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ブログ

投稿日:2023.8.14

日本人で受け口の人の割合は何%?

皆様、こんにちは🎣
新宿歯科・矯正歯科です!
いつも当医院のブログをご覧いただき、
ありがとうございます。
上の歯よりも下の歯が前に出ている状態を「受け口」と言います。
受け口は、人種や性別、年齢に関係なく見られますが、
日本人は欧米人よりも受け口の発現率が高いと言われています。
そこで今回は、「日本人で受け口の人の割合は何%?」を
テーマに受け口の特徴やリスク、治療方法などについて紹介します。

受け口の特徴・タイプ

受け口

受け口とは、上の歯よりも下の歯が前に出ている状態のことを指し、
専門用語では「下顎前突(かがくぜんとつ)」や
「反対咬合(はんたいこうごう)」とも呼ばれています。
受け口には、以下のような2つのタイプがあります。

1.歯の生え方による受け口

歯の生え方が原因で生じる受け口です。
たとえば、上の歯が通常よりも内側に生えてきたり、
下の歯が外側に生えてきたりすることで起こります。

2.骨格の問題による受け口

上あごの劣成長や下あごの過成長など、
上下のあごのバランスが崩れることによって生じる受け口のことです。
この場合、前歯だけでなく奥歯まで噛み合わせが反対になっていることがあります。
それに加えて、幼少期の長期間にわたる指しゃぶり、
舌で下の歯を押す、下あごを前へ出して上の前歯や唇を噛むといった癖や
口呼吸が原因となって、受け口の進行を促してしまうことも。
特に口呼吸は口を開けて呼吸するため、
舌の位置が下がり、気道が狭くなることで下顎が前に突き出しやすくなります。
さらに、下あごの成長を促進させてしまうため、
受け口が生じる可能性が高まります。

日本人の受け口の割合

平成28年度「歯科疾患実態調査」によると日本人の半数以上が
不正咬合があることが明らかになりました。
不正咬合とは悪い歯並びのことで、
その種類にはガタガタの歯並び、出っ歯、すきっ歯、奥歯で噛んでも
前歯にすき間ができる噛み合わせ、深い噛み合わせ、
そして受け口があります。
その中で最も多い不正咬合は「出っ歯」で全体の33.6%、
次に「ガタガタの歯並び」が26.4%、
「すきっ歯」が10.4%と続きます。
その中で「受け口」の割合は1.8%とわかりました。
この数字だけを見ると少ないように感じるかもしれませんが、
日本人の半数以上が歯並びに何らかの問題を抱えているのです。

受け口による悪影響

受け口による悪影響は顔の外見だけでなく、
以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

コンプレックスになりやすい

受け口は、顔貌に影響を及ぼすため、
他の不正咬合よりも外見が気になりやすいです。
そのため、口元を手で隠す習慣ができたり、
マスクを手放せなくなることも少なくありません。
外見に対するコンプレックスは心身の健康に悪影響を
与えてしまうことも考えられます。

虫歯・歯周病になりやすい

虫歯

受け口を含む不正咬合は、虫歯や歯周病になりやすい
傾向があります。
なぜなら、このような歯並びは歯ブラシが届きにくく、
歯垢がたまりやすいからです。
歯垢が十分に取り除かれないと、細菌が繁殖し、
虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、受け口の場合は虫歯治療で詰め物や被せ物をしても、
噛み合わせが崩れているために十分な保持力を持ちにくく、
外れやすいという特徴があります。

歯を失いやすい

受け口は前歯が正しく噛み合っていないため、
奥歯に余分な負担がかかることがあります。
それにより、奥歯の寿命が低下し、早期に失ってしまうことも。
実際に、受け口は、80歳を超えても20本以上の歯が残っている方は
少ないことがわかっています。

全身のバランスが崩れやすい

バランス

上下のあごのバランスが崩れると、
体の軸となる骨のバランスも乱れがちです。
その結果、肩や首、腰などの部位にも影響が及び、
肩こりや頭痛、腰痛などのさまざまなトラブルが
引き起こされることがあります。

消化不良を起こしやすい

上下の噛み合わせが悪いため、
食べ物を十分に噛み切ったり細かく砕いたりすることが
難しくなることがあります。
咀嚼が不十分な状態で食べ物が胃腸に運ばれてしまうと、
胃腸に影響を及ぼし、
消化不良を引き起こしやすくなります。

受け口を治すには?

受け口を治すには、歯列矯正が必要です。
ここでは、具体的な治療方法と
メリット・デメリットについて紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

歯にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。
ワイヤー矯正には歯の表側に装置をつける「表側矯正」と
歯の裏側に装置をつける「舌側矯正」の2つがあります。
舌側矯正は、装置が表面から見えないため、
目立つことなく歯並びを改善できます。

メリット

・ほぼすべての症例に適応できる
・舌側矯正の場合は、周囲の人に気づかれにくい
・固定式なので、取り外しの手間がない
・細かい動きが可能

デメリット

・表側矯正の場合は装置が目立つ
・慣れるまでは違和感を覚える
・マウスピース矯正と比較すると痛みが出やすい
・装置の周りに食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高い
・通院回数が多い
・金属アレルギーの心配がある

マウスピース矯正

マウスピース矯正
インビザライン

マウスピースを1日あたり20時間装着し、
1〜2週間ごとに交換して歯を動かす方法です。
マウスピース矯正は透明なため、
装着していてもほとんど目立ちません。
さまざまなブランドのマウスピース矯正が存在し、
中でも「インビザライン」は特に知られています。
インビザラインは奥歯を後ろに移動させるのが得意であり、
受け口の状態でも効果的な治療が期待されます。

メリット

・マウスピースが透明で目立たない
・ワイヤー矯正よりも痛みが少ない
・歯磨きや食事のときに取り外せるので、矯正前と同じようにできる
・ワイヤー矯正よりも通院回数が少ない
。金属アレルギーの心配がない

デメリット

・マウスピースの交換や装着時間の管理など、自己管理が必要
・ワイヤー矯正と比べて適応症例が限定される

外科矯正

外科矯正

外科矯正は、重度の受け口の状態に対して行われる治療法です。
あごの骨を切って後ろに移動させたり、
上あごの骨を前に移動させたりすることで、
受け口を改善します。
外科矯正は歯列矯正と併用して行われます。

メリット

・受け口を根本から解決できる
・口元や横顔の変化が期待できる
・歯を支えている骨や組織へのダメージが少ない

デメリット

・入院が必要
・手術に伴うリスクがある
・費用が高額になる

受け口の治療でよくある質問

ここでは、受け口の治療でよくある質問を紹介します。

受け口は自力で治せる?

インターネットやSNS上で受け口を自力で治す方法が紹介されていますが、
自力で治すことはできません。
むしろ誤った方法を試みることで歯やあごに負担をかけ、
状態を悪化させてしまう可能性があります。
受け口が気になる方は、まずは歯科医師に相談し、
原因に合った治療を選択することが大切です。

受け口の治療はどのくらいの期間がかかりますか?

矯正治療にかかる期間は、症例によって個人差があります。
目安は全体矯正の場合1年半~2年半です。
軽度のケースでは数ヶ月~1年程度で改善することもありますが、
重度の場合は数年かかることもあります。

子どもの受け口は早めに治療をした方がいい?

子ども

骨格の問題による受け口は、
早い段階で気づくことができます。
実際に、3歳頃から兆候が見つかることもあります。
この頃の受け口は、自然に治る可能性がありますが、
その確率は低いです。
また、上あごの成長は5歳前後、
下あごの成長は10歳~15歳にピークを迎えます。
受け口の問題を放置すると、13歳ごろから下あごが前に成長し、
受け口がより顕著になることがあります。
この段階までに受け口の改善を行わないと、
外科矯正が必要になり、治療の負担が大きくなる可能性があります。
子どもの歯列矯正では、あごの成長をコントロールすることが可能です。
子どもが受け口の傾向がある場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

まとめ

日本人の半数以上が不正咬合を抱えており、
受け口の割合は1.8%とされています。
受け口は将来的に歯や身体の健康に影響を与えるため、
早めに治療を受けるのが望ましいです。
当院では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、
外科矯正など原因に合った治療方法を選択できます。
無料相談を行っていますので、
受け口が気になる方はお気軽にご相談ください。
ご一読して頂きありがとうございます。

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