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投稿日:2024.3.1

滑舌が悪いのはなぜ?MFT(口腔筋機能訓練)を使って舌の問題を見分ける方法

みなさん、こんにちは。新宿駅、新宿東南口より約徒歩5分の大安ビル8階にある「新宿歯科・矯正歯科」です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

皆様、普段の会話中に「もう一度言ってほしい」「何と言ったの?」などと言われた経験はありませんか?
何度もそのような経験をされている人は、もしかすると滑舌が悪いかもしれません。
最近ではリモートで会議や打ち合わせがあり、滑舌の悪さが目立って悩んでいる方も少なくありません。
じつは、滑舌の悪さには舌の位置や癖が関係していることはご存じでしょうか。

今回は、滑舌が悪い理由、滑舌を改善するMFTの特徴や舌の問題を見分ける方法を解説します。

滑舌とは

滑舌 原因

滑舌とは、よどみなく話す舌のことを指します。
お口の動きを滑らかにすることで、美しい発音・発声につなげることができることもわかっています。
このことから、舌はもちろん頬や唇の筋肉が関係していることがわかります

1.脳から口唇・舌・顎へ指示されます
2.空気をお口から出すときに声帯を振動させます
3.舌・口唇・顎にある筋肉や骨格を動かして音を作り出します

1~3の流れで言葉を話すのですが、3番目の筋肉や骨格の動きが悪くなり、滑舌に悪影響を及ぼすのです。

滑舌が悪い理由

ここからは、滑舌が悪くなる理由を「舌癖」と「低位舌」の2つに分けて解説します。

舌癖

舌癖とは、以下のようなものが挙げられます。

・舌が唇からだらりと出ている
・舌で前歯を押す
・舌を噛む
・食べものを飲み込む際に舌が前に出る

お子様のころから定着する傾向が高いため、発見したら早めに口腔周囲筋を鍛えて改善されることが望ましいです。

低位舌

舌の癖や低位舌を放置しておくと、自然によくなることはなくお口や身体の健康に悪影響を及ぼすことがあります。

歯並びへの影響

滑舌 原因 歯並び

低位舌や舌の癖がある方は、以下の歯並びに変化する傾向があります。

出っ歯

上の歯が唇側に傾斜したり、上の顎が大きすぎたりすることで、上の歯が前方に出た状態です。
出っ歯になると、上下の歯の隙間から空気が漏れ出して、
「サ行」「タ行」など口蓋に舌先が触れる言葉が聞き取りにくくなります。

受け口

下の前歯が上の前歯よりも唇側に出ている状態、もしくは下顎が大きすぎる状態です。
上下の噛み合わせが反対のため、反対咬合とも呼ばれます。
受け口も上下の歯に隙間から空気が漏れ出しやすいため、特に「サ」行が不明瞭になる傾向があります。

空隙歯列

歯と歯の間に隙間ができる状態を空隙歯列(くうげきしれつ)と呼びます。
全体的に歯と歯の間に隙間がある・上の中心の前歯だけに隙間ができる
「正中離開(せいちゅうりかい)」も滑舌が悪くなることも。
見た目のコンプレックスで、人前でお話しするのが苦手に感じることも。
そうなると、お口を大きく動かさず、声が小さくなり、より滑舌が悪いと思われるかもしれません。
矯正治療で歯並びを整えて、お口を大きく動かして自信を持って会話できると、滑舌もよくなるでしょう。

口呼吸

舌の癖や低位舌であることを放置すると、お口をしっかり閉じられずに鼻呼吸から口呼吸に変化するリスクが高まります。
口呼吸により歯並びが乱れるだけでなく、身体の健康状態にも悪影響を及ぼすことも。
お口から外気を吸い込むと、喉の粘膜や肺に細菌やウイルスが届きやすく風邪を引いたり、
感染症にかかったりするリスクが鼻呼吸よりも高まるのです。

食事への支障

食事をしているときも舌が下方に落ちていると食べものがお口からこぼれやすくなったり、
しっかりと食べものを舌でまとめて喉へ送り込むことが難しくなったりします。
咀嚼や嚥下機能が低下する恐れがあるため、早めに舌の癖や位置を改善するのが望ましいです。

放置しておくと食べものを食道から胃ではなく、
誤って肺に送り込んでしまう誤嚥(ごえん)が引き起こされやすくなります。

シニアの方は舌の筋力が低下して誤嚥性肺炎が引き起こされるリスクが高まるため、
口腔周囲筋を鍛えて身体の健康を守ることにもつなげましょう。

滑舌を改善する方法とは?

滑舌 改善 矯正

歯列矯正やMFT(口腔筋機能訓練)が滑舌を良くするための方法として効果を期待できます。

歯列矯正

歯並びが乱れている人で滑舌が悪いと感じている場合は、歯列矯正がおすすめです。
新宿歯科・矯正歯科では、以下の矯正装置をご用意しています。

・表側矯正
・裏側矯正(舌側矯正)
・マウスピース型矯正

表側矯正だけではなく、できるだめ目立ちにくい裏側矯正(舌側矯正)と
取り外しができるマウスピース型矯正も選択いただけます。
表側矯正装置も金属の装置ではなく白や透明の目立ちにくいブラケットを採用しているのが当院の特長です。

ライフスタイルに合わせて、矯正装置を選択できることが強みで
矯正治療を他人に気付かれたくない方も快適に治療を受けていただけます。

MFT(口腔筋機能訓練)

口腔筋機能訓練と呼ばれるトレーニングをMFTと呼んでいます。
舌だけではなく頬や唇の筋力を適切に整えることができるため、美しい歯並びを保つことにもつながります。
そのため、歯列矯正中にMFTを行うのがおすすめです。
矯正治療後もMFTで唇や舌、頬の筋肉を整えられた方は、よい歯並びが保たれて歯並びが乱れる「後戻り」するリスクが低減しますよ。

MFT(口腔筋機能訓練)を使って舌の問題を見分ける方法

舌癖 訓練 MFT 

MFTで舌の問題を見分ける方法をみてみましょう。
1日に10回行う、1日3セット行うと口腔周囲筋が鍛えられるため矯正歯科でご自分に合う方法を確認しましょう。

スポットポジション

MFT 舌 滑舌 スポットポジション

食べものを飲み込む際などに舌を安定させておく位置のことを指します。
上の前歯の後ろあたりにある膨らみを「スポットポジション」と呼びます。
舌先を適切な位置に安定させてから舌全体は口蓋に付いているのがよい状態です。

スポットボジションでの見分け方

舌が疲れる場合は、舌が適切な位置に安定されていないことが多いです。
舌が低位にあると滑舌が悪くなります。

ポッピング

舌先は適切な位置に安定させて舌全体は口蓋にしっかり密着させた状態を数秒キープします。
その後、勢いよく口蓋をはじくように「ポンッ」と音を鳴らすように舌を外す動作を「ポッピング」と呼びます。

ポッピングでの見分け方

舌を持ち上げる力が不足していると、ポッピングは上手くいきません。
また、ポンと音が鳴らない人は舌の筋力が弱いもしくは低下しています。
その結果、発音が不鮮明になっているかもしれません。

スティックティップ

アイスの棒や割りばしなどを使用します。
アイスの棒をお口の前に持って舌先をとがらせた状態でアイスの棒を押す運動のことです。

スティックティップでの見分け方

アイスの棒を舌で前方に押し出せない方は舌の筋力が低下しています。
また、そもそも舌の先をとがらせることができない方はかなり低下している可能性が高く、
舌ったらずの滑舌になるリスクが高まります。

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ユニット 矯正歯科 雰囲気

 

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