投稿日:2024.8.5
出っ歯とガミースマイルの治療法とは?
出っ歯やガミースマイルは見た目がコンプレックスになってしまうことも少なくありません。
機能的な面でもデメリットがあるため、改善した方がよい口元です。
そこで今回は、出っ歯とガミースマイルの治療法について詳しくご紹介します。
目次
出っ歯とは
上の前歯や顎が正しい位置より前に出ている状態を「出っ歯」といいます。
正しい歯並びは、上の歯が下の歯より2~3ミリ程度出ていますが、4ミリ以上前に出ていると出っ歯の傾向があります。
学校保健法の基準では、7~8ミリ以上出ている場合には治療の必要があると診断されます。
出っ歯は、上の歯が前に出ていることから「上顎前突」といわれることもあります。
出っ歯の原因とは
舌を前に出すくせ
小さいころに舌を前に出すくせが習慣になっていると、歯を押してしまい、出っ歯になることがあります。
歯と歯の間から舌を押して出したり、正しい位置に舌がついておらず歯を押したりしている場合もあります。
安静にしている時の舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分です。
食事や話し中以外は、この位置に舌がつくように意識しましょう。
舌がつきにくい場合には、口周りに筋力を鍛えるトレーニング(口腔筋機能療法)もありますので、お気軽にご相談ください。
爪かみ
爪を噛むくせは、小さいころに習慣になってしまう場合がありますが、
爪を噛むたびに歯を押してしまうため、出っ歯の原因になることがあります。
衛生的にもよくないため、止めるように促してあげましょう。
口呼吸
正しい呼吸は鼻から吸ってはきます。口がきちんと閉じていると自然に鼻呼吸になります。
しかし、アレルギー性の鼻炎や口周りに筋力の低下などで口が開いていると口呼吸になってしまいます。
口呼吸は口が開いたままになってしまうため、唇や頬からの正しい圧がかからずに歯並びの不正につながり、
出っ歯になることがあります。
遺伝
歯や顎の大きさや両親からの遺伝的な要因があります。
必ずしも出っ歯が遺伝するとは限りませんが、前歯が大きい、
顎が小さいなどの要因があると歯が並ぶスペースが足りずに出っ歯になってしまうことがあります。
そのため、遺伝的要因が気になる場合には、小さいころに一度相談してみることをおすすめします。
治療が必要な場合には、早期に開始することで治療期間の短縮や費用の負担の軽減などが見込めます。
出っ歯による悪影響
食事がしにくい
前歯で噛みきることが多いですが、出っ歯の場合前歯の噛み合わせが合っていないため、
食事を噛みきりにくくなります。
滑舌に影響が出る場合がある
前歯がきちんと噛み合っていないため、空気がもれやすくなります。
そうすると、「サ行」や「タ行」などの発音がしにくくなり、滑舌が悪くなる場合があります。
むし歯や歯周病のリスクが高くなる
出っ歯は唇が閉じにくいため、お口の中が乾燥しやすくなります。
そうすると、むし歯菌や歯周病菌が増殖しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
ガミースマイルとは
ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐきが見えすぎてしまうことをいいます。
一般的に、笑った時に歯ぐきは見えますが、3ミリ以上歯ぐきが出ているとガミースマイルと考えられています。
ガミースマイルの原因は1つではなく、見た目以外にも機能的にもデメリットがある状態です。
ガミースマイルの3つの原因とは
ガミースマイルの3つの原因をご紹介します。
歯の位置や長さの問題
歯の長さが短く生えている位置が低い場合に歯ぐきが見えやすくなっている場合があります。
特に、通常より歯の小さい「矮小歯」の場合、ガミースマイルになりやすい特徴があります。
顎の骨が発達し過ぎている
上顎の骨が過剰に発達しており、前に突き出しているようになっていると、唇が閉じにくくなります。
また、この状態は歯ぐきだけでなく、出っ歯の状態になります。
ガミースマイルと出っ歯で見た目にコンプレックスを抱きやすいだけでなく、
唇が閉じにくいことで乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
唇を挙げる力が強い
唇を持ち上げるための筋肉が過剰に発達すると、唇がめくれやすくなります。
また、筋肉が正常な場合でも唇が薄いと、歯ぐきが見えやすくなりガミースマイルになりやすいでしょう。
ガミースマイルによる悪影響
口内環境が悪化する
ガミースマイルは、口が乾燥しやすく唾液の働きが弱くなってしまいます。
そうすると、むし歯や歯周病のリスクが高くなりますし、口臭の原因になってしまうことも考えられます。
コンプレックスになりやすい
ガミースマイルは、チャーミングという意見もありますが、見た目が気になりやすい状態です。
笑った時に口を覆ってしまったり、口元が見えないように消極的になってしまったりすることもあります。
出っ歯の治療法とは
出っ歯の治療法もいくつか種類があります。
歯並びや症状によって適用になる治療法が異なる場合がありますので、出っ歯の治療をご希望の方は、相談してみましょう。
ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットというパーツをつけてワイヤーを通し、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
歴史のある方法で、多くの歯並びに対応しています。
固定式の装置のため、取り外す必要がなく自己管理が少ない特徴があります。
ワイヤー矯正の中でも「表側矯正」「裏側矯正(舌側矯正)」があります。
表側矯正
歯の表側に装置をつける方法で、以前は金属の装置が主流だったため、見た目が目立ちやすい特徴がありました。
現在は、白や透明の審美ブラケットやワイヤーを選択することができるようになり、矯正中の見た目も改善されつつあります。
裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側に装置をつけるため、矯正中の見た目がほとんど分かりません。
矯正中の見た目が気になる方におすすめの方法です。
ただし、装置が舌側につくため、慣れるまで滑舌に影響が出る場合があります。
マウスピース矯正
患者さまの口の中をスキャンして、ぴったり合ったマウスピースを製作します。
段階的に形の違うマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かします。
食事や歯磨きの際には、取り外しができるため、食事や歯磨きの負担を軽減します。
一般的に10日~2週間程度で交換することが多く、1日20~22時間の装着が必要で、自己管理が必要な方法です。
外科矯正
顎の骨が突出している出っ歯の場合、歯並びの矯正だけでは口元が改善されません。
そのため、顎の骨のバランスを整えてから矯正を行う方法が適用になります。
口元の状態によりますが、前後に矯正治療が必要なケースが多くなります。
ガミースマイルの治療法とは
筋肉が原因の場合
唇を持ち上げる筋肉が発達し過ぎている場合には、注射をして筋肉の働きを緩やかにする方法があります。
注射をするだけで手軽なメリットがありますが、効果は永久的ではなく、6ヶ月程度で徐々に効果が薄れてきます。
効果を持続したい場合には、定期的に継続して注射を打つ必要があります。
上唇粘膜切除術
歯ぐきの一部分を切除して、縫い合わせる方法です。
そうすることで、笑った時に見える歯ぐきの量を調整することができます。
まとめ
出っ歯とガミースマイルは両方症状が出ている場合もあります。
歯並びの不正が原因の出っ歯の場合には、矯正治療をすることで口元の改善が見込めます。
骨格性の出っ歯の場合には、外科矯正も必要な場合があります。
また、ガミースマイルはその原因によって治療法が異なるため、
患者さまの口の状態によってより良い治療をご提案いたします。
新宿歯科・矯正歯科ってどんなところ?
★新宿駅から徒歩3分★
・裏側矯正歴16年、症例数20,000件以上
・全国に分院を持つ裏側矯正専門医
裏側矯正の経験の豊富さは都内1です!
新宿駅からアクセスも近くてとっても便利♪
土曜・平日夜遅くまでやっているので会社員の方も多く通われています(*^^*)
SNSも毎週更新中です!ぜひチェックしてみてください☆彡
インスタグラムでは、症例写真のまとめや、矯正についてのお役立ち情報、院内の雰囲気がわかる動画など
様々な情報を発信しています(^^♪
→★Instagramはこちら★
毎日カウンセリングのご予約も承っております!
当日精密検査を受けることも可能ですので、当院の治療方針が気になる…
という方は是非一度ご来院ください♪
→★カウンセリングのご予約はこちら★