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投稿日:2023.12.13

歯並びが悪いと鼻づまりの原因になりますか?

こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です。

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さて、「歯並びと鼻づまり、関係あるの?」そう思う方もいるでしょう。歯並びは鼻づまりと関連しているとは考えにくいかもしれませんが、実は深いつながりがあるのです。

そこで今回は、歯並びと鼻づまりの関係性や、歯並びを整えることで鼻づまりは解消されるかなどについて解説します。

 

歯並びが悪いと鼻づまりの原因になる?

 

新宿 矯正 歯並び

歯並びが悪いと鼻づまりを引き起こすのではなく、鼻づまりによって歯並びが悪くなる可能性があります。

風邪などによる鼻づまりは、短期間のものなので歯並びへの影響は少ないとされます。

しかし、アレルギー性鼻炎や扁桃腺の肥大など、長期にわたって続く鼻づまりは歯並びに悪影響を及ぼす可能性が。

慢性的に鼻が詰まることで鼻呼吸が難しくなると、無意識に口を開けて呼吸する「口呼吸」に頼るようになります。

ここで問題となるのが、口呼吸です。後述で詳しく解説しますが、口呼吸は歯並びを悪化させる原因の一つ。

特に成長期の子供の場合は歯並びだけでなく、あごの大きさや顔貌にも影響を与える可能性があります。

 

なぜ口呼吸になると歯並びが悪くなるの?

鼻呼吸をしているときは、舌は上あごの内側に触れているのが自然な状態です。

この位置が保たれていると、上あごは形を維持できます。

しかし、口呼吸の場合は、舌の位置が変わり下あごへ移動します。舌が下がったままの状態では、

上あごの形が保てず狭くなってしまい、上あごの歯列が窮屈になり歯並びが悪くなってしまうのです。

特に子供のお口の成長・発育期においては舌の位置が重要です。

舌が正常な位置にあることで、上あごは舌の圧力によって広がります。これにより、永久歯が生えるためのスペースがしっかりと確保されるのです。

また、長期間にわたる口呼吸は、鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)の肥大の原因となります。

このアデノイドが肥大すると、下あごが後退し、あごと首の境目がはっきりしない、いわゆる「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔立ちになります。

アデノイド顔貌は、鼻の奥が詰まって鼻呼吸が困難になるため、さらに口呼吸を促進するという悪循環を引き起こしてしまうことがあるのです。

成長期はあごの成長が活発であり、この時期に形成された骨格が顔の形や歯並びに大きく影響します。

子供の呼吸の仕方に気をつけて、必要な場合は早期に対処しましょう。

 

口呼吸によって引き起こされる不正咬合

不正咬合とは、悪い歯並びのことを指します。

口呼吸によって引き起こされる不正咬合は、以下の種類があります。

出っ歯

出っ歯とは、上の前歯が通常よりも前方に突き出ている状態のことです。

上あごの発育が不十分で歯が並ぶスペースが不足し、上の前歯が前に出ることがあります。

出っ歯は見た目の問題だけでなく、転倒時に前歯が破損しやすくなったり、噛み合わせの問題が生じて前歯で食べ物を噛むのが難しくなることもあります。

受け口

受け口は、下の前歯が上の前歯よりも前方に位置する歯並びのことです。

これは、上あごの成長が不足、下あごが過度に成長している場合に見られます。

受け口の場合、正しい噛み合わせが得られず、食事の際に不都合を感じることも。

また、見た目の問題だけでなく、顎関節症に負担がかかりやすいため、顎関節症のリスクが高まります。

ガタガタの歯並び

上あごが小さいと歯が並ぶためのスペースが不足します。

この結果、歯が重なり合って歯並びがガタガタに。

歯ブラシが届きにくくなるため汚れが溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

また、見た目に影響も出やすいため、コンプレックスを持つこともあります。

開咬

開咬(かいこう)とは、奥歯でも前歯が接触しない歯並びの状態のことです。

口呼吸だけでなく、長時間の指しゃぶりなどが原因となることもあります。

開咬の場合、発音する際に空気が漏れやすいことから不明瞭になりがちです。

また、食べ物を前歯で切るのが難しくなるという機能的な問題も生じます。

 

これらの不正咬合は矯正治療で改善ができます。

口呼吸でなくても上記のような不正咬合が見られる場合は、歯の健康を維持するためにも矯正治療を検討することをおすすめします。

 

口呼吸のデメリット

 

口呼吸 新宿 矯正

 

口呼吸は歯並びが悪くなるだけではありません。

お口や体の健康にさまざまな悪影響をもたらすことがあります。

むし歯になりやすい

唾液には細菌を洗い流す自浄作用や、酸によって溶かされた歯を再石灰化する役割があります。

しかし、口呼吸を続けていると、お口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減少します。

その結果、自浄作用や再石灰化の作用が弱まり、細菌が繁殖しやすい環境に。

むし歯の原因となる細菌が増えることで、むし歯のリスクが高まるのです。

口臭が発生しやすい

口臭の主な原因は、お口の中に存在する細菌です。

細菌は食べかすや粘膜から剥がれ落ちた細胞を取り込み、分解する過程で悪臭を放つガスを放ちます。

通常は、唾液が細菌の繁殖を抑え、お口の中を清潔に保っています。

しかし、口呼吸によってお口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすい環境になり口臭が発生しやすくなります。

見た目への影響

口呼吸によってお口周りの筋肉のバランスに変化が生じると、見た目にも影響を与えます。

たとえば、口呼吸により顔の筋肉が緩むと、顔全体のたるみやほうれい線の原因となることも。

また、子供の場合は、口呼吸によりあごの骨や筋肉の成長が妨げられると、顔のバランスが崩れる原因となります。

風邪をひきやすくなる

鼻呼吸は空気を取り入れる際、空気中の細菌やウイルス、異物を捕らえるフィルターの役割があります。

特に、鼻毛や粘膜が細菌やウイルスをキャッチして体内への侵入を防ぐ働きをしているのです。

しかし、口呼吸の場合は鼻のフィルターを通さないため、細菌やウイルス、異物が直接喉や気管へと進入してしまいます。

これが喉の炎症を引き起こす原因に。

また、口呼吸によってお口の中が乾燥すると、喉や気管が潤わないため、細菌やウイルスが

付着しやすくなるという問題もあります。

その結果、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなる可能性が高まるのです。

矯正治療を受けると鼻づまりは解消される?

矯正治療によって歯並びが整うと、鼻づまりが解消される可能性があります。

特に上あごが狭く、鼻腔が狭くなっている場合は、矯正治療により上あごの歯列を広げると鼻腔が広がり、

鼻づまりが改善される可能性があります。

しかし、鼻づまりの原因はアレルギー鼻炎・副鼻腔・鼻中隔弯曲症・アデノイドなどさまざまです。

そのため、鼻づまりの原因をきちんと診断した上で、適切な治療を受けることが重要になります。

鼻づまりに悩む方が矯正治療を検討する際は、まずは耳鼻咽喉科に受診し、原因を特定することをおすすめします。

 

まとめ

歯並びが悪いと鼻づまりを引き起こすのではなく、鼻づまりによって口呼吸になると歯並びが悪くなる可能性があります。

慢性的な鼻づまりによって引き起こされる口呼吸は、歯並びだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。

特に成長期の子供は、口呼吸によって歯並びや顔の形成に大きく影響するため、十分注意しましょう。

口呼吸を改善するには意識することはもちろんのこと、舌の位置も重要です。

当院では、矯正治療を併用して舌を正しい位置に導くMFT(口腔筋機能療法)も取り入れています。

相談を実施していますので、口呼吸や歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

無料カウンセリング 新宿 矯正

 

カウンセリングはこちら→https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=5936&_gaid=298364010.1524048770

 

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