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投稿日:2024.9.4

受け口になるのは上顎と関係があるの?

受け口と聞くと、多くの方は下あごの問題を思い浮かべるかもしれません。
しかし、実際には受け口には上あごの状態も大きく関わっていることをご存知でしょうか?
本記事では、受け口の原因とその治療法について、特に上の顎の関与に焦点を当てて詳しく解説します。
この記事を通じて、受け口についての理解を深め、適切な治療方法を見つける手助けができれば幸いです。

上顎が関係する受け口

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まずは、上の歯や顎が受け口にどのように関わっているのかを見ていきましょう。

上あごの発育不全

受け口の原因として、上顎の発育不全が大きな要因となることがあります。
上あごの骨が十分に成長しない場合、下の顎が相対的に前に出ているように見えます。
これは、単に下あごの骨が大きいわけではなく、上あごの成長が不十分であるために起こる現象です。
このような状態は、顔のバランスを崩し、見た目や機能面での問題を引き起こすことがあります。

歯の向きと受け口

もう一つの重要な要因は、歯の向きです。
上の前歯が内向きに生えている、または下の前歯が外向きに生えていると、
噛み合わせが逆になり、受け口の状態を引き起こします。
これは、前歯が噛み合わないために噛む力が適切に伝わらず、食事の際の効率が低下する原因となるでしょう。

上あごの成長阻害とその影響

受け口の状態は、上顎の成長を阻害する要因によっても引き起こされることがあります。
例えば、上の唇が引き締まっていることで、上あごや上の前歯の前方への成長が妨げられることがあるのです。
このような場合、上顎の前方成長が不十分になり、結果として受け口の状態が進行することがあります。

受け口の原因

受け口原因 遺伝 先天性 顎の発育

受け口(反対咬合)は、上あごや下あごの骨格に関わる問題だけでなく、
さまざまな要因によって引き起こされることがあります。
これらの要因は先天的なものと後天的なものに分けられ、両者が複合的に影響することも少なくありません。
ここでは、主な受け口の原因について詳しく見ていきます。

先天的な要因

遺伝

遺伝的な要因は、受け口の大きな原因の一つです。
親からの骨格や歯の生え方の特徴が遺伝するため、親族や両親に受け口の症状がある場合、
その子供も同様の症状を発症する可能性が高くなります。
特に骨格性の受け口は、遺伝的な要素が強く関係していることが多いです。

骨格の問題

受け口は、上顎の発育不全や下顎の過剰発育が原因で発生することがあります。
このような骨格の異常は、成長過程で顕著になり、外見だけでなく機能面にも影響を及ぼすことがあるのです。
骨格性受け口は、骨の成長と位置の調整が必要となるため、治療には時間と専門的なアプローチが求められます。

後天的な要因

悪習癖

日常生活での悪習慣が受け口の原因となることがあります。
例えば、頬杖をつく癖があると、顎に不均等な負担がかかり、顎の位置がずれることがあるのです。
また、指しゃぶりの習慣が長く続くと、前歯が前に押し出されることがあり、歯並びに影響を与えることがあります。
これに加えて、口呼吸や舌の位置の問題も、受け口の一因となることがあるのです。
口呼吸は、舌の位置が下がるため顎や歯が舌に押し出されて、前に出やすくなります。

歯の生え方

歯の生え変わりがスムーズにいかない場合や上の前歯が内側に、
下の前歯が外側に生えるなど、歯並びに問題がある場合も受け口の原因となります。
このようなケースでは、歯が正常な位置に生えないため、
噛み合わせが悪くなり、受け口の状態が進行することがあるのです。

低位舌や舌突出癖

舌の位置が低い状態や、舌が前に出る癖があると、下顎の前歯に力がかかり、
結果として受け口を引き起こすことがあります。
このような舌の位置の問題は、口腔内の筋肉バランスに影響を与え、歯並びに直接的な影響を及ぼす可能性があるのです。

これらの要因が複合的に作用することもあり、受け口の原因を特定するには専門医による診断が不可欠です。
適切な治療を受けることで、受け口の改善だけでなく、全体的な口腔健康の向上にもつながります。

治療方法

受け口治療法 矯正治療 ワイヤー矯正 マウスピース矯正

受け口の治療にはいくつかの方法がありますが、その選択肢は原因や年齢、状態の進行度によって異なってくるのです。
以下に代表的な治療法を紹介します。

歯列矯正治療

最も一般的な治療法は、歯列矯正です。歯並びや噛み合わせを正確に調整することで、受け口の改善を図るのです。
矯正装置には、固定式のブラケットタイプや取り外し可能なマウスピース型の装置があります。
これらは、歯の位置を徐々に移動させ、正しい噛み合わせを形成するためのものです。
特に成長期の子供や若年層には、早期の矯正治療が効果的になります。

ブラケット矯正

歯列矯正の伝統的な方法として、ブラケットとワイヤーを使用する治療があります。
歯に小さなブラケットを装着し、ワイヤーで歯を徐々に正しい位置に移動させる方法です。
この治療法は、長い歴史と豊富な実績があり、複雑な歯並びの問題にも対応が可能。
特に、骨格的な要因がない場合に効果的です。

マウスピース型矯正

近年、人気が高まっているのがマウスピース型矯正です。
透明なマウスピースを使用して歯を動かす方法で、見た目が気にならない点が大きな利点になります。
取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にも便利です。ただし、軽度から中等度の歯並びの乱れに適しています。

外科的アプローチ

重度の受け口の場合、外科的な手術が検討されることがあります。
骨格の問題が原因である場合、上顎や下顎の骨を調整する手術が必要になることがあるのです。
この手術は、顎の骨を切って適切な位置に調整することで、咬み合わせを改善します。
これにより、骨格のバランスを改善して見た目や機能の向上が可能です。
手術後には、歯列矯正を併用し歯の位置を細かく調整することが一般的となります。
外科手術は、根本的な問題を解決するため、長期的な効果が期待できる治療法です。

小児矯正(早期治療)

小児矯正は、成長期の子供に対して行う矯正治療で、受け口の予防や軽減を目的としています。
子供のうちに治療を開始することで、顎の成長をコントロールし、
将来的な大掛かりな治療を避けることができるのです。
具体的には「マイオブレイス」や「急速拡大装置」などの装置を使用し、正しい顎の成長を促します。
早期に問題を発見し対処することで、受け口が進行するのを防ぐことが可能です。

口腔筋機能療法(MFT)

軽度の受け口の場合、口周りの筋肉や舌の位置を改善するトレーニングが有効です。
例えば、舌の位置を正しく保つ訓練や、口の周囲の筋肉を鍛えるエクササイズなどが含まれます。
ただし、骨格に問題がある場合は、自力のトレーニングだけでは改善は難しく専門的な治療が必要です。
トレーニングはあくまで補助的な方法と考え、治療と合わせて行うとよいでしょう。
適切な医療機関での診断と治療を優先することが大切です。

まとめ

歯並び 受け口 横顔 しゃくれ

受け口は単なる下顎のみの問題ではなく、上顎の発育不全や歯の向き、
日常的な習慣などが複雑に絡み合って発生することも多いです。
そのため、適切な診断と治療が必要不可欠となってきます。
矯正治療や、場合によっては外科的な手術も含め、さまざまなアプローチが存在します。

早期に専門医と相談し、適切な治療計画を立てることで、受け口の改善と健康な生活を手に入れることができるでしょう。

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