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ブログ

投稿日:2023.2.22

上顎前突(出っ歯)を治したい方へ

みなさま、こんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は当院でもっともお悩みの多い「上顎前突(出っ歯)を治したい方へ」をテーマに、
上顎前突とは何か、放置するリスクや治療方法などについてお話をさせて頂きます!(^^)!
同じお悩みをもっていらっしゃる方がいらしたら、是非見てくださいね!

上顎前突とは?

deppa

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、前歯が前方に突き出た状態のことを指します。
いわゆる「出っ歯」と呼ばれており、見た目やお口の健康にさまざまな悪影響を与えます。

上顎前突の方は、

・口元が出ているのでコンプレックスを抱えやすい
・口が閉じずらく、乾いて虫歯や歯周病になりやすい
・顎の下に梅干しジワができる

などのお悩みを抱えている方が多いです。
ではなぜ、このような歯並びになってしまうのでしょうか?

上顎前突の原因

出っ歯になる原因は癖や遺伝など主に4つあるといわれています。
人によっては無意識にしている癖もあるのではないでしょうか。

舌で歯を押す

舌で前歯を押し出す動作を習慣的におこなっていると、徐々に出っ歯になることがあります。
ですがほとんどの方が自分では気がつかず、いつの間にか癖になっている場合が多く、他人に指摘してもらえることもなかなかありません。
もし歯医者さんから指摘があった場合は、意識して直すことが大切です!!!

指しゃぶりや爪を噛む

幼少期に爪を噛んだり指をしゃぶったりすることで、歯が押されて出っ歯になるケースもあります。

子どもの頃からの癖

口呼吸など子どもの頃からの癖が原因で出っ歯になることもあります。
無意識に舌で歯を押してしまったり、唇の力が弱くなることで
あごの成長や噛み合わせに影響をあたえたりすることが考えられます。

遺伝

出っ歯は遺伝が原因のケースも考えられます。
具体的には、上の前歯が前方に位置する状態や、上下の顎のバランスの悪さ(上のあごの骨が成長しすぎたり、下のあごの骨だけ成長が不足していたりすること)などです。
また、上の歯のサイズが大きいことで、結果的に出っ歯になってしまうこともあります。

上顎前突を放置するリスク

上顎前突を放置すると以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • 見た目にコンプレックスを持ちやすい
  • 奥歯の喪失や顎関節症になるリスクが高まる
  • 虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 転倒による前歯が破折するリスクが高まる
見た目にコンプレックスを持ちやすい

出っ歯の口のイラスト

上顎前突は前歯が前方に突出していることから、見た目にコンプレックスを持ちやすい傾向にあります。
なぜなら、口元の印象は、顔の印象にもつながるからです。

たとえば、マスクを着用しているときとマスクを外しているときでは、顔の印象が違ったという体験をした方も多いでしょう。
顔の印象を決める際は、口元が非常に重要であることがわかります。
そのため、見た目の改善を目的として、上顎前突を治したいと思う方が多いです。

奥歯の喪失や顎関節症にるリスクが高まる

出っ歯

上顎前突の方は、上下の前歯で食べ物を噛みちぎるのが困難になるため、奥歯の使用頻度が高くなります。
その結果、寿命が短くなり喪失するリスクが高くなってしまうのです。

奥歯を失ったまま放置すると、噛み合わせのバランスが乱れ、本来の顎の位置が分からなくなってしまうこともあります。
それにより、顎関節など痛みを伴う「顎関節症」になる可能性が高くなります。
症状が悪化すると喋りにくくなったり、食事も摂取できないような状況になる可能性もあります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

夜寝ている人のイラスト

上顎の前歯が邪魔になって唇を閉じることが難しい場合は、日中は閉じることができても、就寝中無意識に唇が開いてしまうことがあります。
それにより、お口の中が乾燥すると虫歯や歯周病のリスクが高まったり、口臭が発生したり、歯に着色がついたりと、さまざまな問題が生じます。

また、お口の中の健康だけでなく、のどに炎症を起こしたり風邪を引きやすくなったりすることも。唇を閉じた際、顎の先(オトガイ部)に緊張が見られ、梅干しシワができる方は要注意です。

転倒による前歯が破折するリスクが高まる

転ぶ男の子のイラスト

上顎前突の方とそうでない方と比較すると、転倒による前歯の破折は上顎前突の方のほうが50%高いことがわかっています。
歯が破折した場合は、歯折した範囲が狭ければプラスチックで修復が可能です。
しかし、範囲が広く神経までダメージが加わると、神経を抜く治療や歯を抜く処置が必要になる可能性もあります。

どのように上顎前突を治すの?

出っ歯

上顎前突を治す方法は、歯列矯正が一般的です。
歯列矯正にはワイヤー矯正とマウスピース矯正がありますが、抜歯をして大きく口元下げたい、という場合には
ワイヤー矯正の方がマウスピース矯正よりもリスクが少なく早く治療を終えることができるためおすすめです。

ここでは、どのように上顎前突を治すのか治療過程を紹介します。

①半年かけて歯をきれいに並べる

上顎前突の治療は、まずは3~6ヶ月程度かけてしっかり歯を綺麗に並べることから始まります。
その際、前歯の突出が悪化することがあります。これは歯の移動を考慮した動かし方で、仕上がりを良くするために行うことが多いです。

歯茎から上の部分を「歯冠(しかん)」骨の中に埋まっている部分を「歯根(しこん)」と呼びます。
歯根は骨の中にあるため、歯冠に比べて動きが緩やかで移動速度には時差が生じます。
歯並びを綺麗にすることは重要ですが、「ナソラビアルアングル*」を綺麗にするためには、まずは歯冠部分を動かし、歯根を移動させます。
その結果、より良い仕上がりにすることができるのです。

*ナソラビアルアングルとは

鼻と上唇の角度のことです。100~110°が理想的な数値と言われており、直角に近いほど出っ歯を示します。

②半年~1.5年程度かけて口元の突出を改善

つぎに、前方の歯を後方に移動させます。上顎前突では、歯を並べるスペースが不足している場合、確保するために症例により抜歯することがあります。
抜歯の有無によって口元の突出が改善されるまでの期間は異なりますが、目安は半年~1年半程度です。

③半年~1年かけて歯並びと噛み合わせの微調整

最後に前歯の歯並びと奥歯の噛み合わせの微調整を行い、矯正治療が完了します。
目安の期間は半年~1年程度です。

保定装置

矯正治療終了後は、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を使用します。
①~③までの治療過程を踏むと、上顎前突の治療期間は1~2年半程かかる計算になります。

まとめ

予約

上顎前突は見た目だけでなく、虫歯や歯周病、奥歯の喪失などさまざまなリスクがあります。
上顎前突を治すには、歯列矯正が必要です。
当院では無料相談を行っています。
上顎前突(出っ歯)でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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