投稿日:2023.3.28
部分矯正でも矯正できる?
皆様、こんにちは🌸
新宿歯科・矯正歯科です!
矯正治療をしたいけど、気になっているこの部分だけ治したい、
費用や期間を抑えて矯正したいという方は多いのではないでしょうか。
そのような方は、口腔内の状態によって、部分矯正を選ぶと良いかもしれません。
部分矯正は、基本的に前歯の12本の畑を動かして矯正する方法です。
しかし、適応症例に限りがあり、状態によっては適応範囲外となることもあります。
部分矯正をご希望で、自分の口腔内が部分矯正の適用範囲かどうか知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
部分矯正の適応範囲やメリット、治療方法について解説します。
目次
部分矯正の適応症例は?
部分矯正の適応症例は?
部分矯正は前歯だけを動かし治療する方法のため、適応症例が限られます。
部分矯正に向いている歯並びは以下です。
軽度の叢生
叢生とは顎に対して歯が大きく、歯が重なり合っているような歯並びのことを指します。
矯正歯科を訪れる日本人の80%が、この叢生に悩んでいるといわれています。
少しだけ歯が重なり合ったものから、半分以上が重なり隙間がないものまで、重症度に多くの段階があります。
部分矯正では、前歯の範囲だけ動かして歯を並べるため、重度の叢生だと歯がきれいに並びきらない可能性があります。
部分矯正は、歯が少しだけ重なっている軽度の症例に向いている治療法です。
軽度な前歯の捻転歯
捻転歯とは、歯がきれいに並びきらず、斜めになった状態ではえているものを指します。
捻転歯も、軽度のものであれば部分矯正の適応症例となります。
翼状捻転
捻転歯の一種で、中心から2番目の歯が羽の形のように、両方斜めになっているものを翼状捻転と呼びます。
翼状捻転も軽度のものであれば、部分矯正の適応範囲となります。
歯性の上顎前突
上顎前突とは、上の歯が出ている出っ歯の状態のことを指します。
上顎前突は、顎の骨に問題があるものと、歯のみに問題があるものに分けられます。
基本的にマウスピース矯正やワイヤー矯正で治せる上顎前突は歯性の上顎前突に限られます。
その中でも特に部分矯正で治せるものは、歯性の中でも特に軽いものとなります。
空隙歯列
空隙歯列とは、顎に対して歯が小さく、歯と歯の隙間が空いてしまうものを指します。
特に、真ん中の2本の歯の間が空いているものを正中離開といいます。
部分矯正は空隙歯列の、特に正中離開のような症例に効果を発揮します。
後戻り
矯正治療を行った後に、何らかの理由で歯列が再び乱れてしまうことがあります。
この状態を後戻りといいます。
後戻りには程度があり、元の歯列のように大きく乱れてしまうものから、軽度な乱れまで、さまざまなものがあります。
前歯に起きた軽度の後戻りに部分矯正は効果を発揮します。
部分矯正の特徴
部分矯正には全体矯正とは違う、いくつかの特徴があります。
奥歯は動かさない
部分矯正の場合、奥歯の位置は固定されていて前歯のスペースでだけ歯を動かすことになります。
マウスピース矯正の場合は、奥歯の位置が固定されたマウスピースを使用します。
ワイヤー矯正の場合は前歯のみに装置をつけて矯正治療を行います。
期間、価格について
部分的な矯正治療を行うため、期間や価格が全体矯正に比べて抑えられる傾向にあります。
部分矯正のメリット
適応症例が限られる部分矯正ですが、適応症例とされた方にはさまざまなメリットがあります。
前歯のちょっと気になる部分を改善できる
前歯のちょっとした歯並びの悪さを直したいけど、価格や時間をかけたくないという方には部分矯正がおすすめです。
その手軽さから、ちょっとした歯並びの悪さは気になるけど、矯正装置をつける負担の方が大きく、矯正を諦めていた方にとっては、とても良い矯正方法といえるでしょう。
期間を短縮できる
全体矯正を行うと3年以上の期間がかかることもありますが、部分矯正でかかる期間は短く、3ヶ月~6ヶ月程度で終わる場合が多いです。
この日までに治したいなど、ライフイベントを控えている方にとってはメリットの多い矯正方法といえるでしょう。
費用を抑えられる
部分矯正は全体矯正より価格が安価に抑えられる傾向にあります。
また矯正治療は自由診療のため、各医院が価格を自由に決定しますが、全体的な目安というものはあります。
全体的に、全体矯正比べて2/3以下の価格に抑えている歯科医院が多いです。
部分矯正でも全体矯正とは変わらず、3種類あります。
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部分矯正のデメリット
部分矯正にもデメリットがあります。
メリットとともにデメリットを把握して、自分に合った矯正方法を選ぶようにしましょう。
適応症例は軽度なものに限られる
部分矯正は前歯の範囲だけで歯を動かすため、適応症例が軽度なものに限られます。
軽度の叢生、軽度の上顎前突などがその範囲です。
中等度~重度の症例に関しては、前歯を動かすだけでは治療が難しいことが多いため、適応範囲外となります。
また、骨格性のものも範囲外です。
噛み合わせを動かすことができない
前歯の範囲だけで歯並びを治すため、もし噛み合わせに問題があり、歯並び全体を整えなければならない場合は適応範囲外となります。
噛み合わせに問題がある場合は、奥歯も含めてきちんと治療し。お口の中全体として歯並びや噛み合わせを整える必要があります。
歯を削る可能性がある
前歯の範囲だけで治療をするとなると、スペースが足りなくなりがちです。
そのような時は、歯の左右を削ってスペースを作って歯を動かします。
切削量は少ないため、痛みやしみなどが出る可能性は少ないです。
しかし歯を削るよりは、全体矯正の中で抜歯して歯列を整えた方が良いというケースもあるため注意が必要です。
無理に選択すると後戻りなどのリスクがある
部分矯正はあくまで前歯のみの範囲で歯を動かし、見た目を整えるための治療法です。
そのため、全体矯正の方が向いているのに無理に部分矯正を選択してしまうと、治療の成果が出ない、後戻りの原因になることがあります。
部分矯正ができる治療法
部分矯正では、マウスピース矯正、表側矯正、裏側矯正の3つがあります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正の部分矯正では、奥歯が固定されたマウスピースを使用し、マウスピースを交換しながら歯を動かします。
部分矯正の場合は、枚数制限が設けられているメーカーもあります。
マウスピース矯正は、ワイヤーに比べて審美面のメリットが大きく、全体矯正であっても比較的手軽に行いやすいというメリットがありました。
マウスピース矯正の部分矯正を選ぶことで、さらに治療に踏み出しやすくなり、軽度の歯列不正の方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
表側矯正
治したい前歯にだけワイヤーをつけて、部分的に矯正する方法です。
ワイヤー矯正の表側矯正は、笑った時などに装置が見えてしまうため、審美面のデメリットが比較的大きいのが特徴です。
裏側矯正
表側矯正の審美的なデメリットを解消するために生まれたのが裏側矯正です。
裏側矯正を行うさいは全体矯正が主ですが、部分矯正を行うことも可能です。
まとめ
部分矯正は、気軽に直したい、ライフイベントを控えているというような方にはとてもメリットの多い治療法です。
しかし、無理に部分矯正を選択すると、デメリットとなることもあるので注意しましょう。
ご自分の口腔内が適応症例かどうか、歯科医師と良く相談し、よく見極めて治療を選択するようにしましょう。
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