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投稿日:2024.9.2

矯正中に行うことで悪影響が…食いしばりのリスクと原因

矯正治療は、美しい歯並びを手に入れるための重要な過程ですが、その期間中には様々な課題が伴います。
その一つが「食いしばり」です。食いしばりは、無意識のうちに歯を強く噛みしめる行動で、
矯正治療に悪影響を及ぼす可能性があります。

「寝てる間に食いしばりしている気がする…矯正治療中だけど大丈夫なのかな?」
「矯正治療しながら対策はあるの?」など矯正治療に影響しないようにしたいですよね。
本記事では、矯正中における食いしばりのリスクと原因についてなど詳しく解説していきます。

食いしばりのリスク

食いしばり 矯正治療リスク 歯列矯正

食いしばることによるリスクは、以下の通りです。

歯の動きを妨げる

矯正治療の目的は、歯を理想的な位置に移動させることです。
しかし、食いしばりによる強い圧力がかかると、歯の正常な移動が妨げられることがあります。
歯は矯正装置の力によってゆっくりと動くため、過度な力が加わると計画通りの移動が難しくなり、
治療の進行に支障をきたす可能性があるのです。

痛みの増加

矯正中の歯は、移動の過程で一時的に痛みを感じることも少なくないです。
食いしばりによる追加の圧力が加わると、痛みがさらに増すことが考えられます。
これは特に夜間に起こりやすく、睡眠中に無意識に食いしばることで、朝に強い不快感を感じることがあるでしょう。

治療期間の延長

食いしばりが歯の正常な移動を妨げると、予定していた治療計画が遅れる可能性があります。
矯正治療は通常、一定の期間を要します。
しかし、食いしばりによる遅延となれば治療期間の延長につながり、負担が増えるでしょう。

顎関節症のリスク

継続的な食いしばりは、顎関節に過度の負担をかけることがあります。
これが原因で顎関節症を引き起こし、顎の痛みや頭痛、耳鳴りなどの症状が現れるのです。
顎関節症は治療が必要な場合も多く、食いしばりの問題が長期的に健康に影響を与えることがあります。

食いしばりの主な原因

食いしばりの原因 ストレス よくない噛みあわせ

原因としては、以下のようなものがあります。

精神的・肉体的ストレス

日常生活の中でのストレスや疲労は、無意識のうちに食いしばりを引き起こす要因となります。
ストレスが蓄積すると身体が緊張状態になり、奥歯を強く噛みしめてしまうのです。
特に、矯正治療中の痛みや不快感がストレスの一因となり、食いしばりを誘発することがあります。

矯正による痛みや違和感

矯正装置の装着や歯の移動によって生じる痛みや違和感は、食いしばりの原因となることがあります。
無意識にこれらの不快感を和らげようとするために、歯を強く噛みしめることがあるのです。
これが食いしばりの発生に繋がります。

噛み合わせの悪さ

歯並びが悪い状態や不適切な噛み合わせは、食いしばりを引き起こす原因となります。
噛み合わせの不整合を補正しようとする無意識の行動が、食いしばりを引き起こすのです。

不適切な詰め物や被せ物

サイズや高さが適切でない詰め物や被せ物は、噛み合わせに不具合を生じさせることがあります。
その結果、無意識に正しい噛み合わせを模索するため、歯を強く噛みしめることがあるのです。
これは、矯正治療中の食いしばりを助長する要因となります。

過度の嗜好品摂取

コーヒー、紅茶、タバコなどの嗜好品を多く摂取すると、自律神経が乱れやすくなります。
特にカフェインやニコチンは、神経を刺激し、緊張状態を引き起こす可能性が高いです。
そのため、食いしばりを誘発してしまう原因となります。

食いしばりの症状

食いしばりの症状 歯が欠ける 顎が痛い

食いしばりにより、口の中や全身にさまざまな影響が出ることがあります。以下に主な症状を紹介します。

口の中の症状

歯の痛みや損傷

強い力で歯を噛みしめることで、歯が削れたり、欠けたり、割れたりすることがあります。
また、歯にひびが入ることで虫歯になりやすくなることもあるのです。

顎の痛みや異常音

顎に負担がかかることで、顎の関節が痛んだり、口を開け閉めするときに音がすることがあります。
口を大きく開けるのが難しくなることもあるでしょう。

口の乾き

顎の関節に問題があると唾液の出が悪くなり、口の中が乾きやすくなります。

全身の症状

頭痛

顎やこめかみの筋肉が緊張して頭痛を引き起こすことがあります。
特にこめかみのあたりが痛くなることが多いです。

首や肩のこり

顎の食いしばりで首や肩の筋肉が緊張し、コリや痛みを感じることがあります。
これが続くと、首や肩が常に重く感じることがあるでしょう。

顔の筋肉の緊張

顔の周りの筋肉が固くなることで、ほうれい線が目立つようになったり、顔が膨らんで見えることがあります。

睡眠の質の低下

食いしばりによる不快感や痛みが原因で、眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりすることがあるでしょう。
その結果、日中に疲れやすくなることがあります。
これらの症状が見られる場合は、早めに歯科医師に相談し、適切な対策を講じることが大切です。

食いしばりの対策と予防

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矯正治療中の食いしばりを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

ストレス管理

ストレスは食いしばりの大きな原因となるため、日常生活でのストレス軽減策を取り入れることが重要です。
リラクゼーション技法としては、深呼吸、瞑想、ヨガなどが効果的でしょう。
リラックス法や適度な運動、趣味の時間を作ることで、ストレスを軽減することが大切です。
ストレスをコントロールすることで、無意識の食いしばりを減らすことができます。
これらの方法で心身をリラックスさせ、ストレスを緩和しましょう。

噛む筋肉のマッサージ

顎や頬の筋肉の緊張を緩和するために、噛むための筋肉(咀嚼筋)のマッサージを行うことが有効です。
これにより、筋肉の緊張がほぐれ、食いしばりを防ぐだけでなく、頭痛や肩こりの軽減にも役立ちます。

ナイトガードの使用

ナイトガードは睡眠中の食いしばりから歯を守るための装置で、歯の磨耗を防ぎ、顎関節への負担を軽減します。
就寝時にはナイトガード(マウスピース)を装着することで、歯や顎への負担を軽減し、
食いしばりによるダメージを防ぐことができるのです。
市販のものよりも、歯科医院で自分の歯に合ったものを作成してもらうとより効果的に使用できます。

噛み合わせの調整

噛み合わせの悪さは食いしばりを助長する原因となります。
歯科医院で噛み合わせのチェックと調整を行い、適切なバランスを保つことが重要です。

定期的な歯科検診

食いしばりの影響を未然に防ぐためにも、定期検診は欠かせません。
矯正治療中の痛みや不快感については、歯科医師に相談することが大切です。
適切な対策を講じることで、食いしばりを軽減できます。
定期的に歯科検診を受け、食いしばりの兆候を早期に発見して予防しましょう。

嗜好品の摂取を控える

自律神経を乱しやすい嗜好品の摂りすぎは、食いしばりを誘発する可能性があります。
カフェインやアルコールの摂取を控え、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
また、規則正しい生活を送ることで、自律神経の安定を図ることが大切です。
これらの摂取を控えることで、リスクを低減することができます。

これらの方法を組み合わせて実践することで、食いしばりのリスクを効果的に低減することが可能です。

まとめ

矯正治療中の食いしばりは、治療の進行に影響を与えるだけでなく、長期的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
矯正治療を受ける際は、食いしばりのリスクと原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
定期的な診察を通じて、歯科医師と相談し、きれいな歯並びと健康な歯と顎の状態を保つための最善の方法を見つけましょう。

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