投稿日:2024.6.10
歯科矯正をしていると食べられない物はある?
ワイヤー矯正は、固定式の装置のため、食事で食べられない物はあるか気になる方もいるのではないでしょうか?
食事中も装置がついていますが、矯正中に絶対食べてはいけない食べ物はありません。
ただし、食事の種類やタイミングによっては、食事の時に痛みが出てしまう可能性のある食べ物があります。
そこで今回は、矯正中に控えた方がよい食べ物についてご紹介します。
目次
矯正中の歯の動きとは?
装置をつけたばかりや、調整をしたばかりの時期は歯の周りの組織で
「骨を溶かす働き」と「骨が作られる働き」があり、強い力がかかると痛みが出る場合があります。
痛みの感じ方は個人差がありますが、2~3日をピークとして、徐々に落ち着いてくることが多いです。
食材や食べ方、タイミングなどの注意をするとだいたいの物は食べることができますので、安心してください。
ワイヤー矯正中に控えた方が良い食べ物
ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけてワイヤーを通して、適切な力をかけて歯を動かす方法です。
固定式のため、歯並びが整うまで装置を外しません。
そのため、装置が外れやすい物、すき間に挟まりやすい物、着色しやすい物、
歯ごたえがあって固い物などは控えた方が良いでしょう。
具体的にどのような食事を控えた方がよいかご紹介します。
装置が外れやすい食べ物
・キャラメル
・もち
・水あめ
・ヌガー
・そのほかに粘着性のある食べ物
ワイヤー矯正は、一般的に1ヶ月に1度程度ワイヤーを交換して、歯の新しい力が加わります。
しかし、ワイヤーに強い力が加わると、ワイヤーや装置が外れてしまう場合があります。
矯正治療は、歯を動かすために綿密な治療計画を立てているため、
装置が外れてしまうと正しい力がかからずに、予想の歯並びとは違う動きをしてしまう場合があります。
外れた時は、来院していただくと装置を元通りにすることができますが、
ワイヤー矯正期間中は装置が外れややすい食べ物は控えていただくとよいでしょう。
装置のすき間に挟まりやすい食べ物
・クッキー
・パン
・麺類
・ごはん
・ポテトチップス
・そのほかに挟まりやすい物
矯正中は、歯並びによっては抜歯をする場合があります。
歯を動かす過程で少しずつそのすき間は閉じていきますが、
矯正前と比較すると、一時的に装置のすき間に挟まりやすい場合があります。
抜歯した部分だけでなく、歯を動かすために一時的にすき間が広がることがありますので、
その部分にも食べ物が詰まりやすくなります。
挟まった見た目も気になりますし、むし歯や歯周病のリスクも高くなります。
食事をした後はきちんと歯を磨くことが大切です。
装置に絡まりやすい食べ物
・繊維質のえのき
・鶏肉などの肉類
・にら・もやし・ねぎなどの野菜
・細い麺類
・イカやホタテなどの海鮮類
ワイヤー矯正は自己管理が必要ないですが、固定式のため、装置に食べ物が絡まりやすい点があります。
装置に絡まると不快なだけでなく、口臭などの原因にもつながります。
矯正期間中はむし歯や歯周病にならないためにもしっかりケアをしましょう。
歯ブラシだけで磨きにくい部分に関しては、毛束が1つになっている「タフトブラシ」や
ワイヤー矯正用の「デンタルフロス」と歯間ブラシなどを併用してお口の中を清潔に保ちましょう。
矯正期間中にきちんとセルフケアをする習慣をつけると、いつまでも歯を維持することにつながります。
着色しやすい食べ物
・コーヒー
・赤ワイン
・カレー
・キムチ
・ブルーベリー
着色のしやすい色の濃い食べ物は、矯正装置が着色してしまう可能性があります。
装置の色が変色してしまうだけでなく、その部分には汚れが着きやすくなってしまいます。
さらに、着色は歯ブラシでは中々落とすことができません。
固定式のワイヤー装置の場合には、着色しやすい食べ物は装置が外れるまで控えていただくと良いでしょう。
色の濃い食べ物を飲食する機会がある場合には、すぐに歯磨きをすると、着色が沈着しにくくなります。
また、マウスピース矯正は、飲食した後は基本的に歯磨きをしてから装着しますが、
外出先などで歯磨きが難しく、装着する場合には、マウスピースに色がついてしまうことがあります。
歯磨きが難しい場合でもうがいをすることで、着色を軽減できるため行いましょう。
歯ごたえがあって固い食べ物
・せんべい
・りんご
・固いアイス
・フランスパン
矯正装置をつけたばかりの時や調整して新しい力が加わった時には、歯の周りの組織が変化している時期です。
この時期は、痛みや違和感を覚えやすい時期で、歯ごたえがある固い物を噛むと痛みが出やすくなります。
矯正中の痛みは個人差がありますが、2~3日程度がピークで徐々に落ち着いてきます。
その期間は歯の周りの組織に負担になりやすい食べやすい物を食べましょう。
マウスピース矯正は比較的何でもOK
マウスピース矯正は、患者さまのお口をスキャンしてお口にぴったり合ったマウスピースを作製する方法です。
取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。
1~2週間程度で段階的に形の違うマウスピースに交換することで歯を動かす方法です。
新しいマウスピースに交換した時は、新しい力がかかっているため、痛みが出やすい期間です。
固い物は控えた方が良いでしょう。
徐々に落ち着いてくることが多いので、その頃は比較的何を食べても大丈夫です。
ただし、マウスピースを着ける前にきちんと歯磨きをしてから装着しましょう。
歯の汚れが着いたままになると、汚れが密封されて細菌が繁殖しやすい環境になります。
むし歯や歯周病のリスクが増えてしまうため、注意が必要です。
また、マウスピース矯正は、透明のマウスピースを使用するため、矯正中の装置も目立ちにくいです。
矯正中の装置の見た目が気になる方におすすめの方法です。
1日20~22時間の装着が必要のため、食事や歯磨きの時間以外はマウスピースを装着する必要があります。
「少しくらい……。」と外している時間が長くなってしまうと、
治療計画通り歯が動かない場合やマウスピースが合わなくなってしまう可能性があります。
ワイヤー矯正はどんな矯正?
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットをつけてワイヤーを通し、少しずつ歯を動かす方法です。
多くの矯正歯科で対応しており、幅広い歯並びが適用になります。
表側矯正
歯の表側に装置をつける方法です。
以前は金属の装置に見た目が気になってしまう点がありましたが、
白や透明の審美ブラケットや審美ワイヤーも選べるようになり、矯正中の見た目も分かりにくくなりました。
裏側矯正
歯の裏側に装置をつける方法で、装置をつけていることがほとんど分かりません。
また、比較的出っ歯や受け口などの歯並びを内側に動かしやすい矯正方法です。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため、歯科医師の技術力や知識が必要です。
その矯正歯科でも対応しているわけではありませんので、事前に調べていくと良いですね。
当院では、表側矯正だけでなく、裏側矯正、マウスピース矯正にも対応しています。
まとめ
矯正中に食べてはいけない物はほとんどありませんが、装置が外れやすい物は控えていただいた方が良いでしょう。
また、挟まりやすい物、詰まりやすい物、着色のつきやすい物は食事の後は必ず歯磨きをしましょう。
矯正中の食事のことで迷った場合には、当院にお気軽にご相談ください。
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