投稿日:2024.12.6
噛めていれば、嚙み合わせは問題ない?矯正と嚙み合わせの重要性について
皆様、こんにちは。新宿駅東南口より約徒歩5分の大安ビル8階にある新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「歯で食べものを噛めているから噛み合わせに問題はない」と思われる方も少なくありません。
もちろんしっかり噛めることはもちろん大切ですが、バランスが整っている噛み合わせがよいとされています。
そして、矯正治療では歯並びを改善すると共に噛み合わせを整えることを目的としています。
今回は、噛み合わせの特徴や悪くなる原因、放置するリスクや改善方法などを解説します。
目次
噛み合わせと矯正治療の関係
噛み合わせとは、上下の歯が触れいている状態を表します。
専門用語では、咬合(こうごう)と呼ばれ
矯正治療においてもよい噛み合わせであることはとても重要視されています。
上下の歯で単純に噛み合わせたときはもちろん、
下顎を左右に動かしたときにどのように噛み合っているのかもチェックします。
顎の骨、歯、筋肉、関節が噛み合わせには関係しており、
噛み合わせが乱れるとこれらに悪影響を与えることがあります。
そして、噛む(咀嚼)という機能にも影響を及ぼして生活に支障がでることも。
他にも、適切な発音や表情をつくることにも噛み合わせは関係しています。
治した方がいい噛み合わせとは?
噛み合わせは見た目では悪いと判断ができなくても、じつは上下の歯の位置関係がずれていることもあります。
悪い噛み合わせを放置していると歯や顎はもちろん、
全身の健康状態にも悪影響を与えるため早めに治すことが大切です。
ここからは、治した方がいい噛み合わせを解説します。
治した方がいい噛み合わせ
・噛むときに顎に違和感がある
・食べものを大きい塊のまま飲み込んでいる
・上下の歯がぴったり噛み合わずに隙間がある
・歯の噛み合う面がすり減っている
・噛み合わせにより審美的に問題が出ている
・滑舌が悪い
ひとつでも当てはまる症状があれば、もしかすると悪い噛み合わせが原因かもしれません。
噛み合わせが適切かどうかは自分で判断するのは難しいと思いますので、
歯や顎、日常生活に支障が出る症状がありましたら、早めに矯正歯科にご相談ください。
噛み合わせが悪くなる歯並び
噛み合わせが悪くなる歯並び(不正咬合)は、以下が挙げられます。
叢生(そうせい)
叢生とは、歯が捻じれたり傾斜したりして歯と歯が重なりあった状態の歯並びを指します。
歯が重なり合っているため、上下の歯で噛み合わない部分があったり、
反対に一部の歯に噛み合う力が過度にかかったりすることも。
また、中心の前歯から数えて3番目の歯(犬歯)が歯ぐきの上の方から生える「八重歯」も叢生のうちのひとつです。
八重歯は上下の歯が噛み合うことがないこともあり、よい噛み合わせとはいえませんね。
過蓋咬合
過蓋咬合は、噛み合わせが深い状態をいいます。
通常は、下の歯が3分の2くらい見える状態で上の歯が噛み合っていますが、
過蓋咬合の場合は下の歯は3分の1程度しか見えない噛み合わせになります。
噛み合わせが深い状態のため、食べものだけではなく歯ぐきまで噛んでしまうこともあります。
また、上下の歯のすり減りも多くなるでしょう。
空隙歯列
空隙歯列とは、歯と歯の間に隙間が空いている歯並びのことを指します。
すべての歯と歯の間に隙間がある歯並びだけではなく一部に隙間がある場合でも空隙歯列と呼びます。
中心の前歯の間に隙間があると正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれる歯並びに分類されます。
他の歯はきれいに並んでいても中心の前歯だけに隙間ができることもあります。
出っ歯
出っ歯は、上の前歯が唇側に傾斜しているもしくは、上の顎が大きく成長しすぎている状態です。
専門的には、上顎前突と呼ばれており見た目でも悪い歯並びとわかるでしょう。
上下の前歯で食べものを噛み切ることが難しく、滑舌も悪くなる傾向があります。
受け口
受け口は、下の歯が唇側に傾斜しているもしくは下の顎が成長しすぎている状態です。
専門的には、下顎前突や反対咬合と呼ばれています。
受け口は噛み合わせが反対になるため見た目にコンプレックスを抱える方も少なくありません。
噛み合わせが悪くなる原因
ここからは、噛み合わせが悪くなる原因を見てみましょう。
健全に顎が成長していない
健全に顎が成長していないと上下の顎の大きさのバランスが乱れて噛み合わせが悪くなります。
上の顎は12歳くらいまで頭の骨と下の顎は身体と一緒に18歳くらいまで成長を続けます。
小学生から中学生の間は顎がグッと成長するため、この時期はよく噛むことで健全な顎の成長を促すことが大切です。
早期に乳歯を失った
早期に乳歯を失うと噛み合わせが崩れる可能性があります。
むし歯が進行して抜歯をしたり、歯が溶けて噛み合わせの位置関係が変わったりすると、
その後生えてくる永久歯の歯並びにも悪影響を及ぼすことがあるからです。
永久歯は乳歯の生えている位置を目標にして生える性質があります。
そのため、乳歯を早期に失うと永久歯は生える場所を見失い歯並びが乱れてしまうことで、結果的に噛み合わせも悪くなります。
癖
歯並びや顎の状態がよかったのに、大人になってから噛み合わせが乱れた場合は生活習慣の乱れや癖が原因かもしれません。
・舌で歯を押す
・舌を噛む
・頬杖
・口呼吸
などが挙げられます。
お口周りの筋力の低下により、舌が低位になり前歯を押したり、舌を噛んだりする癖が現れることがあります。
他にも、食事中に頬杖をついたり足を組んだりする癖がある方は、顎が変形する、
全身のバランスが悪くなり噛む位置がずれるなどの理由から噛み合わせが乱れることも。
歯並びや噛み合わせを悪くする癖はさまざまありますが、早めに改善することでよい歯並びを保つことが可能です。
噛み合わせが悪いとどうなるの?
悪い噛み合わせを放置しても自然によくなることはありません。
以下のようなリスクが伴いますので、早めに改善することが大切です。
しっかり噛めない
噛み合わせが悪いと食べものをしっかり噛むことができなくなります。
噛み合わせがずれているため、前歯では食べものを噛み切れない、
奥歯では食べものをすりつぶせないなど食事に支障がでてきます。
むし歯や歯周病になりやすい
噛み合わせが悪いと、一部の歯ばかりで食べものを噛んで汚れが蓄積したり、
歯と歯の間に食べかすが詰まったりするリスクが高まります。
このような状態が続くと食べかすの中で細菌が増殖してむし歯や歯周病になる可能性があるため、
セルフケアを見直すことや原因となる歯並びを改善することが望ましいです。
発音が不鮮明になる
歯と歯の間に隙間があったり、上下の前歯の間に隙間があったりすると、
お口の中の空気が漏れ出してしまい発音が不鮮明になります。
話をしているときに何度も聞き返される方は、噛み合わせが悪い可能性も捨てきれません。
身体の不調が現れる
噛み合わせが悪いと身体に不調が現れることがあります。
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・首コリ
・めまい
などの不調が何をしても改善されない方は、悪い歯並びや噛み合わせが原因かもしれません。
悪い噛み合わせは矯正歯科で改善しよう!
噛み合わせが悪い場合は、放置せずに矯正歯科で改善しましょう。
当院では、一般的に広く知られている表側矯正、目立ちにくい裏側矯正(舌側矯正)、
取り外しができるマウスピース型矯正などの矯正装置をご用意しております。
噛み合わせが悪い場合は、歯列矯正で整えていきます。
歯だけではなく骨格に問題がある場合は、
提携している医療機関で顎の骨を削る外科手術を受けていただくことも可能です。
当院では、歯並びや噛み合わせの状態をカウンセリングや精密検査で把握し、
患者様にぴったりの治療計画をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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