投稿日:2025.3.18
銀歯やクラウン、セラミックの被せ物やブリッジがあっても矯正できるの?
「歯列矯正を検討しているけれど、被せ物があっても大丈夫?」
「銀歯だらけでも歯列矯正は可能?」
歯列矯正を検討する際に、上記のように不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
被せ物やブリッジは歯の形や動きに関係し、矯正方法によっては特別な対応が求められる場合があります。
本記事では、被せ物やブリッジが歯列矯正に与える影響について詳しく解説します。
ワイヤーとマウスピースの矯正に分けて行う対処法や注意点も紹介するので、
被せ物が入っていて不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
被せ物やブリッジが歯列矯正に与える影響
被せ物やブリッジは、歯の見た目や機能を回復させるために用いられる治療方法です。
被せ物が装着された状態で歯列矯正を行う場合、矯正治療の進め方や結果に影響を与えることがあります。
ここからは、被せ物やブリッジが歯列矯正にどのような影響を及ぼすのかを詳しく解説します。
被せ物が与える影響
被せ物は矯正装置をつけるときに、以下の問題が起こることがあります。
・矯正装置がつきにくい
・歯が動きにくいことがある
天然の歯と比較すると、セラミックや金属の被せ物は矯正装置が付きにくい傾向にあり、
矯正用のブラケット(ワイヤーを支える装置)が取れやすくなることがあります。
また被せ物の中にある歯は削られているため、
その影響で健康な歯に比べて矯正治療で歯を動かすのが難しくなることがあるのです。
ブリッジが与える影響
失った歯の代わりに人工歯を入れ、両隣の歯を支えにして固定する方法です。
矯正治療をする際、次のような影響が出ることがあります。
・支えの歯が動きにくい
・矯正装置が接着しにくいことがある
ブリッジはつながっているため、1本ずつ動かすのが難しくなります。
特に長めのブリッジや金属製のものは、矯正装置をしっかり固定しにくい場合があります。
被せ物やブリッジがあっても歯列矯正はできる
被せ物やブリッジがあると、矯正治療に影響を与えることがありますが、
適切な対処をすれば矯正は可能になります。
ここからは、被せ物やブリッジがある場合の具体的な対処法について詳しく見ていきましょう。
被せ物への対処法
被せ物が入っている歯並びを矯正する場合、以下のような対処を行うことがあります。
・矯正装置が付きにくい場合は、専用の接着剤を使う
・必要に応じて被せ物を作り直し、矯正治療中に適した形へ変更する場合がある
・被せ物を作り直す場合は、矯正前に仮歯に交換して矯正を進める
ブリッジへの対処法
ブリッジで矯正治療を行う場合は、以下のような対処法をとるケースがあります。
・矯正治療のために一時的にブリッジを外すことがある
・外したら仮歯の状態で矯正治療を進める
・矯正後の歯並びに合わせて、新しいブリッジを作成する
被せ物やブリッジがある場合でも適切な対処をすれば、歯列矯正を行えるのです。
【歯列矯正の種類別】被せ物がある歯並びの治し方
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正では、それぞれ適した対処法があり、治療の進め方も異なります。
こちらでは矯正の種類ごとに、被せ物がある歯並びをどのように直していくのかを解説します。
ワイヤー矯正で被せ物がある歯並びを直す場合
ワイヤー矯正は「ブラケット」と呼ばれる装置を歯の表面に取り付け、
細いワイヤーを通して歯を動かしていく治療法です。
被せ物があると「ブラケットはちゃんと装着できるのか?」と心配になるかもしれません。
ただし矯正用の特殊な接着剤を使えば、セラミックや金属の被せ物があっても問題なくブラケットを固定できます。
万が一ブラケットが外れてしまっても、歯科医院に来院すればすぐに取り付けてもらえます。
一方で被せ物を仮歯に変えて矯正治療を進め、矯正後に新しい被せ物を入れることもあります。
マウスピース型矯正で被せ物がある歯を直す場合
マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って、歯並びや噛み合わせを整える方法です。
まずは歯型を取り、治療計画に基づいて専用のマウスピースを作成します。
マウスピースを決められた時間のあいだに装着し、定期的に新しいものに交換していく仕組みです。
装置は透明な素材になるため、矯正中でも目立ちにくいのがメリットです。
マウスピース型矯正は、歯全体を覆うタイプの装置のため、被せ物があっても問題なく使用できます。
さらにプラスチックでできているため、装置が被せ物の表面を傷つけるリスクも低い傾向です。
ただし、歯並びの状態によってはワイヤー矯正の方が適している場合もあります。
どの方法が自分に合っているか、カウンセリング・精密検査を通し医師と相談して決めることが大切です。
被せ物がある歯を矯正する際の注意点
被せ物がある状態で歯列矯正を行う場合、いくつかの注意点があります。
ここからは、被せ物がある歯を矯正する際に特に気をつけるべきポイントについて詳しく紹介します。
被せ物にかかる力に耐えられるかを考慮する
歯列矯正を行う際、被せ物にかかる力に耐えられるかを考慮することが大切です。
被せ物は天然の歯と比べて硬さや形が異なり強い力がかかると、
被せ物が割れたり外れたりするリスクがあるからです。
特に歯を大きく動かす場合は、被せ物の強度や耐久性に影響が出ることがあるので注意する必要があります。
被せ物の適合性が悪くなることがある
被せ物は歯にぴったり合うように作られているため、
歯列矯正によって歯が動くと、適合が悪くなることがあります。
その場合、被せ物の調整や交換が必要になることもあります。
矯正治療を始める前に、被せ物の状態を確認し、必要に応じて治療中に調整を行うことが大切です。
ワイヤー矯正では適切な接着が得られないことがある
被せ物がある場合は、矯正装置の選択に注意する必要があります。
ワイヤー矯正だと、被せ物の表面にブラケットの適切な接着が得られないケースがあるのです。
その場合は、矯正前に被せ物を仮歯に交換して治療を進めてから、矯正終了後に新しい被せ物をセットします。
ブリッジの場合は除去することが一般的
ブリッジを入れている場合は矯正を始める前に、ブリッジを一時的に取り外すか、
橋渡し部分を切り離すことが一般的です。
ブリッジを取り外すことでできたスペースを、歯を動かすために使えることもありますので、
ブリッジの扱いについては歯科医師にしっかり確認をとっておきましょう。
矯正治療を進める際、通常はブリッジを外す必要がありますが、
ブリッジの位置によっては外さずにそのままで治療を進められる場合もあります。
被せ物を矯正する際に考慮しておきたいこと
被せ物がある場合の歯列矯正は、慎重な計画とケアが必要です。
ここからは被せ物が入っている歯を矯正する際に、考慮しておきたいポイントを詳しく解説していきます。
治療計画を入念にしておく必要がある
被せ物がある場合の矯正治療では、治療前にしっかりとした診断が必要です。
矯正治療を始める前に、被せ物の状態を詳しくチェックし、矯正力がどのように働くかを予測します。
場合によっては被せ物を調整したり、交換したりすることで、治療効果を最大限に引き出すことができます。
メンテナンスや清掃を丁寧に行う
被せ物の周りは、歯垢や食べ物がたまりやすいため、矯正治療中は特に口の中のケアが大切です。
被せ物があると矯正装置の掃除が難しくなることがあるので、細かい注意が必要です。
定期的に歯科医院を訪れて、適切なメンテナンスを受けることで、
被せ物の状態を良好に保ちながら矯正治療を進めることができます。
まとめ
今回は、被せ物を入れている歯の矯正治療について解説しました。
被せ物やブリッジがある場合、歯列矯正にはいくつかの注意点があります。
矯正治療を始める前に、被せ物やブリッジの状態を詳細に評価し、必要に応じて調整や交換を行います。
被せ物は装置が付きにくかったり、歯の移動が難しくなったりすることがあるため、
適切な対処法を採ることが大切です。
ワイヤー矯正やマウスピース型矯正を選ぶ際は、
カウンセリング・精密検査を行った上で医師と相談し自分に合った方法を選びましょう。
被せ物やブリッジを入れていて歯列矯正に関するお悩みや疑問がある場合は、ぜひ当院までご相談ください。
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