じにくくなるなど、見た目だけでなく、機能的にも問題がある歯並びです。

出っ歯の原因とは？

・遺伝

歯の大きさや骨格はある程度遺伝をするため、親族の方に出っ歯の方がいる場合には、遺伝的な要因で出っ歯になる可能性があります。

・生活習慣

日常的な生活習慣が出っ歯を引き起こす場合があります。
「口呼吸」「舌を前に出すくせ」などを継続的に行っていると、歯が前に出てきて出っ歯になる場合があります。
また、お子さんの指しゃぶりも3歳を超えて行っていると歯並びが悪くなる可能性があります。

 

出っ歯とガミースマイルの治療法とは？

歯に問題がある

歯の生えている位置が低い、噛み合わせが深すぎるなどの場合には、「矯正治療」が適用になります。
歯並びや噛み合わせの改善をすることで、歯ぐきの見え方も変わり、ガミースマイルが改善します。
矯正治療は歯並びの症状によって異なる場合がありますが、
ワイヤー矯正の「表側矯正」「裏側矯正」「インプラント矯正」などが適用になります。

・表側矯正

歯の表面に「ブラケット」をつけて、ワイヤーを通して、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
多くの症例がある方法で、大幅に歯を動かす必要がある歯並びにも対応しています。
以前は金属の装置が目立ってしまうことがデメリットでしたが、白や透明のブラケットや審美ワイヤーを選択することで、矯正中の見た目も気になりにくくなっています。

・裏側矯正

歯の裏側に矯正装置をつけるため、矯正中の見た目も分かりにくい方法です。
また、装置に食べ物が挟まって目立つこともないので、食事中のストレスを軽減することもできます。

そのほかには、裏側矯正の特徴として、前歯を引き込みやすい点があります。
そのため、出っ歯やガミースマイルの方の歯並びを整えるのに、効果的にアプローチができます。

・インプラント矯正（アンカースクリュー）

通常のワイヤー矯正の場合には、表側矯正も裏側矯正も固定源を奥歯にします。
一方、インプラント矯正の場合には、歯ぐきに小さなねじを埋め込んでその部分を固定源にするため、歯を効果的に動かしやすくなります。
出っ歯やガミースマイルの方も、前歯を引き込みやすく力を調整できるため、効果的に矯正治療を行うことができます。

骨格的に問題があるケース

あごの骨のバランスが悪く、矯正治療だけでは改善が見込めない場合には、外科矯正が適用になります。
外科手術であごの骨のバランスを整えてから、矯正治療を行います。
具体的には、上あごの骨を切除してバランスを整えて、矯正治療で噛み合わせなどのバランスを整えます。

唇に問題があるケース

唇に問題がある場合には、歯ぐきの見える量を調整することで改善が見込めます。
上唇の内側と歯ぐきの粘膜を切除して、縫合する方法で、笑った時に見える歯ぐきの量が少なくすることができます。
また、唇の筋肉は過剰に発達している場合には、筋弛緩効果のある注射による治療で、筋肉の動きを抑制することができます。

この方法で、口周りの筋肉の働きを抑えて、笑った時に唇が上がり過ぎないようにする方法です。
ただし、この方法は、効果が持続するわけではなく、3～6ヶ月程度で徐々に効果が薄れてきます。
効果を継続させたい場合には、定期的に注射による治療が必要になります。

歯ぐきに問題がある場合

歯ぐきが発達し過ぎている場合には、歯肉切除などの外科手術で対応ができます。
歯と歯ぐきの境目である歯ぐきを切除して、歯ぐきの幅を広げることが可能です。

まとめ

出っ歯やガミースマイルは、見た目だけでなく、機能的にもさまざまな問題があるので、早めに改善した方がよい歯並びです。
また、見た目もコンプレックスになりやすいので、その改善のためにも治した方がよいでしょう。
出っ歯やガミースマイルは、その原因によって治療法も異なります。

患者さまの症状によって、よりよい治療法をご提案いたしますので、ガミースマイルや出っ歯が気になる方はお気軽にご相談ください。