投稿日:2023.8.16
日本人の歯並びに対する意識や関心は
皆様、こんにちは🐤
新宿歯科・矯正歯科です!
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
皆さんは歯並びに対してどんな意識や関心をもっていますか?
「歯並びが気になって歯列矯正を検討している」という方もいれば、
「特に気にしていないから治療は必要ない」と感じる方もいるでしょう。
今回は「日本人の歯並びに対する意識や関心」をテーマに、
歯列矯正を躊躇する理由や歯列矯正のメリットについて解説します。
目次
日本人の歯並びに対する意識や関心
公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会は20代~60代男女1030人に
「矯正歯科治療に関する意識調査」を実施。
この調査によると、76.2%の方が歯並びは第一印象を左右すると回答し、
67.9%の方が芸能人だけでなく
一般人も歯並びが大切と回答しています。
それにより、日本人の歯並びに対する意識や関心は
それほど低いとは言えないことがわかります。
参照:公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会 「歯並びと矯正歯科治療」に関する意識調査
日本人が歯列矯正を躊躇する6つの理由
歯並びに対する意識や関心があっても、
実際に歯列矯正を行っている方は全体の約1割と低い傾向にあります。
ではなぜ日本人は歯列矯正を躊躇するのでしょうか。
その理由は以下のようなことが考えられます。
装置をつけることによる恥ずかしさや偏見
矯正装置には種類がありますが、
一般的に知られているのは歯の表面に装置をつけるワイヤー矯正です。
目立ちやすく、周囲からの視線が気になりやすいため、
躊躇する理由の一つとして挙げられます。
また、歯列矯正は子どもが行うものという
偏見も残っており、
大人が矯正することに対して抵抗感を持っている方も
少なくありません。
費用の問題
歯列矯正は基本的に自由診療のため、
費用は高額になります。
このため、経済的な負担が大きいと感じる方が多く、
治療を受ける際の障壁となっています。
治療期間の長さ
歯並びの状態によって異なりますが、
歯列矯正は1年半~2年半と長期間にわたることが一般的です。
定期的な通院や日常生活への影響のなど考慮すると、
躊躇してしまう方も少なくありません。
治療への不安
矯正治療の結果に対する不安も、
躊躇する理由となることがあります。
期待した結果が得られるかどうかがわからないと、
決断をためらってしまうことも。
また、歯列矯正は痛みを伴うものです。
特に初めて装置をつけたり調整する際に
痛みを感じることがあります。
その痛みの不安がハードルになっていることもあります。
ライフスタイルへの影響
矯正装置の種類によって異なりますが、
治療中は食事や口腔ケアの工夫が必要になります。
特にワイヤー矯正の場合は、
食事に注意を払う必要があったり、
口腔ケアも矯正前よりも手間がかかったりするため、
生活習慣に変化が生じることがあります。
また、治療期間中は定期的に通院しなければなりません。
そのため、忙しい方にとっては、
ライフスタイルに影響を及ぼすこともあるため、
治療を受ける意欲が下がってしまうことも考えられます。
歯科医院選びの難しさ
歯科医院はコンビ二よりも多いと言われており、
その中から自分に合った歯科医院を選ぶのは困難です。
特に歯列矯正は専門的な治療であるため、
信頼できる歯科医院を見つけるのが難しいと
感じる方もいるでしょう。
歯科医院の選び方のポイントは、
治療方針、取り扱っている装置の種類、立地、費用などさまざまです。
歯列矯正を検討している方は、
複数の歯科医院にカウンセリングを受けて、
自分に合った歯科医院を見つける努力が必要になります。
歯列矯正で歯並びを治すメリット
歯列矯正は、歯並びが整い見た目がきれいになるだけでなく、
身体の健康にも良い影響を与えます。
ここでは、歯列矯正で歯並びを治すメリットを5つ紹介します。
虫歯・歯周病予防
悪い歯並びは、歯ブラシが届きにくく、
清掃不良になりがちです。
歯垢や歯石が溜まると、
虫歯や歯周病の原因になることがあります。
歯列矯正によって歯並びが整うと、
歯ブラシが歯と歯の間に届きやすくなり、
虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、海外では歯に対する意識が高く、
虫歯・歯周病予防対策として歯列矯正を積極的に
受ける方も多いです。
発音の改善
歯並びが悪いと、舌の動きが制限されたり、
発音する際に空気が漏れて、
「サ行」などの発音が不明瞭になることがあります。
日本語の場合はなんとか聞き取れても、
英語の場合は全く異なる意味になってしまい
誤解を招いてしまうことも。
歯並びが整うことで空気が漏れず、
舌が正しい位置に収まりやすくなり正確な発音がしやすくなります。
発音の正確さが求められる英語の場合は、
コミュニケーションがスムーズに行えるようになります。
顎関節症の予防
顎関節症とは、口を開けるときに音がする、
口が大きく開かないといった症状のことです。
原因はストレスによる筋肉の緊張や外傷、
悪い噛み合わせなどがあります。
症状が進行すると日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
歯並びを整えると、上下の歯が正しく噛み合うようになります。
これにより、顎関節への負担の軽減が期待できます。
胃腸への負担の軽減
噛み合わせが悪い状態は食べ物を細かく砕くことが難しく、
大きいまま胃腸に運ばれ、
消化不良を引き起こしてしまうことがあります。
歯並びを整えると、噛み合わせが改善され、
食べ物をしっかり噛むことができるようになり、
胃腸への負担を軽減できます。
また、よく噛むことで満腹中枢が刺激されやすくなり、
過食を防いでダイエットにつながることも。
目立たずに歯並びを治すには?
歯列矯正を躊躇してしまう理由に、
装置をつけることによる恥ずかしさがありました。
しかし、目立たずに歯並びを治す方法として、
舌側矯正やマウスピース矯正が注目されています。
ぞれぞれどのような装置なのか詳しく解説します。
舌側矯正
舌側矯正は、歯の裏側にブラケットやワイヤーを
取り付けて行う矯正方法です。
歯の裏側に装置があるため、表からはほとんど見えません。
見た目を損なうことなく歯並びを整えることができます。
一人ひとりの歯の形にあわせてブラケットが作製されるため、
精密な歯の動きが可能です。
ただ、歯の裏側に装置があるため、歯ブラシがしにくい場合があります。
また、初めて装置を付けた際、舌が装置に触れることで発音に違和感を覚えることも。
ほとんどの場合、慣れうると問題なく発音できます。
裏側矯正は見た目を気にする方や、
職業上装置が目立つことを避けたい方におすすめの治療方法です。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、マウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。
透明なプラスチック製のマウスピースなので、
周囲の人からほとんど気づかれません。
舌側矯正と異なり、ブラケットやワイヤーがないため、
お口の中が傷つく心配もなく、
食事や歯磨きの際に取り外すことができるので、
ライフスタイルにも合わせやすいです。
ただ、重度な歯並びの乱れには適用できない場合があります。
また、マウスピースの装着時間を守らないと計画通りに進みません。
マウスピース矯正は見た目を気になる方や
自己管理ができる方に向いている治療方法です。
まとめ
歯並びに関心があっても歯列矯正を躊躇してしまう方は少なくありません。
しかし、悪い歯並びを放置すると、
虫歯や歯周病、顎関節症など、歯や身体に悪影響を及ぼすことがあります。
当院は装置が目立ちにくい舌側矯正とマウスピース矯正の矯正専門医院です。
患者様一人ひとりのニーズに応える治療を心がけています。
歯並びが気になる方、見た目に配慮した矯正治療を検討している方は、
ぜひ当院までご相談ください。
ご一読して頂きありがとうございます。