投稿日:2023.5.23
歯並び、噛み合わせが悪いとなぜいけないのか
皆様、こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
歯並びと噛み合わせが悪いとなぜいけいないのか、
その理由を意外と知らない方が多いと思いますので具体的にご紹介させて頂きます。
目次
歯並びが悪い人は、かみ合わせも悪い
歯並びと噛み合わせは、口の中の歯の配置や接触の状態のことを指します。
歯並びが綺麗だと、見た目が美しく健康的に見えるだけでなく、
噛み合わせもスムーズで食事を楽しむことができます。
一方で歯並びが悪いと、噛み合わせに問題が生じ、食べ物を噛みにくくなったり、
口の中での歯の負担が増したりすることがあります。
歯並びや噛み合わせが悪くなる原因としては、生まれつきの骨格や歯の大きさの違い、
または日頃の習慣によるものがあります。
不正咬合とは?
不正咬合(ふせいこうごう)とは、歯が正しい位置に収まらず、正常な噛み合わせが形成されない状態を指します。
これは歯並びや歯の配置が不規則であったり、上下の歯の噛み合わせが合わないことをいいます。
不正咬合は、見た目の問題だけでなく、咀嚼(そしゃく)(噛むこと)や発音に影響を与える場合があります。
また、長期間放置すると、歯や顎の関節(顎関節)に負担をかけることで、
歯周病や顎関節症などの問題が引き起こされることがあります。
不正咬合の種類
下記に代表的なものをいくつかあげます。
叢生
笑って見える、前歯になる事が多いです。「乱杭歯(らんぐいば)」「八重歯」とも呼ばれます。
歯の大きさが大きかったり、顎の大きさ、特に横幅が狭いことで歯が生えるスペースが足りなくなり凸凹になる状態です。
上顎前突
俗に言う「出っ歯」と呼ばれる状態です。前歯の傾きにより目立つ人もいれば、そうでない人もいます。
上顎前突には「上のアゴが出ている」上顎前突症と「下のアゴが引っ込んでいる」下顎後退症があり、2種類のタイプが存在します。
反対咬合
「受け口」と呼ばれてます。下の前歯あるいは下顎全体が前に出ている状態をいいます。
下の前歯の傾きにより反対咬合となっている場合と下顎自体が大きく前方に成長している場合があります。
過蓋咬合
深い噛み合わせの状態です。歯を噛み合わせたとき、上の前歯が下の前歯を覆い隠し、下の前歯がほとんど見えなくなる状態の噛み合わせです。
噛み合わせが深いと下顎の動きが制限される可能性が高く、口腔周囲の発育に影響が出ると考えられます。
開咬
普通に噛んでも奥歯の数本しか噛むことができず、前歯が噛み合わない状態の噛み合わせです。
前歯で噛むことが難しい状態です。舌の癖、幼少期の指しゃぶり、さらに口呼吸などが原因ともいわれています。
歯並び・噛み合わせが悪い事による影響
見た目の影響
お顔の歪みや左右差など、顔貌が変化することも考えられます。
また、滑舌が悪くなることもあります。
歯・口腔内の影響
虫歯や歯周病のリスクが高まる
歯の間や歯ブラシが届きにくい部分に食べカス等がたまり、磨き残しが多くなるためです。口臭の原因にもなります。
また、偏った歯や歯茎に負担がかかり、一部の歯がすり減ったり、歯茎で炎症を起こしたりすることもあります。
顎関節症のリスクが高まる
噛み合わせが悪く、きちんと噛み合っていない歯があると、
顎を動かしたときに歯を伝って顎関節や筋肉など周囲の組織に負担がかかります。
負担がかかっている状態を繰り返すことによって損傷がおこり、顎関節症へと発展することがあります。
顎関節症になってしまうと顎を動かしたときの痛みや音、お口が動かなくなるといった症状の他に、
肩や首のコリ、姿勢のズレなど全身に影響していきます。
マウスピースや生活習慣の修正による治療のほか、最悪の場合は外科手術が必要となる場合があります。
健康上の影響
歯は、食べ物を咀嚼(噛む)するという大切な機能を持っています。
歯列が乱れていたり、噛み合わせが悪いと食べ物を小さく嚙み砕くことができず、
中途半端な状態で飲み込むことになり、そのまま胃の中へと送り込んでしまうので胃腸などの消化器官へ負担が大きくなり、
せっかく食べていても栄養が取り込めていなかったりと健康上よくありません。
噛んだ時にいつも同じ歯だけで噛むことで一方に強く力がかかっていたり、
噛んだ時に垂直に上下の歯が当たらず斜めに当たるといった場合もよくありません。
悪い噛み合わせでずっと食事をしていると歯や歯肉に負担をかけることになります。
そうすると歯肉に炎症を起こしたり、腫れやすくなり歯周病にもなりやすく、
歯がぐらついてきたりして最終的には歯を失うこともあります。
口呼吸になりやすい
人は鼻呼吸をするのが普通ですが、不正咬合が原因で口呼吸になることもあります。
特に上顎前突や下顎前突によって前歯が飛び出していて口が閉じづらい場合や
開咬によって上下の前歯の間に隙間が飛び出している場合は、常に唇が開いた状態になって
口呼吸になりやすいです。
口呼吸はなぜいけないの?
鼻は鼻毛というフィルターがりますが、口呼吸の場合ですと直接空気が肺に入ってしまうので、
ホコリや病原菌などもそのまま体の中に取り込んでしまいます。
すると風邪を引きやすかったり、喉の粘膜などを刺激したり、乾燥しやすくなってよくありません。
矯正治療をした後、口呼吸から鼻呼吸に変わりスムーズに呼吸が出来るようになり、呼吸が楽になったという方もいます。
最終的には総入れ歯になるリスクも…
歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。歯周病の原因は歯についた汚れです。
毎日歯磨きしているから大丈夫と思われいるかもしれませんが、歯磨きだけでは取り除けない汚れがあります。
歯石や歯垢と呼ばれるものですが、この細菌が歯と歯茎の間、いわゆる歯周ポケットで菌が繁殖することで歯周病が進行します。
歯が生えている歯茎の骨を歯槽骨と言いますが、歯周病にかかると歯槽骨を溶かしていくのです。
歯槽骨が無くなっていくと歯がぐらぐらしてきて最終的には抜かないといけなくなります。
歯周病を予防するには口腔内の掃除を完璧に行うことが一番大切です。
歯列に凸凹があったり、隣同士の歯が重なっていたりすると歯磨きが届かず、磨き残しが出来てしまいます。
磨き残しの部分に歯石や歯垢が溜まり、虫歯や歯周病が発生しやすくなります。
お口の中がスラム化してるなんて、なりたい人なんていないかと思います。
矯正治療はそうしたスラム化した口の中の状態から抜け出す根本的な治療法です。
乱れた歯列を放っておくと、結果的に歯の寿命を短くしてしまう可能性があります。
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