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投稿日:2024.6.17

過去に矯正した歯並びの再治療はできる?

こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
矯正治療で一生懸命整えた歯並び。治療が終わった後に「また歯が少しずつずれてきた」
「以前のようにがたがたになってしまったらどうしよう」といった悩みを抱えている方もいるでしょう。

矯正治療後に整えた歯並びが動いていく現象を「後戻り」と言います。
本記事では、後戻りした歯並びは再治療できるのか、再治療になるケース、後戻りが起こる原因など解説します。

過去に矯正した歯並びが再治療になるケースとは

歯並び再矯正 後戻り矯正 後戻り

矯正治療は歯並びと噛み合わせを整える治療ですが、一度矯正治療を受けた後も歯並びが悪化することがあります。
状態によっては再び矯正治療が必要になることも。ここでは、矯正した歯並びが再治療になるケースを3つ紹介します。

ケース①子どもの頃に治療を受けた場合

「子どもの頃に矯正治療を受けたけど、大人になってから歯並びが悪くなった」という方もいるのではないでしょうか。
この場合、成長とともに歯並びが悪化することがあります。特に以下のケースでは、後戻りしやすい傾向にあります。

・乳歯列のみで矯正治療を行った場合
・永久歯が生え揃う前に矯正治療が完了した場合
・成長期の矯正治療の場合

いずれも、永久歯の生え変わりや骨格の成長により、顎の骨や歯の位置が変化し、後戻りを引き起こすことがあります。

ケース②矯正後の後戻り

矯正治療後は歯並びを維持するために、保定装置の装着が欠かせません。
装着せずに放置すると後戻りを引き起こす可能性が高まります。
また、以下のように歯周病の罹患や、加齢などが原因で後戻りを引き起こすこともあります。

保定装置の装着が不十分

治療後しばらくの間は、歯を支える骨がまだ固定されていない状態です。
保定装置を正しく使用しないと、歯が元の位置に戻ってしまいます。
歯科医師の指示に従い、きちんと装着する必要があります。

口呼吸や舌の癖などの習慣

口呼吸や舌で歯を押す癖、爪を噛む癖などのお口周りの悪い習慣は、歯並びに悪影響を及ぼします。
これらの習慣は、歯に強い力が加わり、少しずつ歯が動いてしまうのです。
また、無意識下で行われているので、自分で気づくのが難しい場合があります。

これらの習慣を直すのは簡単ではありません。歯科医師から指摘を受けた際は、素直に受け入れ改善を目指しましょう。

歯周病

歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)は、歯をしっかりと支え、歯並びを保つ役割があります。
しかし、歯周病が進行すると、この骨が溶けて失われてしまい、歯がぐらぐらして位置がずれてしまうのです。

加齢

歯槽骨は加齢とともに減少し、歯を支える力が弱まってしまいます。
すると、歯が少しずつ動いて位置がずれやすくなり、以前とは異なる歯並びになってしまうことがあります。

ケース③矯正治療の中断

矯正治療は長期間にわたる治療です。しかし、以下のような理由で途中で中断してしまうケースがあります。
矯正治療を途中で中断すると、後戻りを引き起こすことがあります。

・経済的な理由
・ライフスタイルの変化
・転居
・体調不良
・矯正治療に対するストレス

中断してしまうと治療期間が長くなったり、最悪の場合は歯並びと噛み合わせが大きく悪化したりする恐れがあります。
その結果、矯正治療からやり直さなければならなくなる可能性も。
治療を中断しないためにも、十分な事前準備が重要です。費用面や通院の負担、精神的なストレスなど、
どのようなリスクがあるのかを事前にしっかりと把握しておきましょう。

また、やむを得ず中断する場合は、歯科医師と相談しながら対応していくことが重要です。

後戻りは再治療できる

後戻り再治療 再矯正治療

過去に矯正治療で歯並びを整え、その後後戻りをした場合、「再矯正」という方法で再び歯並びを整えられます。
また、軽度の後戻りであれば、1回目よりも治療期間や費用を抑えられる可能性が高いです。
しかし、後戻りが進行していれば、1回目とほぼ同様の期間と費用がかかる場合もあります。
つまり、後戻りに気づいた段階で速やかに再矯正を行えば、短期間なおかつ低コストで対応できる可能性が高まります。
しかし、放置してしまえば治療が長期化し、費用もかさむリスクがあるということです。

美しい歯並びを維持するためには、定期的な検診で後戻りの有無を確認し、早い段階で適切に対処することが重要になります。

再矯正で起こり得るリスクに注意

虫歯 歯周病 再矯正のリスク

再矯正は、1回目よりも以下のリスクが伴う可能性があります。

・歯根吸収
・歯肉退縮
・虫歯・歯周病の進行

歯根吸収とは、歯の根っこが短くなってしまう状態のことです。
歯肉退縮は、歯ぐきが下がって歯の根元が露出した状態を指します。
再矯正をする際、歯根吸収や歯肉退縮が起きている場合は、再矯正が困難になることもあります。
また、矯正方法にはマウスピース矯正やワイヤー矯正などがありますが、
どの矯正方法を選択しても上記のリスクが発生する可能性があることを念頭に置いておきましょう。

再矯正で失敗しないためにも歯科医院選びは慎重に

再矯正治療は、時間とお金がかかります。
そのため「早く安く済ませたい」と、十分に検討せずに歯科医院を選んでしまうと、結果的に失敗につながるリスクがあります。
歯科医院を選ぶ際は、複数の歯科医院でカウンセリングを受けましょう。
また、単に「矯正をやっている」だけでなく、矯正治療専門の歯科医師がいるかどうかもチェックが必要です。
歯や骨の状態は個人差が大きいものです。
詳しい検査を受けられる設備が整っており、丁寧な説明を十分に行ってくれる歯科医院を選びましょう。

再矯正を防ぐ方法

矯正後リテーナー 後戻り防止

一度治療を終えた後、歯並びが悪化して再矯正を行うということは、費用や時間、苦労の面で非常にストレスがかかります。
そのため、なるべく再矯正を避けたいものです。ここでは、再矯正を防ぐ3つの方法を紹介します。

保定装置(リテーナー)を装着する

歯科医師の指示に従って保定装置を装着することが大切です。
理想は、矯正期間と同じくらいの期間プラス半年間は毎日装着することです。
その後も就寝時や週に数回程度、継続して使用することをおすすめします。
また、保定装置は長期間使用していると変形することもあるため、定期的に新しく作り替えることも重要です。

お口周りの悪い習慣をやめる

上記でも解説した通り、口呼吸や舌での歯を押す癖など悪い生活習慣が残っていると、
歯並びが後戻りするリスクが高まります。
矯正治療中からこうした習慣の改善に取り組むことが重要です。

定期的に歯科医院に受診する

矯正治療終了後も、医師による定期的な検診を受けることをおすすめします。
検診では、歯並びや噛み合わせの状態をチェックしてもらえます。
もし異常が見つかった場合も、早期に適切な対応ができるでしょう。

まとめ

再矯正治療 矯正後戻り

矯正治療後の後戻りが生じると、再治療になることがあります。
後戻りに気づいた際に早期に対処すれば、低コストで歯並びを元に戻せる可能性が高くなります。
しかし、再矯正には歯根吸収や歯肉退縮などのリスクもあるため、歯科医院選びは慎重に行う必要があります。
そして、再矯正を避けるためにも保定装置を正しく使用することが大切です。

当院は矯正治療専門の歯科医院です。過去に矯正治療を受けた方の再矯正にも対応しています。
カウンセリングを実施しています。「一度治療を終えた後、歯並びが戻ってしまった」といった相談も大歓迎です。
お気軽にご来院ください。

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