「Eラインって何?」
「矯正治療で本当に変わるの?」
そのような疑問をお持ちではありませんか?
Eラインとは、鼻の先端と顎の先端を結んだラインのこと。このラインに唇が触れずに収まっている状態が美しい横顔の条件と言われています。
もし、Eラインが気になるなら矯正治療が解決策の一つかもしれません。本コラムでは、Eラインを改善するための矯正治療の方法、治療期間や費用について解説します。
Eラインとは、顔を横から見たときに鼻の先端と顎の先端を結んだラインのこと。「エステティックライン」とも呼ばれており、口元や横顔の美しさを判断する指標の一つとして用いられています。
理想的なEラインは、唇がEラインの内側に入っているか軽く触れる程度。人差し指を鼻先と顎先にまっすぐ当てて、唇が指に触れないかどうかで簡単にチェックできます。
美しい横顔の決め手となるEライン。しかし、歯並びによってはEラインが崩れてしまうこともあります。Eラインを崩しやすい歯並びは、主に以下の3つが挙げられます。
これらの歯並びは、「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれ、見た目の問題だけでなく、噛み合わせにも悪影響を及ぼします。それにより、発音が不明瞭になったり、顎の関節に負担がかかって痛みが出たりすることも珍しくありません。
矯正治療では、歯の位置や角度を調整することで口元の突出感や後退感を改善し、Eラインを整えることが可能です。
たとえば、出っ歯で悩んでいる方は、矯正治療で歯を後ろに動かすことで口元が引っ込み、Eラインがきれいになることがあります。
逆に、受け口の方は、下顎を後ろに下げることでバランスの取れたEラインに近づけられます。
しかし、Eラインはアメリカの矯正歯科医が提唱したもので、欧米人の骨格を基準に考えられたもの。鼻が高い欧米人とは顔の構造が違う私たち日本人には、少し合わない部分もあります。
さらにEラインはあくまで目安の一つ。骨格や顔のバランス、唇の厚さなどによって理想的なEラインは人それぞれ違います。
Eラインにとらわれすぎることなく、ご自身の顔の特徴を理解することが大切です。とはいえ、矯正治療によってEラインを改善できる可能性は十分にあるので、もしEラインが気になる場合は、矯正歯科医に相談して、ご自身の状態に合った治療法や実現可能なEラインについて聞いてみましょう。
Eラインを整えるためには、まずは歯科医院でしっかりと検査を受けることです。検査の結果に基づいて、あなたに合った治療計画を立案してくれます。ここでは、Eラインを整えるための効率的な矯正治療について紹介します。
矯正治療をはじめる前に、どのような検査を行うのかご存じですか?Eラインを整える歯列矯正では、以下のような一連の精密検査が行われます。
そのなかでも、セファログラムはとても重要な検査です。これは、規格化された撮影方法で、横向きの頭部のレントゲン写真を撮影します。
この写真から「顎の骨の大きさや位置関係」「歯の傾きや生え方」そして「顔全体のバランス」などを知ることが可能です。
たとえば、Eラインで見てみると、
などが分かります。
これらの情報を分析することで歯並びや噛み合わせの問題点を明確にし、どの歯をどのように動かすのか、矯正装置は何を使うのか、治療期間はどれくらいかかるのかなど、Eラインなど横顔のバランスも考慮した治療計画を立てます。
さらに、治療計画を立てる際は、矯正治療後の歯並びや顔の変化を予測することも可能です。
Eラインを改善するための矯正治療では、場合によっては抜歯が必要になることがあります。
歯並びの乱れが軽度であれば、歯の傾きや並びを調整するだけでEラインを改善できる可能性があります。
しかし、歯や顎の大きさによって歯を並べるスペースが不足している場合は、歯が前に押し出されて口元が出てしまい、Eラインが崩れてしまうことも多いです。このようなケースでは、抜歯が必要となります。
抜歯を行うことで歯がきれいに並ぶスペースを確保でき、口元を引っ込めてEラインを整えられます。
「健康な歯を抜きたくない」と抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、矯正治療においては、長期的視点で見たときに抜歯によって得られるメリットが大きい場合があります。
歯科矯正用アンカースクリューとは、直径1〜2mmほどのチタン製の小さなネジのこと。歯を支える骨に直接固定することで、歯を動かす際の支点として機能します。
従来の矯正治療では、歯を大きく動かす際に、「ヘッドギア」と呼ばれる頭にかぶる装置や外科手術が必要な場合がありました。
しかし、歯科矯正用アンカースクリューを用いることで、ヘッドギアや手術が必要だったケースでも矯正装置だけで治療できるようになったのです。
さらに、歯科矯正用アンカースクリューは、動かしたい歯だけをピンポイントに動かせるため、従来のように歯と歯で引っ張り合う必要がなく、動かしたい歯だけを動かせるメリットもあります。
そのため、たとえば出っ歯の治療の場合、歯科矯正用アンカースクリューを固定源として歯を効率的に後ろに動かすことができるため、治療期間の短縮も期待できるのです。
外科矯正とは、歯列矯正と顎の骨を切る手術を組み合わせた治療法のこと。矯正治療だけでは解決できないような、顎の骨格に問題がある場合に有効な方法です。
一般的な外科矯正では、まず歯列矯正で歯並びを整えてから、顎の骨を切る手術を行い、その後再び歯列矯正で噛み合わせを調整します。
当院では、最初に外科矯正を先に行う「サージェリーファースト」を実施しています。
サージェリーファーストは、従来の方法よりも治療期間が短く、矯正装置をつけている期間が短くて済むのがメリット。また、最初に手術を行うため、顔立ちの変化を早く実感できます。
もちろん、外科矯正は手術を伴うため、身体への負担や費用、治療期間なども考慮する必要があります。
一般的に矯正治療は、歯を動かす「矯正期間」と動かした歯を安定させる「保定期間」の2つに分かれています。
歯の矯正治療にかかる期間は、個人差が大きく、平均的には1~3年程度です。しかし、歯並びや噛み合わせの状態、骨格、年齢、治療方法などによって治療期間は大きく変わります。
治療期間が長くなるケースとしては、重度の症例や顎の骨の形に問題があるなどが挙げられます。これらの場合は、歯を動かすのに時間がかかるため、治療期間が長くなるのです。
一方で、比較的短期間で治療が終わるケースもあります。歯並びの乱れが軽度~中等度の場合や成長期の若い方は、歯が動きやすいので治療期間が短縮されることがあります。また、一般的に女性のほうが男性よりも歯が動きやすいです。
矯正装置の種類によっても治療期間は異なり、マウスピース矯正よりもワイヤー矯正のほうが歯を早く動かせます。
そのほかにも治療期間に影響する要因としては、歯周病の状態、患者さんの協力度などがあります。
矯正治療で歯をきれいに並べても、すぐに元の位置に戻ってしまうことがあります。これを防ぐために、保定期間というものが設けられます。
保定期間とは、歯が新しい位置にしっかりと定着するまで、「保定装置(リテーナー)」と呼ばれる装置を使って歯を固定する期間のことです。保定装置には、歯に固定する固定式と取り外しができる取り外し式の2種類があります。
保定装置をつける期間は、通常は矯正治療と同様の2〜3年が目安です。最初のうちは歯磨きと食事のとき以外は常に装着します。その後は、少しずつ装着時間を短くしていくのが一般的です。歯科医師の指示をしっかりと守り、保定装置を正しく使用しましょう。
Eラインの治療費用は、治療方法、治療期間、使用する素材、クリニックなどによって大きく異なります。
一般的な相場としては、以下の通りです。
ただし、これはあくまでも一般的な相場であり、実際にかかる費用は大きく異なる場合があります。具体的な金額をお伝えするためには、精密検査を受ける必要があります。
「Eライン」という言葉、よく耳にするようになりましたね。しかし、このEラインは、欧米人の顔のバランスを基準にしたもので、必ずしも日本人全員に当てはまるものではありません。
日本人は欧米人に比べて顔の骨格が少し異なるため、Eラインが崩れていても必ずしも見た目が悪いとは限りません。
しかし、Eラインが崩れていることで歯並びが悪くなったり、口が閉じにくくなったり発音がしにくくなったりと、日常生活に支障が出る場合があります。
新宿歯科・矯正歯科では、顔のバランスやお悩みをじっくりと伺い、適切な治療計画を立てます。また、先進的なデジタル設備を使って、治療後のシミュレーションを行い、治療後の歯並びを確認することも可能です。
当院では随時矯正相談を受け付けています。「Eラインが気になるけど、どうすればいいの?」とお悩みの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。患者様の率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。
NPO法人 日本⻭科医療評価機構の調査結果は以下バナーよりご確認ください。
※日本⻭科医療評価機構とは日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。