投稿日:2024.3.18
放置して大丈夫 !? 矯正装置が外れた時にするべきこととは
みさんこんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です★
矯正をしている方で絶対にこんな悩みを一度は抱えたことがあると思います。
「矯正装置が外れてしまった時、どうすればいい?」
「自分で対処したり、放置したままでも大丈夫?」
「繰り返し装置が外れてしまう理由は?」
矯正治療をしていると、ワイヤーやブラケットが外れてしまう事ってありますよね。
このような状況に直面した際、どのように対処すればよいのか、多くの人が戸惑ってしまうのではないでしょうか。
矯正装置が外れたまま、放置してしまっている状態は良くありません。
せっかく矯正でキレイな歯並びにしようとしているのに、矯正効果もなくなり、歯も乱れてしまう原因となります。
この記事では、矯正装置が外れた際の適切な対処法や応急処置方法、さらに装置が繰り返し外れる理由について詳しく解説していきます。
目次
矯正装置が外れたらすぐに歯科医院へ!
歯列矯正中にワイヤーやブラケットなどの矯正器具などの装置が取れてしまった場合、できるだけ速やかに歯科医院に連絡を取りましょう。
自分の考えだけで対処すると、後で問題が生じる要因になるかもしれません。
歯科医の指示を求めよう
矯正装置の一部でも外れたら、自己判断せずに歯科医院に連絡し、担当歯科医の指示を仰ぎましょう。
状況に応じて、即時に来院が必要な場合もありますが、通院予定の日に来院しても問題のない場合もあります。慌てずに連絡する事が大切です。
【連絡する時のワンポイント】
・いつ?
・どこの部分が外れたのか?
・どんなものが取れたのか?
・症状はあるのか?
などを伝えることが大切です。
担当歯科医が状況を正確に把握し、適切な指示を出せるように伝える事がポイントになります。
休みの日の対処法
休診日に外れた場合は、本記事で紹介する応急処置を試してみてください。
翌診療日になったら、早めに歯科医院に連絡して装置の状況を報告しましょう。
放置の期間について
通常、次の診察日まで数日程度であれば問題ないことが多いです。
しかし、1週間〜10日以上経過すると後戻りのリスクが高まります。次回来院するまでに期間が空いてしまう場合には、必ず歯科医師に相談しましょう。
できるだけ期間が空かない事が大切です。
料金について
取れてしまった時には、再びつける必要があります。再装着するときには、通常料金が発生いたしません。
しかし、装置を無くしてしまうとご料金がかかってきてしまうので、大事にとっておいてご持参くださいね!
また患者様のご都合で一時的に装置を外したりする際は追加費用がかかってきます。
矯正器具が取れた場合は、歯科医師の指示に従い、適切な処置を受けることが大切です。
緊急時の応急処置法
ワイヤーやブラケットなどの矯正器具が外れた場合、それぞれのケースにおける応急処置方法を紹介します。
メインワイヤーが外れたとき
メインワイヤーとは、アーチワイヤーと呼ばれている主な矯正ワイヤーのことです。
アーチワイヤーは歯を動かす役割を果たしており、その名の通り歯のアーチ状に取り付けられます。
アーチワイヤーが外れた場合、次の通院まで時間が近い場合でも、すぐに歯科医院に連絡し指示を仰ぎましょう。
【応急処置方法】
アーチワイヤーが外れた場合、まず元の位置に戻せるか確認しましょう。戻せそうならば戻し、難しい場合は矯正用ワックスを使ってワイヤーをブラケットに固定します。
細いワイヤーが外れたとき
細いワイヤーはリガチャーワイヤーといい、歯に取り付けられたブラケット装置とアーチワイヤーを固定する役割を担っています。
アーチワイヤーよりも、とても細い針金のようなワイヤーです。
リガチャーワイヤーが外れた場合も、できるだけ早く歯科医院に連絡し、歯科医の指導を仰いで下さい。
【応急処置方法】
リガチャーワイヤーが外れた場合、割り箸や爪楊枝などを使ってアーチワイヤーの内側に押し込みましょう。
小さい矯正器具が外れたとき
小さな矯正器具の一部として、マルチブラケット装置があります。
このブラケットは、歯の表面に取り付けられる小さな金属製またはセラミック製の装置です。
歯列矯正治療において、ワイヤーを保持するために使用されます。
ブラケットは通常、歯の前面に取り付けられ、ワイヤーと共に歯の移動を促進する役割を果たしているのです。
【応急処置方法】
ブラケットが完全に外れた場合は、なくさないように注意して保管して下さい。
また、口の中に残っている場合には周囲の組織を保護する必要があります。
ワックスをブラケットの周囲に塗布し、口の中の柔らかい組織や舌との接触を防ぎましょう。
矯正器具が取れた場合は、自己判断で放置せずに速やかに歯科医院に連絡しましょう。
また、矯正用ワックスは痛みや傷を防ぐための効果的な対処法ですので、常備しておくことをおすすめします。
その他の装置が外れた場合
上記以外の矯正装置が外れた時の対処方法を紹介します。
ゴムの装置が外れた場合
ゴム製のパワーチェーンといわれる矯正装置は、外れると口腔内で引っかかったりする事があります。
この場合、邪魔な部分を応急処置として自分でハサミを使ってカットしても大丈夫です。
ゴムなので、簡単に切ることができます。ただし、口の中や他の矯正器具を傷つけないように注意してください。
一般的にパワーチェーンは約2週間ごとに交換しますが、外れたら直ぐに歯科医院に連絡しましょう。
金属の歯の輪っか(バンド)が外れた場合
奥歯に装着される金属で輪っか状の矯正装置をバンドといいます。
自分で元の位置に戻すのは難しいため、直ぐに歯科医院に相談しましょう。
取れたままにしておくと、歯を矯正する効果が得られないだけでなく、虫歯のリスクも高まります。
奥歯の歯と歯の間のゴム(セパレーター)が外れた場合
歯と歯の間に隙間を作るために、青色のゴム(セパレーター)が使用されます。
これは、矯正治療に必要な隙間が開いたら、自然と外れてしまう事もあるでしょう。
数日であれば、そのまま放置しても問題ありませんが、10日以上経過すると隙間が閉じる可能性があります。早めに歯科医院に相談しましょう。
矯正装置の外れを予防するコツ
装置が何度も外れると、ストレスがたまりますよね。原因として、以下のような要因が考えられます。
食事の影響
硬い食べ物やくっつきやすいものを食べた場合、ワイヤーやブラケットが外れる可能性があります。
骨付き肉や堅いおせんべいなど、歯にかかる負荷が大きい食べ物は、細かく切ってから食べることがおすすめです。
お正月などの行事では、くっつきやすいお餅やお菓子にも注意が必要です。
不正咬合の影響
過蓋咬合(かがいこうごう・ディープバイト)などの不正咬合がある場合、上下の歯のかみ合わせが深くなり、ブラケットが外れやすくなります。
この場合、かみ合わせを浅くするための処置が必要です。
被せ物の影響
金属やセラミックなどの被せ物の歯を持つ場合、矯正装置が外れやすくなることがあります。
装置を装着する際に使用する接着剤との相性が原因です。この場合、接着剤の種類を変えるなどの対処が必要です。
無意識の行動
矯正装置を装着していると、気になって無意識に触ってしまうことがあります。
これにより、装置が変形したりブラケットが外れる原因となります。特に子どもの場合は、注意が必要です。
放置せずに正しい対処を!
歯科医院へ行くまでの間に、外れた装置への正しい対処方法ができるとスムーズに矯正治療が進められるでしょう。
矯正装置が外れてしまった場合には、以下の対処方法をお勧めします。
対処法まとめ
- 歯科医院へ連絡
- 無理に自分で直さない
- 矯正用ワックスの使用
- 外れた矯正装置は清潔に保管
- 放置しない
矯正治療中に装置が外れた場合は、まず歯科医院へ連絡しましょう。自己修理は口内を傷つける可能性がありますので避け、専門家の手で再度装着してもらいましょう。
受診が難しい場合は、歯科医師の指示に従い、応急処置を行い、清潔な状態で装置を持参して受診日に来院しましょう。
放置せずに早めの診察を受けることは、治療期間の短縮に繋がります。矯正治療中は、歯科医の指示に従って適切なケアを行い、健康的な歯並びを目指しましょう。
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