投稿日:2022.8.9
歯列矯正に年齢制限はある?年齢に伴う5つのリスクと歯並びを治すメリット
こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です!
ありがたいことにカウンセリングには、幅広い年齢の方が男女問わずご来院頂いております。
最近、特に多い質問の一つに「歯列矯正は何歳まで受けられるのか?」というものがあります。
患者さまの中には「この年齢で始めるのが遅いのか」と悩んでいる方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、歯列矯正の年齢制限とどのようなリスクがあるのか、歯並びを治すメリットについて詳しくお話しします。
目次
歯列矯正に年齢制限はない
歯列矯正は子どもが行うものと認識されている方も多く、大人になってからは「遅い」や「今さら…」と感じる方もいるようです。
そのため、カウンセリングでは「年齢制限はあるのか?」という質問がよく挙げられます。
この質問に対する答えは「いいえ」です。歯列矯正は年齢制限がなく、基本的には何歳からでも始めることが可能です。
ですが、歯を支えるための歯槽骨が健康でないと歯を動かすことができません。
たとえば、歯周病などで歯を支える骨が少ない場合は、歯列矯正を進めることが困難になることがあります。
仮に治療ができたとしても歯周病が進行し、歯の揺れが大きくなったり、歯が不安定になることも。
そのため、まず精密検査で口腔内の健康状態を詳細に把握します。検査結果をもとに適切な診断と治療計画を立案すれば、年齢に関わらず始められます。
もし歯周病が見つかっても歯周病治療を行い、症状が落ち着けば歯列矯正に臨める可能性もあります。
しかし、年齢を重ねるごとに歯周病などのリスクが高まることを考慮すると、早期に歯列矯正を開始することが望ましい場合もあります。
年齢を重ねてからの歯列矯正は以下のリスクに注意
歯列矯正は年齢を重ねるにつれて、以下のようなリスクを伴う可能性が高まります。
歯肉退縮
歯肉退縮は歯茎が下がり、歯の根元部分が露出することです。これにより、歯の揺れや冷たいものを食べた際にしみるといった知覚過敏が生じることがあります。
歯列矯正で歯を動かす際、歯だけでなく歯茎にも力が加わるため、歯茎が下がる可能性があります。
特に年齢を重ねた場合、歯肉退縮が進行しやすい傾向にあります。
ブラックトライアングル
ブラックトライアングルとは、歯と歯茎の間に形成される三角形の空間のことです。
歯肉退縮が進むと生じてしまうことがあります。特にもともと歯と歯茎の間に隙間がある方は、目立ちやすくなることも。
隙間が大きくなると見た目の問題だけでなく、食べかすやプラークが蓄積しやすくなり、歯周病のリスクを高める可能性があります。
歯の移動の制限がある
歯列矯正は歯を支える骨の「リモデリング」という過程を通じて歯を動かします。
リモデリングとは歯を支える骨を壊し、再形成する作用のことです。
しかし、年齢と共に代謝が低下し、リモデリングしづらくなる傾向があります。
そのため未成年者や成人を迎えた方と比べて、歯を移動させるのに時間がかかる場合があり、矯正期間が長くなる場合もあります。
ただ、これは一般的な傾向に過ぎず、すべての人に当てはまるわけではありません。
とはいえ、年齢による歯の移動の制限があることを理解し、精密検査を行いお口の状態を把握することが必須です。また、歯科医師とコミュニケーションをとって自分に合った治療計画を選択しましょう。
※当院の歯列矯正の流れや内容についてはこちらをご参照ください。
歯周病が進行するリスク
年齢が上がるにつれて歯周病のリスクは高まります。歯周病とは、歯茎に炎症を起こし、歯を支える骨が少なくなってしまう感染症です。
進行すると歯がグラグラ揺れたり、抜けたりすることがあります。
歯周病が進行している場合、歯を支える骨が弱くなっているため、歯の移動が難しくなる可能性があります。
また、矯正装置を装着すると口腔衛生の維持が難しくなり、症状が悪化するリスクもゼロではありません。
治療を始める前に歯周病に罹患しているかどうかを確認し、歯周病に罹患している場合は矯正前に歯周病治療が必要です。
歯根吸収
歯根吸収とは、歯の根っこが短くなるという現象です。歯列矯正の成功に支障をきたすことはありませんが、稀に短くなりすぎて歯の寿命に影響を及ぼす場合があります。
歯根吸収のリスクは完全には避けられません。定期的に観察し、必要に応じて治療計画を調整する必要があります。
歯列矯正をするメリット
年齢を重ねてからの歯列矯正は、歯周病の進行や歯の移動制限が生じるリスクもありますが、それ以上に見た目が整う、お口の健康を維持できるなど、さまざまなメリットがあります。
見た目がキレイに整う
歯列矯正を受けることで歯並びが整うと、顔のバランスも改善されます。コンプレックスの解消につながると、自信を持って笑顔を見せることができるようになるでしょう。
人は笑顔に魅力を感じ、その人との関わりを好む傾向があります。面接や初対面の相手に好印象を与えられます。
歯の健康維持がしやすくなる
歯が重なっている場合や歯列から飛び出している場合は、歯ブラシが十分に届かず虫歯や歯周病のリスクが高まります。
そして現在は30代の5人に1人が歯周病になっていると言われています。歯周病は歯を失う主な原因の一つです。また、それだけでなく糖尿病の悪化や心疾患のリスク向上など全身の健康にも影響します。
歯列矯正で噛み合わせが整うと歯磨きが格段にしやすくなり、歯周病や虫歯の原因となる歯垢を効率よく落とせます。その結果、歯の健康を維持することにつながります。
生活の質の向上
噛み合わせの問題が改善されると、食べ物を噛む能力が向上します。
食材本来の味わいをより深く感じ取り、食事の楽しみが増えます。
さらに、整った歯並びは、明瞭な発音を可能にし、特にサ行やタ行のように発音が難しい音も改善されます。
これらの変化は、ただ食事や会話が楽になるだけでなく、生活の質の向上も期待できるでしょう。
将来の治療費の節約
歯列矯正は「高い」と感じる方も多いです。
しかし、噛み合わせと歯並びが整うと、将来的に発生する可能性のある虫歯や歯周病に対する治療費を節約することができます。
歯列矯正を受けたいと思ったら?
まず歯列矯正専門の歯科医院に相談しましょう。
歯列矯正は、歯科医師の技術と知識が求められます。適切な治療を受けるためには、経験豊富な矯正歯科医を選ぶことが重要です。
治療を始める前は、歯科医師とじっくり話し合い、治療方法、期間や費用などについて詳細に理解することが大切です。
また、治療中は定期的な通院が必要となりますので、通院のしやすさも考慮して歯科医院を選ぶことをおすすめします。
まとめ
年齢を重ねても美しい笑顔や健康的な歯並びへの願望は変わりません。
歯列矯正は年齢制限がないため、歯と歯茎が健康であれば何歳からでも始められます。
当院では、40代・50代から開始される方も多くいらっしゃいます。
もし自分の歯並びに関して何か気になる点がある、または歯の健康に不安を感じている場合は、歯列矯正を検討してみるのもよいでしょう。
ただ、年齢に伴うリスクもあるため、その点はよく理解しておくことが大切です。
当院では無料カウンセリングを実施しています。歯並びの悩みや治療に対するリスクの不安に寄り添い、希望や生活スタイルに合った治療計画を提案いたします。
「歯並びを治すのは今からでも遅くない?」と疑問に感じている方や「歯周病だけど、歯列矯正できる?」といった不安も持っている方もどうぞお気軽にご相談ください。
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