投稿日:2024.3.4
出っ歯の原因は遺伝?環境?
こんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です★
みなさん出っ歯は環境によるものなのか、遺伝によるものなのか悩んだことはありませんか。
出っ歯の原因は、遺伝とされることも、環境によるものともされることがあります。
しかし最近の研究では、出っ歯は遺伝によるものだけでなく、特にその方が育った環境に左右されるといわれるようになりました。
成長の段階において、顎やお口の形は大きく変化しています。
小さい頃は小さな違いであっても、成長に伴ってそれが大きくなり、出っ歯になる可能性が指摘されています。
今回は出っ歯の原因についてご紹介します。
予防法についても合わせてご紹介するので参考にしてください。
目次
出っ歯の種類
出っ歯の種類には、歯性のもの、骨格性のものの2種類があります。
歯性の出っ歯
歯性の出っ歯は、歯だけが前に出ている出っ歯です。
顎の骨に問題はなく、歯だけが前に傾いている状態です。
歯性の出っ歯の場合、マウスピース矯正やワイヤー矯正などで治療が可能です。
骨格性の出っ歯
骨格ごと歯が前に出ている出っ歯です。
上顎の骨格が大きかったり、前に出たりていたりすることで起こります。
この出っ歯は骨格の問題なので、子供の頃は矯正治療と合わせ、顎の成長にともなって改善が見込めますが、大人になってから外科的矯正の適応となります。
出っ歯になる原因
出っ歯はさまざまな原因で起こります。
出っ歯になる原因には以下のものがあります。
指しゃぶり、哺乳瓶の使用
指しゃぶりをしていたり、哺乳瓶を使用していたりすると歯が前に押されるようになり、出っ歯になります。
指しゃぶりや哺乳瓶は、適切な時期にやめるようにしましょう。
舌癖
舌に特殊な癖があるものを舌癖といいます。
舌の先で上顎の歯を押してしまうなどの癖がある場合、出っ歯になってしまう可能性があります。
咀嚼不足などによる下顎の発達不足
柔らかいものを摂取することが多い現代人は、下顎の発達が不足になりがちです。
これにより、結果的に上顎の方が大きくなり、出っ歯になってしまうことがあります。
上顎の成長がたとえ正常であっても、下顎の成長が不足なことによって相対的に出っ歯になってしまうことがあります。
口呼吸
鼻疾患などで口を開いたまま呼吸をする癖があると、歯が頬や唇の圧力をうまく受けることができず、出っ歯になってしまうことがあります。
このようなお口を開いた状態の顔貌のことを「アデノイド願望」と呼びます。
口呼吸がある方は、耳鼻科と連携するなどして治療することが必要です。
遺伝について
目が大きい、鼻が大きいなどの特徴と同じように、顎が大きいという特徴が遺伝することもあります。
しかし最近では、親から受け継がれた生活習慣などによって出っ歯になる可能性の方が高いといわれています。
最初は小さな原因であったものが生活習慣の繰り返しによって、出っ歯になるという考え方です。
そのため、誰もが出っ歯になる可能性があるといえるでしょう。
大人の出っ歯の3つの要因
出っ歯は誰でもなる可能性があるため、子供だけでなく、大人になってから何らかの要因で出っ歯になってしまうことがあります。
大人になってから出っ歯になる主な要因は以下です。
歯周病
歯周病はプラーク中に含まれる細菌が歯周ポケットから中に入り、歯周組織に炎症を広げる病気です。
これによって歯槽骨が吸収し、支えがなくなってしまうことで歯が揺れたり抜け落ちたりします。
歯周病によって歯槽骨が吸収しやすくなり、前歯が出っ歯になることもありますが、この状態で日常生活を送っていると、歯が抜け抜けてしまうことがあります。
抜けたのが奥歯であった場合、奥歯の支えがなくなることにより、前歯に強い力がかかり出っ歯となってしまう可能性もあります。
このように、大人になってからも歯並びが変化する可能性はあると考えておきましょう。
歯ぎしりや噛みしめ
夜間の歯ぎしり、食いしばりは通常の10倍以上の力が歯にかかります。
顎や歯に対する強い負荷により、前歯が前方に押し出され出っ歯の原因となることがあります。
歯ぎしりは無意識下で行われるため、ご本人だけで治すのは難しいことが多いです。
ストレスが原因となることもあり、コントロールが難しいケースもあります。
また、日中歯を無意識に噛みしめてしまう方もいらっしゃいます。
このような癖があると前歯に負担がかかり、出っ歯になってしまう可能性があります。
虫歯
歯周病以外でも、虫歯によって歯が失われると噛み合わせが変わり、一部の歯だけが強く当たることになります。
これが前歯の負担となると出っ歯となってしまう可能性があります。
また歯の喪失は出っ歯だけでなく、咀嚼効率が下がる、関節症になるなど体の負担となることもありますので注意しましょう
出っ歯の予防方法
出っ歯が起こる原因は遺伝だけではありませんが、では出っ歯を予防するにはどうすれば良いのでしょうか。
具体的な予防方法について解説します。
癖の改善
指しゃぶりや哺乳類の使用などは適切な時期にやめましょう。
また、口で呼吸する癖がある方は耳鼻科と連携し治療を行ってください。
お子様は食べ物をよく噛み下顎の発達を促すなどの方法で改善が見込めることもあります。
日中に無意識にかみしめを行ってしまう方は目につく場所に貼り紙をし、噛みしめていないかチェックするなどの工夫をしてみてください。
このように、生活習慣で起こる癖の改善をすることで、出っ歯を予防することができます。
ナイトガードの使用
強い歯ぎしり、食いしばりを行っていると指摘された方はナイトガードを使用しましょう。ナイトガードは歯科医院で作製することができます。
夜間の歯ぎし無意識下で行われるため、ご本人ではコントロールが難しいです。
歯科医師と相談し、ナイトガードを適切に使用し出っ歯を予防しましょう。
丁寧なセルフケア
虫歯や歯周病で歯を失わないように、丁寧なセルフケアを心がけてください。
大切なのはプラークを落とすことです。
効率の良い歯磨きを行い、いつも口の中を清潔に保つようにしましょう。
また歯ブラシだけで落とせるお口の中の汚れは60%程度といわれています。
適切に清掃補助用具を使用すると、90%以上に上がります。
デンタルフロスや歯間ブラシなどを使い、丁寧に清掃しましょう。
歯科医院でのメンテナンス
歯間ブラシなどの使用で清掃効率は上がりますが、それでもご自宅で落とせるお口の中の汚れは90%程度といわれています。
ペリクル歯石、バイオフィルムなど、どうしてもご自宅では落とせない汚れもあります。
歯科医院でメンテナンスを行い、汚れを落としてもらいましょう。
また、歯科医院では定期的に噛み合わせのチェックなども行えます。
前歯が強く当たっていないかチェックすることで、出っ歯を予防しましょう。
まとめ
出っ歯が遺伝によって起こる可能性はゼロではありません。
しかし最近の研究では、最初は小さな原因だったものが親から受け継がれた生活習慣などによって大きくなり、出っ歯になってしまう可能性が指摘されています。
出っ歯の原因が遺伝だけではないとすると、誰でも出っ歯になる可能性があります。
そのため、大人になってからでも出っ歯になることがあります。
癖の改善をし、ご自宅や歯科医院でのメンテナンスをきちんと行い、出っ歯を予防することが大切です。
当院では矯正治療だけでなく、出っ歯を予防し、正しい噛み合わせを維持する指導も行っています。
ご興味がある方はぜひ1度ご相談ください!
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