投稿日:2023.11.24
口臭改善に効果がある食べ物は?
みなさん、こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です。
寒くなったと思ったらまた温かい!
風邪をひかない様、体調管理に気をつけてくださいね。
さて、食べ物や飲み物は口臭の原因になることがあります。
口臭が気になり家族や友人と会話を楽しめなくなっている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、口臭の種類や原因となる食べ物、口臭改善に効果がある食べ物、食べ物以外の改善方法を解説します。
目次
口臭の種類
口臭の種類はさまざまで、原因を突き止めることで適切な対応で改善が期待できます。
まずは、4つの口臭の種類を紹介します。
食べ物や嗜好品
まずは、食べ物や嗜好品による口臭です。
ニンニクやネギなど食事をした後にお口の中に臭いが残るような食材は、口臭の原因になります。
食事を摂った後に一時的に口臭の原因となるため、気になる方も多いかと思います。
食べ物の場合は、時間が経過するとともに口臭が改善されることがほとんどです。
このような口臭は、誰でも引き起ることです。
ただし、中には強烈な臭いを発することもあります。
そのため、食べ物による口臭が気になり歯磨きやガムを噛む方もいるのではないでしょうか。
一時的な口臭であれば食べ物の可能性が高いです。
また、嗜好品によっても口臭は引き起こされます。
タバコやお酒によっても口臭は強くなります。
タバコを吸うと、ニコチンで唾液の分泌が低下するため、「抗菌作用」「自浄作用」などの唾液の効果がしっかり得られなくなるからです。
これらの作用を得られないと、お口の中が清潔ではなくなり、細菌が繁殖しやすい環境になり、口臭を発生するのです。
さらに、タールは燃えると黒い物質になるのですが、その際に嫌な臭いを発するため口臭につながります。
タバコを吸うと、お口の中が乾燥して臭いにつながるばかりか、タバコの成分自体が臭いの元となるのです。
生理的口臭
生理的口臭とは、誰でも引き起る口臭のひとつです。
以下のようなタイミングで口臭を感じるのであれば、生理的な口臭の可能性が高いです。
・朝起きたとき
・緊張しているとき
・空腹のとき
このような状態で口臭を感じるケースは、ほとんどが唾液の分泌が少ないために引き起こされます。
お口の中には、常在菌といって誰でも菌が存在しており、唾液が少なくなるとお口の中の菌が活発になり、口臭の原因になることがあるのです。
加えて、むし歯や歯周病にかかっている方は、口臭がつよくなる傾向があります。
生理的口臭の場合は、コップ1杯の水を飲む、お口を漱ぐことで解消されることがほとんどです。
また、食事を摂ると唾液の分泌が促進されるため、徐々に口臭が改善されます。
特に、就寝中にお口を開けて寝る「口呼吸」をしている方は、生理的口臭がより強く感じるでしょう。
鼻炎や花粉症など鼻の病気があり口呼吸になっている方は、歯科ではなく耳鼻科で治療を受けられるとよいでしょう。
他にも、ストレスが原因で自律神経が乱れると、唾液の分泌が低下します。
このケースでは、ストレスをなくすことが大切ですので、ストレスの原因がわかっている方は、見直しましょう。
ストレスの原因を改善するのが難しい場合は、ストレスを解消できるようにしっかり休暇をとる、趣味などを見つけるなどしてみましょう。
病的口臭
病的口臭とは、臭いの原因が病気のため内科や歯科などで治療を受けることが大切です。
食べ物や嗜好品による口臭、生理的口臭とは違うのは、一時的な臭いではなく常に口臭が続くケースです。
まず、お口の中の病気では「むし歯」「歯周病」が挙げられます。
むし歯の場合は、歯に開いた穴の中に食べかすが詰まり口臭の元となることが多いです。
むし歯が進行すると、歯の内部の神経が壊死したり、歯の根っこに膿が溜まったりして、「壊疽臭(えそしゅう)」を発生することもあります。
歯周病の場合は、独特な口臭を発生します。
そもそも歯周病とは、しっかり歯磨きができておらず食べかすが歯と歯の間や歯と歯ぐきの間などに溜まり、その中で細菌が増殖することで進行します。
細菌が増殖してかたまりになったものを「歯垢(プラーク)」を呼ぶのですが、その中には歯周病の細菌も存在しており、毒素や炎症物質を生成して、歯ぐきの腫れや炎症、顎の骨を溶かすなどの症状が現れます。
歯周病は口臭の原因となるガスも発生させ、「卵の腐った臭い」「生魚の臭い」などの口臭を引き起こします。
身体の病気によっても口臭が発生することがあり、「消化器官」「内臓」「鼻」「糖尿病」「肝機能」などで引き起こされます。
お口の中に問題がない場合は、早めに病院で身体が健康か診てもらいましょう。
心理的口臭
心理的口臭は、「自分には口臭がある」と思い込むことです。
口臭は発生していないのにも関わらず、口臭があると思い込んで悩んでいる方もいらっしゃいます。
口臭治療を行っている歯科医院であれば、機械で臭いの元となるガスの数値を測定することができ、口臭の有無を調べることが可能です。
心理的口臭のケースかどうかは自分では判断するのが難しいため、数値で確認して安心感を得ることで、不安を解消することができるでしょう。
口臭の原因になる食べ物
口臭の原因となる食べ物を摂取しなければ、口臭が発生するのを抑えることができます。
以下を参考に口臭の原因になる食べ物を覚えておきましょう。
ニンニク
知っている方も多いかと思いますが、ニンニクを食べると口臭を発生させます。
ニンニクに含まれる、「アリシン」といわれる成分が臭いを発生させるのです。
血液の中にも吸収されるため、長時間にわたり口臭を感じることも。
脂の多いお肉
脂の多いお肉を摂取すると、脂身を分解する際に口臭を発生させることがあります。
そのため、口臭を発生させたくないときは、脂身が少ないささみやひれ肉などを摂取するのがおすすめです。
納豆やキムチ
納豆やキムチ、チーズなどは口臭の原因になります。
これらは発酵された食品で、発酵には菌が必要となりますよね。
そのときの菌が発酵するときに、アンモニアなどの臭いを生成するためお口の中に臭いが残ってしまうのです。
コーヒー
コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物を好む方は、口臭が発生しやすい傾向があります。
理由は、カフェインには利尿作用があるため、トイレに行く回数が増えて身体の水分量が減り、唾液の分泌も減ってしまうからです。
口臭の改善に効果がある食べ物
口臭の改善に効果がある食べ物を紹介します。
1.果物
キウイ、リンゴなどの果物が口臭を予防できる可能性があります。
キウイにはアクチジニンといわれる成分が含まれており、胃腸を整えて消化を助けます。
リンゴには、ポリフェノールが含まれており、口臭の原因となる「メチルメルかプタン」の発生を抑えることができます。
2.緑茶
緑茶には、カテキンが含まれており口臭を抑えることができます。
細菌が増殖するのを抑えることができるからです。
3.レモンや梅干し
レモンや梅干しを食べると唾液がたくさんでることを経験された方はいませんか?
酸っぱいものは唾液の分泌を促進してくれるため、お口の中が唾液の働きにより清潔に保たれます。
口臭を改善するためにできること
食べ物に気を付けるだけで口臭を予防することはできることがわかりました。
他にも、「歯磨き」「歯列矯正」など細菌を増殖させないことが大切です。
歯磨きは、毎食後できるだけすぐに磨くとよいでしょう。
食べかすが残ったり、細菌が増殖してガスを発生させたりすることが口臭の元となるからです。
また、歯磨きがしやすいように歯並びを整えることも大切です。
歯並びが乱れていると、食べかすが溜まりやすく、歯磨きが行き届きにくいです。
当院では、目立ちにくい矯正である「裏側矯正」や「マウスピース型矯正」を取り扱っていますので、お気軽にご相談にお越しください。
口臭の原因が「むし歯」「歯周病」の方は特に、歯並びを整えてお口の健康を維持することをおすすめします。
カウンセリングはこちら→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=5936